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2001/07/25 |
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Car Designer

カーデザイナーになりませんか?
Art Center College of Design (Vol.1) 
雑誌に載っているコンセプトカーを眺めていたら「いいよなー、車のデザインで飯喰っている人がいるのか」、と何時の間にか呟いていた。自分のデザインが New Beetle 等に育ち、ヒット商品になる。楽しそうな仕事だ。すると頭の中にハテナマークが。弁護士になるにはロー・スクール、医者になるにはメディカル・スクールがある。カーデザイナーはどこで育つ?これは面白い記事になると思い調査を手掛けた。すると世界的な評判を誇り、卒業生が信じられないほど活躍している Art Center がロス郊外にあることが判明。一本の記事では納まらないほど面白い内容なので数本に分けてお届けする事にした。
今回はこの大学と、カーデザイナーが専攻するトランスポーテーション(乗り物)デザイン学部を紹介する。授業にお邪魔したり、講師や生徒インタビューを行えるので、次回からもっと踏み込んだ内容をお届けできる。また、昨年までピニンファリーナでチーフ・デザイナーを勤めていた学部長からもお話を聞かせて頂けるので、お楽しみに。 Art Center を出発点とした連載記事の旅。どんな展開になるであろうか。
 文:小川 武
写真:* Steven A. Heller、Art Center College of Design
** 小川 武
取材協力:Art Center College of Design
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小川 武
[VividCar 特派員]
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| そろそろ買換時期がやってきた愛車・・・M3 Convertilbe を試乗して「これだ!」、と思ったがちょっと高いかな? Boxster S も良いらしいが、ゴルフバッグが入らないし・・・あと 10 年ぐらいセブンと付き合うかな? |
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ギャラリーは、学生作品の展示広場。
プロレベルの仕上がりに見える(*)
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調べてみると
ロゴではフェデラル・エキスプレス、 1984 年夏季五輪やペプシのデザイン、映画では「アルマゲドン」の監督、「フォレスト・ガンプ」の撮影監督、ミュージック・ビデオでは REM や U2 等の製作と Art Center 卒業生の活躍ぶりはすごい。これを車だけに絞るととんでもない。 Audi TT、 Porsche Boxster、 New Beetle、 New Thunderbird、 Ferrari Rossa、 BMW X5 や Mazda Miata(ユーノスロードスター)。全てここの卒業生がデザインした車である。そして全世界のカーデザイナーの約 50 % は、同校の卒業生と推定されている。想像し難い。
身の回りにある家具・商品のデザインもここの卒業生が手掛けた物が多く、驚かされる。例えば、Herman Miller の Aeron Chair は、卒業生がそのデザインを担当している。講師もそれぞれの分野で活躍中のプロ・アーティストが多く、自分のスタジオを持っているとか、大会社のデザイナーでもいる。
資料を読んでいるときりがないので校内ツアーに参加することにし、電話で予約を入れ、早速向かう。木が生い茂って涼しげなパサデナの高級住宅街を通り、山の頂上までドライブしてキャンパスにたどり着いた。
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いつ襲ってきてもおかしくないほどリアル(**)
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写真家志望者の作品。その他の写真も眺め
ていると写された時の雰囲気が感じ取れる
(**)
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キャンパス・ツアー
2 時間弱のツアーは、学生の作品が展示されているギャラリーから始まる。真先に目に飛び込んできたのはバイク。見ただけでも早そうである。デトロイト・オートショーで展示された学生のプロジェクトも面白い。これは日産の高級ブランド、 Infiniti がスポンサードした授業で完成した作品。角を回ると壁一面に写真家の卵の作品がある。かけられている写真を眺めているとそれに吸い込まれる感じがする。
映画に出てくるような怪物に睨まれた。この作品のアーティストは、SF 映画に登場する怪物やキャラクターを作って飯を喰って行くのであろう。とにかく生きた作品ばっかりだ。各学部の授業内容のイメージが沸いてくる。読物やレポートを通じて学ぶのでなく、モデルを作ったりスケッチを描き、デザインを議論して五感をすべて活用する教育方法でアーティストが育てられていくのであろう。
ツアーは校内に進み教室、コンピュータ施設、スタジオ等を一周するが、大学というよりアーティストのアトリエと作業室の入っているビルを歩いているような雰囲気である。廊下にかかっている絵画は、卒業生の誰々さんが描いた物、このオブジェはあのデザイナーの物と説明されたが僕には解らない。「それって誰?」と聞いたら世界的に知られている「すご者」らしい。ツアー参加者がちょっと馬鹿にした感じで微笑んでいる。「じゃーお前、割箸で寿司食えんのか!?」と言い返そうと思ったが紫のレゲエヘアの学生に気を取られて言い返さなかった。
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授業風景:車をデザインしている(*)
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トランスポーテーション(乗り物)デザイン学部
車のスケッチ等が貼られた壁を背に 12 人ぐらいの生徒に囲まれ懸命に語っている先生がいた。ん? 学部長だ。ピニンファリーナの元チーフ・デザイナーがこんな少数の生徒を相手に授業を行っている。この先生ならもっと生徒数を増やして授業料をかせげるのに、とビジネス系の僕は思う。しかし Art Center の方針は、少数クラスで一人一人の生徒に対して中身の濃い授業を提供する事らしい。なるほど、だからここからすごいデザイナーが生まれていくのか。一般ツアーではクラスの中には入れないが、広報部の特別許可で後日、授業中に先生と生徒とインタビューできることになったので、次回の記事をお楽しみに。
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