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RS 230 はエスコート・コスワースより速く、機敏だ
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デルクールの求めるモノ
ほぼ 10 分間のジェット・コースター体験のような 3 周のラップが終わって、ワークショップに戻り、デルクールは自分の意見を述べ始めた。同時にエンジニア達は車を点検し、サスペンションをポジション B に付け替えた。またタイヤも別のセットを装着することに決まった。というのも、デルクールはたった 15 マイル弱の間に、先程のセットをぼろぼろにしてしまっていたからだ。
「ずいぶん安全な車だな。」と、デルクールは言った。フォードの面々はがっかりとした表情だ。安全な車については良く知っている。RS はもっとエキサイティングな、いわばデルクール風の車にならなければならない。
「僕の意見では、もっとオーバーステアが欲しいね。」と、デルクールは言った。「プジョー 205 みたいなのじゃない。あの車は危険だったから。この車は 205 とは全く違うが、僕の意見じゃ、もう少し 205 っぽくてもいいんじゃないかな。」
「でも、エンジンはファンタスティックだ。」と、彼は言う。「すごくパワフルだ。WRC カーと同じくらいのパワーがあるんじゃないかな。そりゃあ WRC カーほど速くはないが、パワーの出方がいつでもスムーズでパワフルなところなんてそっくりだ。」
「ブレーキについてはどう思う?」とブリッグスが尋ねる。
「そうだねー、」と、デルクール。「僕の WRC カーにもこいつがあればと思うくらいだ。ペダルは重すぎず、軽すぎず、ちょうどいい。ストッピングパワーもすごいしね。WRC カーの方がパワーがあるのは当たり前だが、あれは思いっきりペダルを踏まないといけない。だが、こいつは違う。とにかく、イケるね。」
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どのセッティングでやっていくかは、実感が物語る
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テスト走行 2 nd セッティング
このやり取りの間、エンジニア達は車を運んでいって、リア・ショック・アブソーバーのバンプ・ダンピングを 15 パーセント硬くした。このセッティングはブリッグスがデルクール好みと読んでいたものだ。それから、我々はさらに「リサーチ」を行うためにトラック・セブンに戻った。
最初のコーナーの後ですぐに、デルクールは「これは前のよりかなりいいな。」と言いながら、明らかに先ほどよりエキサイトしていた。
「こっちの方がはるかにいい。」と言いながら、無造作にスロットルを戻し、ステアリングを逆方向のロックから半分まで切って、2 人とも雄たけび上げながら、3 速で石ころだらけのオフ・チャンバーで左ターンを切った。
「アンダーステアも少ないし、コーナーの入りも、出方も前よりいい。」と、言った。「しかも前より乗り心地もいいだろう。どうだい?」
助手席からはリア・エンドの動きが敏感のように感じられた。もうこれ以上ワイルドにする必要はないだろう。前回はデルクールがどんなスロットル操作をしようとも、ピッタリと地に張り付いているように感じた。しかし、今回はより鋭くステアリングを切ることができ、アンダーステアが起こってもスロットルをカットするだけで対処できるようになった。結果、3 周ほとんど全てのコーナーでドリフトしたので、2 人とも顔を見合わせながら放心したようにニヤッと笑った。どのセッティングでやっていくかということに関して、この笑みがどんなコンピューターよりも多くを語っている。
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計器盤、シート、ステアリングの青いディティール
は、デルクールに言わせると少し「ディスコ」調だ
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ディスコなキャビン
さらにラップを重ね、ディスカッションするデルクールの姿から、少なくとも運転するという面では彼がこの車をかなり気に入っていることが良く分かった。シートを気に入り、ブレーキに惚れ、エンジンやギアボックスに少なからず魅入られていた。しかし、青い計器盤、青いストライプのシート、青い皮製のステアリングなどの内装について尋ねられると、彼はフランス人特有の仕草で唇を曲げてみせた。
「これじゃ、ディスコだな。」と、彼は言った。私には何を言わんとしているのか大体分かる。
それ以外は、フォーカス RS は全てが秀逸なので、20,000 ポンドなら、「ディスコ」キャビンも我慢できる。2002 年の発売で、デルクールを含めた多くの人々がこの車を買うだろう。もっとも、彼らが正しいセッティングを承認するならの話だが。
ただし、何も心配することはない。この車は違いの分かる人達によって作られているのだから、きっと正しい決定がなされるだろう。
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