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ビックリ! これぞ本当の“一馬力”!?

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horse_cart_01_5_thumbM.jpg馬が歩けば車が走る…horse_cart_02_5_thumbM.jpgテストドライブの様子horse_cart_18_5_thumbM.jpg馬と車の状況を管理する計器類horse_cart_30_5_thumbM.jpg快適装備の整った"職場"に、こころなしか穏やかな表情の馬rodeo_full_5_thumbM.jpg開発には26ヶ月かかったとのこと

石油も馬も、アラブ名産ですから…!?

 アラブ首長国連邦(UAE)の首都、ドバイに住む農業機械の専門家Abdolhadi Mirhejazi氏が開発した”Naturmobilは、その名のとおり21世紀にふさわしい(?)環境基準満たしまくりのエコカーである。ドバイの新聞「XPRESS」のウェブサイトでに取り上げられた記事を紹介しよう。

 なんとご覧のとおり、Naturmobilの動力は「馬」。駆動レイアウトは、リア・エンジンならぬ、リア・馬の前輪駆動で、ポリカーボネート製のボディの採用による軽量化と、ギアなど複雑な動力伝道システムにより、最高速度はなんと80km/hをマーク。クルージング走行では約20km/h程度で走行するとのこと。駆動力以外にも、ライトなど電気系統のための電力も馬力でまかなっている。

 全時代の馬車との大きな違いは、動力源である馬が車の内側にいること。宇宙時代にふさわしく「どんな天気でも馬が濡れません」(笑)。もちろん、他の部分も色々と違っていて「動物の安全と福祉を守る」という信条を満たすために、Naturmobilには様々な工夫がなされているのだ。

 オートバイ用のタイヤを利用した6輪で、300kgのNaturmobilを動かすわけだが、スピードを出すために馬をムチで叩いて駆るなどと言うことはなく、馬がフルパワーを出さずとも最高速度に達するように設計されている。心拍数と体温は運転席で管理されており、オーバーヒートさせないために天井部分を開閉して空気を入れることができる。馬が疲れた時用に、20分程度の動力となる電気を蓄える蓄電池が用意されている。
 その他、馬が快適に歩けるよう、蹄鉄のかわりに柔らかい革製の「靴」を履かせるなど、非常に細かい配慮がある。

 ギアのコントロールにより、バックする際も馬が後ろ向きになる必要はない。また、非常に気になる排ガスならぬ、馬から排出される物質は、液体と固体と別々に後部の箱とタンクにいったん溜められ、しかるべき処理がされるということだ。

 現在、この車(と馬)を連れて、世界でデモンストレーションを行い、今Abdolhadi Mirhejazi氏が飼っている4頭の馬を使った新型車の開発費用などのスポンサーを探したいと考えているそうだ。

 ここ数年、原油高もあって飛ぶ鳥を落とす勢いのUAEだが、その一方でこんな「発明」が進んでいるとは!実は、すでに原油枯渇後の未来をも見据えていたりして…?

<参考>1馬力とは…
ジェームズ・ワットが蒸気機関の能力を示すのに、標準的な荷役馬1頭のする仕事を基準としたことに始まる。その後、メートル法に基づいて、元来の「英馬力」に近似の値となるよう設定した「仏馬力」も登場した。1 仏馬力 = 約 0.986 英馬力で換算される。

■英馬力:1秒間につき550重量ポンド(lbf)の重量を1フィート(ft)動かすときの仕事率(550 ft·lbf/s)。ワットで表すと、1英馬力=約745.700ワット。英語の"horse power"の頭文字をとって"HP"または"hp"という記号で表される。

■仏馬力:1秒間につき75重量キログラム(kgf)の重量を1メートル動かすときの仕事率(75 m·kgf/s)。ワットで表すと、1仏馬力=約735.498 75ワット。ドイツ語で馬の力を意味する"Pferdestärke"から、"PS"または"ps"と表される。

 

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