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「TMSはクルマじゃなく、人のメンテをするのに最高です(笑)」

南原社長のスゴ過ぎ人脈ベスト5

1位 ロータスカーズ社長   マイケルJキンバリー
2位 日本一の自動車評論家  徳大寺有恒氏
3位 伝説のレーサー     式場荘吉氏
4位 伝説の編集者      鈴木正文氏
5位 日産自動車ダイレクター 加治慶光氏

1位 ロータスカーズ社長   マイケルJキンバリー
2位 日本一の自動車評論家  徳大寺有恒氏
3位 伝説のレーサー     式場荘吉氏
4位 伝説の編集者      鈴木正文氏
5位 日産自動車ダイレクター 加治慶光氏

Lotusブースロータス社長、マイケルJキンバリー。南原社長とはここ数年来の付き合いで、日本にロータスを持ってきた功労者。10数年前、創業者のコーリン・チャップマンと13年間も一緒に仕事をした本当の“ロータスフィロソフィー”を知る人物でその後、GM、ランボルギーニで要職を勤めた後、復帰。新星ロータスを作り上げた。

なかなか会えないキンバリーさん

 じゃあ僕は全く新しいナンバラ流のモーターショーの見方でも公開しようかな。名付けて“イベント会場でする上手な人のメンテナンス術”。どうかな。本にしたら売れるんじゃない(笑)。

 実際、南原さんにとってモーターショーは職場と同じなのね。というかある意味、理想的な職場だったりする。こんなにいっぺんに重要な人と外向できるチャンスはなくて、コストと時間を使わずに“人材のメンテナンス”がイッキにできる。

 例えば今回一番良かったのはロータスカーズ社長のマイク・キンバリーと会えたこと。ご存知彼はロータスのトップなんだけど、とにかく忙しくてこの東京モーターショーの直後もマレーシアに飛んで政府高官と大事な折衝をしなきゃいけないの。今やロータスの大株主はマレーシア最大の自動車メーカー、プロトンだからね。ほとんど毎月のようにマレーシアに飛んでる。

 そうでなくても彼はロータスを心から愛してるから、ヨーロッパを始め、アメリカ、アジア、オーストラリアと世界中を飛んで各ディーラーやお客さんと会ってるわけ。なんと今年で69歳になるんだけど、驚くほどの行動力。頭が下がりますよ。ある意味、僕もこうなりたいよね。

 彼と話せば誰でもわかることだけど、ロータスっていうのはある種、宗教的な会社なんだよね。キンバリー自身が良く“ピープル”“ピープル”っていうけど、本当に人を大切にしていて、それぞれのパッションであり、ロータス哲学を大切にしているわけ。だからこうやって僕と会って、今回日本初お披露目となったとんでもないクルマ、ロータス・イレブンを見て、「おお凄いのが出てきた」「楽しみだね」って共に感じあうことが大切なわけですよ。これは電話じゃ出来ないし、直接モノを目にして会わなきゃダメ。それがほとんど約束もなしで5分でできちゃうんだからさ。こんなに効率のいい“メンテナンス”はないよね。

 

徳大寺さん自動車評論家、徳大寺有恒。ご存知、名著『間違いだらけのクルマ選び』を76年に発行、100万部というベストセラーとなり、一躍日本一の自動車評論家の座へと登りつめた。以来、全34刊を発行し、2006年には最終版を上梓。しかし、今も鋭い弁舌は健在だ。

やっぱり鋭い徳大寺さん

 第2はやっぱり徳大寺さんと会ったことかなぁ。彼はご存知、日本で一番有名な自動車評論家で、最近は体調を崩してなかなかお会いできないんだけど、今回会ったらさすがなことを言ってたね。

 日産GT−R、どうですか? って聞いたら「変わってないね」と。「正直、つまらない」っていうんだよね。驚いてどういうことですか? って聞いたら一言「重過ぎる」と。スーパースポーツで1・7トンは新鮮味がないっておっしゃるわけよ。

 確かにそれはそうで、初代スカイラインGT、つまり第2回日本グランプリでポルシェを抜いたスカイラインGTはフロントに無理やりグロリアのエンジンを詰め込んだ奇形で、当時としては重かったんだよね。それはR32スカイラインGT−Rでもそうで、結局、重い4WDシステム積んでるから1・4トン以上でしょう。変わってないのよ。
 僕らはついスタイルばっかり目が行ってカッコいいだカッコ悪いだ言っちゃうけど、凄く本質を突いてると思った。さすがだよね、徳大寺さん。まだまだ衰えてない。

 

式場さん式場荘吉(右側の白いジャケットの人です)。伝説の名レーサーで今は経営者。60年代の日本のレース黎明期にトヨタのワークスドライバーとして活躍。第2回日本グランプリのポルシェ904も日産を潰すためにトヨタ・ワークスが出走させた? という話もあるほど。ちなみに奥様は歌手の欧陽菲菲さん。

伝説のレーサー、式場荘吉氏

 3番目はこれまた超大物なんだけど、式場荘吉さん。伝説の名レーサーで知る人ぞ知る業界のVIPなんだけど、例の第2回日本グランプリで一瞬スカイラインに抜かれたポルシェ904に乗ってたお方なんですよ。ウワサによれば当時のポルシェも自腹で買った!? というくらいの超お金持ちで今年もモーターショー会場で偶然お会いしたけど、彼の視線は一般人とは全く違うよね。なにしろ「次にどのスーパーカー買おうか?」って視点で来てるんだから。しかも実際、すぐに買っちゃったりするんだから。

 今回見てたのもベントレー・ブルックランズとか、ランボルギーニ・レヴェントンとかそういうのばっかで、しかも面白いこと知ってるんだよね。

「ブルックランズの発表はドバイでやった」とか、「今、中古メルセデスは左ハンドルのほうが下取りが高いけど、それはロシアの大金持ちが買ってるから」とか「今のクラシックカー市場は、ロンドンのロシア人が仕切ってて、高級ホテル、高級カジノも全部そうだ」とかね。やはりお金持ちってのは横のつながりが凄くて、独特の情報網を持ってるんですよ。昔話も面白くて、その昔、あのシーサイドモータースでフェラーリ・デイトナ買ったってのは面白かったなぁ。こういう人が買ってたんだね。当時のデイトナ。

 

鈴木さん鈴木正文。日本で初めての自動車カルチャー雑誌『NAVI』を成功させ、その後、新潮社『ENGINE』を創刊、自動車、時計、ファッションを語る今までにないライフスタイルマガジンに育て上げた。ちなみに慶応大学中退。70年安保で東大安田講堂に残った最後の集団の一人。

もしや同じ反逆児? エンジン鈴木さん

 4位は同じくクルマ業界のカリスマ編集長、鈴木正文さん。今回は忙しくてあまりお話出来なかったけど、今は高級ライフスタイル雑誌の『ENGINE』を作ってらっしゃる。実はこのページの小沢さんの元上司で凄く過激で面白い人なんだよね。

 元々大学時代に学生運動やってた人で、僕とはなぜか気が合うですよ(笑)。別に僕は学生運動なんかやってなかったですけどね。でも基本的に反逆児ですから、そこら辺が合うんでしょう。きっと。

 

GT−R早く売ってくださいな! 加治さん(笑)

 それから5番目は日産自動車マーケティング・ダイレクターの加治慶光さん。彼はご存知新型GT−Rの販売戦略を練ってる人で、昔からの知り合いなんだけど、今回偶然あっていいこと聞きました。“ナイショなんですけど、ヘタすると新型GT−R、早く売ってくれるかもしれないですって”(笑)。ま、社交辞令かもしれませんけど、今や数ヶ月かヘタすると1年待ちっていう新型GT−R。少し乗って、早いトコ転売しちゃうっていうのはアリかもしれません! えっ、不謹慎だって。ウソですよ、ウソ(笑)。

加治慶光。日産自動車マーケティング本部のマーケティング・ダイレクター。日産GT−R、スカイライン等のマーケティング、販売戦略を統括する重要人物

 

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