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超速報!小沢コージ、トリノでフィアット500アバルトに乗る! 後編

美しい写真と巧妙な原稿でサラリと新車を斬る「小沢コージの4コマ写真インプレッション」。今回は初の試み、現地イタリアから人気沸騰必死のフィアット500アバルトインプレッション! 来年春以降には日本でも発売されるので、欲しい方はお早めにね

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やっぱイタリア車、見た目のわくわく感演出上手し!

 肝心の実車の手応え、つまりインプレッション行こう。
 まずはインテリアだけど、コイツがうまい! 変更箇所はざっとステアリングホイールにシフトノブにシートにペダルカバーってところで、それだけ言っちゃうとそれほど国産チューニングカーと違いはないんだけど、色遣い、タッチが実に鮮やか。
 握りが穴あきの革巻きになってるステアリングやシフトノブは、ところどころ絶妙な赤ステッチが入ってるし、フロアマットに赤白でabarthの文字が入ってたり、シートも乗り心地とホールド性を両立したスペシャル形状で、表皮は本革やファブリックが選べるようになってる。
 それからインパネも全面は無理だけど一部メーター上だけ革張りになってたり、ハンドブレーキレバーも同様でわかってるって感じなんだよなぁ。


 エクステリアはま、ほとんどすべてスペシャルエアロでサソリのマーク入りグリルを始め、大きなエアインテークがついたフロント&リアバンパーに、厚みのあるサイドスカートに、大きなリアスポイラーとこれぞabarthって感じになっております。

 ホイールはもちろん専用の16インチアルミで、他に17インチが選べるようになってるし、タイヤはヨーロッパ車の基本とも言うべき195/45の適度な太さのコンチ・スポーツコンタクト2がついておりました。

 

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スピードじゃたぶんシビックに負けるけど楽しさじゃ負けない!

 肝心の走りだけど、これがまた楽しい! 1・4リッターという排気量にせよ、ターボ付きで135bhpって馬力にせよ、確かにシビック・タイプRのような国産ホットハッチと比べると劣るけど、こと楽しさじゃ負けないどころかこっちのが上! 操る楽しさがたっぷり詰まってるのよね。

 走り出して気づくのはまず乗り心地のよさでシートからしてホールド性はもちろん、クッション性まで考慮されてるし、足回りもしなやかさ重視。専用ダンパー&スプリングを装着したサスペンションは、実用性も十分考えられてる。

 エンジンはこれまた実用重視タイプで、特にスポーツモードボタンを押さない限りはかなりのフラットトルクで下から上まで使いやすい。しかし、ひとたびボタンを押すと3000回転を超えてからのグンと伸びるようになり、グォォォォォって音と共にトルクが盛り上がる。正直、レッドゾーンが6000回転からってのは物足りなかったけど、実際はちょっとくらいオーバーしても大丈夫でしたね(笑)

 それからステアリングフィールは、それほどシャープではなく、適度にダルさが残ってるもので、このヘンも物足りない部分があるが、それでも操縦性はなかなか。オーバースピードで適当にコーナーにツッコミ、ちょっとブレーキを踏みながらステアリングを切り込むと絶妙にノーズがイン側を向いてくれ、操ってる感ビシバシなのだ。

 いまどき安定性重視で、切ったとおりにベターっと曲がる速いFFスポーツが多い中、アクセルオフやブレーキを使って汗をかきながら曲がる古典的ハンドリング。ワタシャ、その昔走った懐かしいFFホットハッチを思い出しちゃいました。

 

 

 

IMG_0363small.jpgイメージはこんな感じか?IMG_0330small.jpg

限定300〜400台じゃ少なすぎる?

 ってなわけで期待通りの仕上がりって感じの新型フィアット500アバルト。聞けば日本上陸は来年春か夏って感じで、日本には300〜400台入り、お値段300万円ちょいぐらいから始まるって話だ。

 ま、国産スポーツと比べちゃなんだけど、好き者にはたまらない設定でしょう。おそらくすぐ売れ切れちゃうから、気になる人は常に動向をチェックし、フィアットディーラーに友達でも作るしかないかもね(笑)