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小沢コージ、アルファと決別したアルファ? MiToに乗る!! 後編

バラエティ自動車ジャーナリスト、小沢コージがお届けする画期的新車リポート、全然4コマじゃない『4コマ写真インプレッション』! 今回はイタリアでアルファロメオの新型コンパクト、MiToに試乗。後編は本番、乗ってどうなの? を語ります…

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IMG_0568small.jpgIMG_0765small.jpgよく見ると左側にDNA、って書いてあるんだよねIMG_0728small.jpgIMG_0767small.jpg

アルファの“DNA”が電子制御に?

 というわけで早速乗ってみることに…
 その前に一応動力性の解説をしちゃうと、エンジンはガソリン2種類、ディーゼル1種類の全3種類。どれも基本的にはグランデプントとほぼ同じで、パワーのない順から78psの1・4リッター直4ノンターボ、155psの同1・4リッター直4ターボ、そして120psの1・6リッターディーゼルターボと続く。もちろん日本に入るのは155psの1・4リッターターボの予定。
 
 ギアボックスは現時点ではマニュアルのみですべて6段MTだが、コイツは一部5段MT仕様もあるグランデプントに比べると明らかに豪華。また、来年春頃には日本上陸予定だが、その年末には最近流行のツインクラッチ2ペダルMT仕様や右ハンドル仕様も予定されている。ますます日本で乗りやすくなるってわけだ。

 そしてアルファならではのテクノロジーも随所に配置されてて、それは主に電子制御系だ。まずカウンターステアなどをアシストしてくれる機能ももつスタビリティコントロール(VDC)や坂道後退防止機能付きのブレーキアシストはグランデプント同様、MiTo全車に標準。
 さらにエアバッグは7個に増やされ、LSD的に作用してトラクションを増す『エレクトロニックQ2』も全車標準。

 だが、もっともアルファらしいのは3段階のスライドスイッチ操作1つでエンジンのパワー特性、パワステの重さ、VDCの設定を変えることが出来、車両全体のテイストをイジれる『DNA』機能だろう。コイツはDynamic、Normal、 Allweatherの3モードの頭文字を取ったもので、まさに動力性能優先の時はDynamicに、天気が悪いとき、雪道ではAllweatherにと変えるものだ。

 また細かいことだがダンパーはすべてリバウンドスプリング内蔵のスポーティなものが奢ってある。果たしてこれらが、いかにアルファらしい走りをもたらすかに注目だ。

 

IMG_0577small.jpgIMG_0762small.jpgIMG_0628small.jpgタイヤは同じ17インチの扁平率45%でも205と215の二種類の幅が選べる。よりバランスがいいのは細い方かな? 上が205で下が215。IMG_0601small.jpgIMG_0616small.jpgラゲッジ容量は通常状態で270リッター。それほどではない。

ほどよく抑えめな過激さ? ってとこか

 さて、アルファといえば必要以上に過激に吹けるエンジンと、これまた必要以上に過激にクイックなハンドリングというイメージだったが、そうは言っても1・4リッターのエココンシャスなエンジンを搭載するMiTo。個人的には予想外におとなしめだと思った。
 とはいえ普通のコンパクトカーと比べると味付けは明らかにアルファっぽい。今回、私が乗ったのは155psのターボ仕様で、最初にNormalモードで発進したが、エンジンをかけるなり「フォン」と元気がいい。そしてステアリングを切り込んだとたん「やはり…」って感じ。

 過激というほどではないがほどよく軽く、クイックなのである。実際、アルファ初の電動パワステを装着したステアリングのギア・レシオは12.9対1とかなりクイックで、しかも路面にそれなりに取られるし、ゴツゴツしたフィーリングもある。

 エンジンにしてもNormalモードではともかく、Dynamicモードに入れたとたん分かりやすく過激にチェンジ! 排気音は1段と激しくなり、エンジントルクは4000回転を超えたとたん、グワンと上まで跳ね上がる。
 それでいて燃費もヨーロッパ基準とはいえ、このモードのままで100キロをガソリン6.5リッターで走ると言うからなかなかのものだ。

 そしてなんといってもインテリアのデザイン、質感はさすがで、鮮やかなメタリックパネルや丸い空気吹き出し口は分かりやすくスポーティ。一部グレードで選べる、高級本革で知られるポルトローナフラウを使った本革シートもまたざっくりとオシャレ。分かりやすく柔らかこの上ない! って感じではないのだが、この骨太な色合い、風合いの組み合わせは日本人のセンスじゃなかなか選べないはずだ。

 ってなわけで来年春にも登場し、アルファ147はもちろん、ドイツ系のプレミアムコンパクトユーザーの気も引きそうなMiTo。燃費も悪くなさそうだし、唯一値段が300万円を超えそうなところがツライが、このかわいらしさとオシャレさのバランス、他じゃ得られないはず。

 こりゃ日本でも売れますよ、間違いなく!