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フェリージのバッグ

イタリアならではの、艶と色気とアルチザン的モノづくり。
カジュアルエレガンスの極み、フェリージの甘い誘惑

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フェリージのバッグ

イタリアならではの、艶と色気とアルチザン的モノづくり。
カジュアルエレガンスの極み、フェリージの甘い誘惑

記事ブロック_画像_写真フェリージ家の紋章の刻まれた鞄

小俣ちゃん、欲情する

 「あは〜ん。ヤバイっすよ。もうメロメロ。腰がトロけちゃうかも。もう一発でヤラれちゃったかも。う〜ん、ヤバイ、ヤバイぞ。どーしよう。でも・・・ムフフ」
 どちらかといえば性格は、男気溢れる骨太派。この連載コラムの担当編集部員 小俣みさ江が、なぜかスタジオで欲情しまくって、目をトロ〜ンとさせもだえている。おいおい大丈夫か? 小俣ちゃん。
 もちろん、原因は、一緒にいた四十肩と足腰の衰えにマジでびびっている僕にあるわけでも、バツイチ童顔が売り ?! の四宮カメラマンにあるわけでもない。
 小俣ちゃんが目をウルウルさせてジッと見つめているのは、貸し出し先で一目惚れしてしまったフェリージのバッグである。
 もともと物欲は淡泊と自認する小俣ちゃんだが、僕の連載担当になってアメリカ篇で少し体質に変化の兆候が現れたかと思っていたが、どうやら遂に物欲モードに火がついてしまったらしい。物欲煽情家を名乗っている僕としては、まあ面目躍如といいたいところだが、なんの予備知識もなくいわれるままに訪れたショップで、この「オレンジの憎い奴」を見て、突如発情してしまったようだから、悔しいが軍配はやはりフェリージ君に上げるべきだろう。まあ、それもいたし方ない。キャッチーな 2 枚目顔とそのラテンな色気で、フェリージ君は、ここ数年、日本でも人気急上昇中で、イマどきの男たちや女たちのハートをグワシッと鷲づかみ。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの人気者なのである。両刀使いで、入れ食い状態。カバン界のカサノバ君(フェリージ君の名誉のためにいっておくと、これは筆者の勝手な命名)の名を欲しいままにしているのが、このフェリージ君なのである。
 フェリージ君の人気の秘密は、そのカジュアルな面構え、鮮やかな色のコンビネーションに加え、そこはかとなく漂う育ちの良さ、つまり品性にある。いってみれば、イタリアの貴族の血を引くプレイボーイ(むろん、これも筆者の勝手な命名。念のため)。それが、フェリージ君なのである。

 

記事ブロック_画像_写真カジュアルエレガンスを実現したデザイン記事ブロック_画像_写真レザー×ナイロンのボストンバッグ記事ブロック_画像_写真レザーで出来た工具ケース

カジュアルエレガンスの粋

 さて、おふざけは、この辺で。少し、真面目モードに入ろう。 
 最近、センツァクラバッテ(ノータイでクラシコ系スーツを洒脱に着こなすこと)や、それまでのスニーカーとは一線を画する高品質のレザースニーカーが巷で人気を呼んでいる。業界的には、こういった一連のトレンドを、カジュアルエレガンスという言葉で説明することが多い。カジュアルエレガンスとは、カジュアルでリラックスしたスタイルだけど、決して見苦しかったり、だらしなくなく、上品さを兼ね備えたイマどきのスタイルという意味と理解してもらえれば、まあ間違いない。 従来のドレスダウンとも、カジュアルアップとも、やや趣を異にするこのスタイルは、これまでほぼエルメスの独擅場だったのだが、ここにきて、その傾向は、ファッション市場全体に広がってきている。その発信源の多くは、イタリアブランドなのだが、バッグの世界でこのトレンドを象徴しているのが、つまりフェリージなのである。
 実際、世界的なバッグの展示会では、ここ 1 、 2 年は、日本の吉田カバンのポーターとこのフェリージの影響が絶大で、会場には「なんちゃってポーター」と「なんちゃってフェリージ」ばかりという状態が続いているほど。
 イタリアはもともと革製品で知られているが、このフェリージというメーカーは、しかし、決して歴史は古くはない。規模もごくごく小さな会社といっていい。
 フェリージの創設者 アレッサンドロ・フェリージはもともと良家の生まれ。 1968 年までは、彼は将来、化学を専攻しようか、法律家になろうかと悩む、ごくごく普通の遊び盛りの青年だったようだ。趣味といえば、愛車 MG のコンバーティブルを乗り回すか、フェラーラ(ボローニャ北北東約 50 kmにある小さな町)の郊外にある彼の家が所有する別荘で乗馬を楽しむくらいだった。つまり、経済的には恵まれていたが、アパレル業界とも、モノ作りともまったく無縁の生活を送っていたわけだ。
 それがある日、姉の影響でサファリスカートのベルトやアクセサリーを面白半分でデザインしたのをキッカケに彼の人生に決定的ともいえる転機が訪れる。、なんと、それが商品化され思わぬ大成功をおさめてしまうのである。これを契機に、フェリージブランドが立ち上がるのだから、まあ人生何がキッカケになるのかわからない。
 現在、フェリージの製品はフェラーラにある工場で、約 30 名の熟練職人の手により、カットされ、ウェーブされ、組み立てられ、縫いあげられて、世界各国に輸出されている。商品は、レザー×キャンバス、レザー×ナイロンといった伝統的素材と高品質の異素材を組み合わせたバッグが主力だ。レザーは、ベジタブルタンニンなめしによるソフトで独特の表情のあるものを使用。金具もオリジナルデザインによる真鍮の削り出しだ。また、レザー部分に刻印されているロゴは、フェラーラ地方の大地主であるフェリージ家の紋章をそのまま流用したものが使われている。カバン以外にも、手帳、財布といった小物をはじめ、メジャー、筆記具など、遊び心に富んだ小物もラインナップされている。
 数年前には、クルマ好きのイタリア人スタッフが沢山いることもあってか、イタリアの USAG 社の車載工具一式とオリジナルのスケールやメジャーを組み合わせた工具セットとその専用ケースを販売(現在は廃番)。イタリア車好きの間でも、ちょっとした話題を呼んだこともあった。 
 カジュアルエレガンスなスタイルを実現するデザインとスタイル。素材からディテールにこだわったアルチザン気質を反映させたモノづくりの姿勢。そして、小物づくりに象徴される洒脱な遊び心。フェリージは、まさに彼の国の気質、土壌、国民性と、裕福なひとりの才能ある男なしでは生まれ得なかった、極めてイタリア的なブランドということができる。
 公私共に編集部随一のイタリア狂といわれる小俣ちゃんがメロメロになったのも、むべなるかな。小俣ちゃん、キミはきっと正しい。 鉄は熱いうちに打つべしというではないか。今すぐ、店へ走りなさい。

 

記事ブロック_画像_写真マセラッティの置かれた店内

イタリアの良品品揃え店

 今回、フェリージをお借りしたのは、フェリージの総輸入元フィーゴの直営店ラ・ガゼッタ 1987 。ここは大のイタリア狂で知られるフィーゴの佐藤陽一氏が、「無名だけど一級品を好む」という独自のコンセプトで、数々の知られざるイタリアの名品を紹介することで信頼を勝ち得ているセレクトショップである。フェリージ以外にも知る人ぞ知る一級ブランドを取り揃えているので、イタリア好きを自認する方ならぜひ一度は訪れてみて欲しい。なお、小俣ちゃんのようにピンポイントでフェリージを攻めたいという人は、フィーゴがプロデュースするフェリージ専門店が数軒あるので、そちらを訪ねられてもいいだろう。写真の商品はトランク(オレンジ) 118,000 円、ボストン(イエロー) 43,000 円、工具ケース (中身なし) 37,000 円、。ちなみに、この工具ケースは本文で触れたモノとはまったくの別物で、聞くところによれば、ヴィンテージのマセラッティに装備されていた工具ケースをイメージしてオリジナルで作ったものとか。特に工具専用としてではなく、リング、カフリンクスといったアクセサリーや腕時計の収納ケースとして提案されているようだ。

問い合わせ先:フィーゴ Tel:03-3797-0693

 

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