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4年の沈黙を破って…「ニューディーゼル・パジェロ」登場

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“環境のためにディーゼル”という選択

 ディーゼルといえば、いまだに「黒煙を撒き散らすトラック」「振動や騒音が多い」「粒子状物質・窒素酸化物で環境悪化」といったマイナスイメージが根強いが、それは日本だけの、それも過去の印象に過ぎない。

 ご存知の方も多いと思うが、ヨーロッパではかなり早くからディーゼルエンジンの有用性が見直されており、少ないCO2排出量とトルクフルな力強い走り、安いランニングコストなどが、新しいディーゼルのメリットとして高い評価を受けている。事実、ヨーロッパでは既に新車登録台数の約半分がディーゼルになっているのだから、日本でも新生ディーゼルの登場と普及に、自ずと期待がかかるというもの。その期待に応えるように今回、三菱自動車は主力SUV「パジェロ」のマイナーチェンジに合わせ、ディーゼルエンジン搭載車を新設定した。

 約4年の沈黙を破って新たに搭載された排気量3.2Lのディーゼルエンジンは、コモンレール式燃料噴射システムを採用した「DI-D(ダイレクト・インジェクション・ディーゼル)」と呼ばれるもの。最大1800気圧まで加圧された燃料を、均一に、複数回に分けて噴霧することで完全燃焼を促進し、クリーンかつハイパワーで低燃費という、非常に優れたエンジンパフォーマンスを実現している。

 燃焼後の排気ガスは、窒素酸化物を無害に変化させる「NOxトラップ触媒」と粒子状物質を吸収する「DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)」を通過させることで高度に浄化。現行の平成17年排出ガス規制にも適合する高い環境性能を発揮する。

 静粛性についてもエンジン自体の改良に加え、エンジンまわりを中心に吸音材の配置見直しと大幅な追加を行い、先代のディーゼルモデルに比べてアイドリング状態で10dB以上の騒音を低減。これらの改善によってヨーロピアン・ディーゼルに勝るとも劣らない快適さと利便性を備えた、高い品質を誇る「ニューディーゼル・パジェロ」に仕上げられている。

 ディーゼルモデル追加以外には、フロントグリルとアルミホイール(17、18inch)の新デザイン採用、ロングボディ・モデルのボディカラーに新色「クォーツブラウンメタリック」を設定したほか、排気量3LのV6ガソリンエンジン「6G72」搭載モデルのオートマチックトランスミッションを4速から5速に変更したことなどが改良点として挙げられる。価格はガソリンモデルが260万4000円〜444万1500円、ディーゼルモデルは346万5000円〜459万9000円となっている。

 ますます魅力的になった「パジェロ」には、三菱自動車のみならず国産新世代ディーゼルのイメージリーダーとして、あらゆるシーンでの活躍が期待できそうだ。なお、「ニューディーゼル・パジェロ」の優れたパフォーマンスは、三菱自動車の特設サイトでも詳しく紹介されている。わかりやすい動画での解説のほか、パリダカで有名なラリードライバー、増岡 浩選手によるインプレッションムービーも見られるので、興味のある人はぜひチェックしてほしい。

パジェロ LONG(SUPER EXCEED)

ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,900×1,875×1,870mm
ホイールベース:2,780mm
車両重量:2,290kg
総排気量:3,200cc
最高出力:125kw(170ps)/ 3,800rpm
最大トルク:370N・m(37.8kg-m) /2,000rpm
ミッション:INVECS-?U スポーツモード5速AT
駆動方式:スーパーセレクト4WD?U
10・15モード燃費:9.3km/L
定員:7人
税込価格:459万9000円