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超狙い目300万円以下80'sフェラーリこれいかに!!【Ferrari412】

お買得で、ホットで、けっこうエンスー!そんな狙い目USEDCARを、自動車ジャーナリスト森口将之氏がディープに紹介!名付けてネオヴィンテージカーガイド。今回は80’sの匂いが新鮮なフェラーリ「412」が登場!フェラーリの正統、FRモデルが、こ、この値段!これは狙い目!?

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【解説編】高級車つくりの伝統が息づく、最後のクラシックフェラーリ

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一度は乗りたい、V12エンジンFRフェラーリ!

 

 

sized_P1050304.JPG実に端正なつくりの412。当時のピニンファリーナのスクエアなデザインは、かえって新鮮。sized_P1050305.JPG色気たっぷり!上質なレザーの匂いが漂う、バーガンディの内装。

フェラーリの頂点に君臨するV12エンジン搭載のFRモデル

 フェラーリというとミッドシップのスーパーカーを思い浮かべる人が多いかもしれないが、V12エンジンをフロントに積んだ2+2クーペもあることを忘れちゃいけない。ロールス・ロイスやベントレーがライバルになる、「フェラーリの高級車」といっていいこのジャンルは1960年代からずっと続く伝統のライン。現在は612スカリエッティが販売されているけれど、その2世代前、85年から89年までを担当していたのがこの412だ。

このクルマ、72年に365GT4・2+2としてデビューしたモデルが、400GT、400iとマイナーチェンジを重ねた末にたどりついた最終進化形。端正という言葉がピッタリのピニンファリーナ・デザインは、400GTでテールランプを3連から2連に換え、412ではトランクをハイデッキにするなどのバージョンアップを行った以外は不変。シャシーは鋼管スペースフレームに4輪ダブルウィッシュボーンという伝統のテクノロジーを継承し、フェラーリ最後の2バルブDOHCとなるV12はあのデイトナ(365GTB4)から譲り受けたものだった。

 

sized_P1050322.JPGフェラーリ製エンジンの5リッターV12DOHCエンジン。
sized_P1050371.JPG16インチの純正アルミホイール。イマドキの大径ホイールにはないシンプルで骨太なデザインがいい。

ピニンファリーナの端正なデザインと伝統のメカニズムが融合

 車名の数字はすべて1シリンダーあたりの排気量。これも250GTOや365GT4BBなどと同じ、跳ね馬一族伝統のネーミングで、365は4.4リッター、400は4.8リッター、412は4.9リッターのV12エンジンだった。同じ時代を生きた同排気量の2シーター、テスタロッサの390psに比べればパワーは控えめだったが、それでも340psを発揮。トランスミッションは性格にふさわしく、5速MTのほかに3速ATも用意されていた。日本に輸入された個体はほとんどがATだったようだ。

 4810×1798×1314?oというサイズを持つボディはスティール製で、ゆえに車重は1810kgとそれなりに重かったけれど、MT仕様のトップスピードは250km/hと、並みのGTとの格の違いをアピールしていた。そして新車当時の価格はテスタロッサと並ぶ最高峰に君臨。跳ね馬のもうひとつの頂点だった。しかもメカニズムからネーミングまで、伝統を濃厚に継承。最後のクラシック・フェラーリといえるクルマでもあったのだ。

 

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