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狙うは『道』の王者? スバル、ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦発表

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P3100408_thumb.jpgニュルブルクリンクの俯瞰図 全周で約26kmと世界有数のロードレースコース

2009年 5位、2010年 4位、2011年は?

 スバルテクニカルインターナショナル(略称:STI)は6月23日〜26日にドイツで開催される『第39回ADAC Zurich 24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)』への参戦を発表した。
 ニュルブルクリンクとは、F1等のスピードレースに用いられる5.1kmの『グランプリコース』と自動車メーカーが車両開発に使う20.8kmの『ノルドシュライフェ』(通称:オールドコース)を組み合わせて使う特殊なコースで、300m以上の高低差と170ものコーナーを持つ世界屈指のレーシングサーキットだ。またこの24時間レースには200台以上ものツーリングカーが集まる事でも知られ、昨年の全世界でのTV視聴者は24億人と発表されるなど世界有数の耐久レースである。
 スバルは2009年より参戦を開始。昨年は24時間で139周(3,527km)を走り、総合で24位、SP3Tクラス(2リッター未満の過給器付車両)では4位に入賞するなど好成績をおさめた。

 

P3100530_thumb.jpg4ドア車両の採用により、空力パーツ等の新規パーツを採用する事ができた ドライバーは吉田選手P3100599_thumb.jpg10PSアップの340PS/5500rpmとなったEJ20エンジンP3100476_thumb.jpgルーフ、シート、ボンネット等のカーボン化、ピラーの肉抜き等により4ドア車であるにもかかわらず、昨年よりも20kgもの軽量化に成功したP3100497_thumb.jpgP3100480_thumb.jpgP3100494_thumb.jpgP3100503_thumb.jpgBBS製18インチ鍛造ホイール Bilstein製サスペンション、AP製キャリパーを装備するP3100501_thumb.jpg4ドア車両の大きな恩恵 本年より採用されたリアウィングP3100595_thumb.jpg左より、辰巳監督、吉田選手、カルロ選手(オランダ) 佐々木選手は同時に行われていたスーパーGT車両のシェイクダウンテストを行っていたP3100600_2_thumb.jpg本年もスバル社内より選りすぐったメンバーが集められた

渾身の新型車両 目指すは…?

 本年は5ドアハッチバックのインプレッサWRX STIから4ドアのWRX STI tSにベース車両を変更。4ドア車両のボディ形状を活かした空力性能の強化や徹底した軽量化、EJ20エンジンの更なるパフォーマンスアップを重点においた開発を行った。その結果、340PS/5500rpm、461Nm/3000rpmと昨年の出場車両から10PSのパワーアップ、車両重量が1220kgと20kgの軽量化を果たしている。ベース車両は5ドアタイプよりも重い4ドアタイプだが、ドア、ボンネット、前後バンパー、フロントフェンダー、トランクリッドをカーボン化し、徹底的な軽量化を図っている。4580mm×1835mm×1385mmと全高を85mm落とし、軽量化と合わせて低重心化を図っている。また4ドアタイプにした恩恵は大型のリアウィングだろう。高速コースのニュルブルクリンクでこの手の空力パーツは重要になってくる。

 車両開発を指揮し、開発段階では自らハンドルを取り1000kmもの車内テストを行ったという辰巳英治監督(STI車両実験部部長)は『レーシングカーは格好良くなければ』と出来映えに満足感を示す。STIの開発メンバーが携わるこのレーシングカーは、言うなればSTIの技術力の結晶。ニュルブルクリンクで勝つということは、すなわちスバルのチカラ、良いクルマのアピールに繋がると辰巳監督は語った。
 今回のコンセプトとして『誰でも乗りこなせるくらい運転しやすいクルマこそが、結果として速いクルマになる それはレーシングカーでも市販車でも同じこと…』を掲げるスバルは、STIシリーズのテストでもニュルブルクリンクを使用してきた。世界のすべてのコーナーを再現しているとも言われるニュルブルクリンクはクルマの完成度の確認や性能向上に最適だという。そのニュルブルクリンクで勝つという事は、すなわち世界の『道』を制するとも言えるだろうか。メンバーをSTIで固めたスバルチームは、市販車へのフィードバックをもちろん視野に入れての事。ニュルブルクリンクで研ぎすませたパフォーマンスを、体感できる日もそう遠くないだろう。

 辰巳監督を筆頭に、ドライバーには吉田寿博選手、佐々木孝太選手、マルセル・エンゲルス選手(ドイツ)、カルロ・バン・ダム選手(オランダ)を起用。今回のシェイクダウンにマルセル選手は参加できなかったものの、監督、選手は『クラス優勝』を揃って口にする。2009年から数えて三度目。目指すは『世界の道の王者』。スバルの熱い戦いに期待したい。