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革命的に美しく、速いクルマ、ジャガーXFとは?

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 今回取材したのは、5月16日より全国一斉発売となるジャガーXF。スポーツカーのスタイルと性能、ラグジュアリーサルーンの洗練を融合させたという新型XFは「革新的コンセプト」を謳い、「新しいジャガー」を強調している。
 XK以降、「美しく、速いクルマ」という原点に立ち返るところからスタートしているということで、まさに温故知新状態のジャガー。ただ、ジャガーの「伝統」は、保守的でなく、チャレンジングであること。変わり続けることこそが伝統なのだという。…さて、いったいどこが変わり、どこが受け継がれているのか…まずはその外観から、早速チェックしてみよう!

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伝統と進化、ジャガーは変化を恐れない!

 XKを進化させたというXFだが、外観ではっきりと変わった点にお気づきだろう。まずフロントマスク。ジャガーの伝統である丸目4灯のマスクが変わってしまった!?と驚かれる方も多いのではないだろうか。
 実はこのフロントマスクについて、デザインディレクターのイアン・カラムはジャガーXJシリーズのグリルに立ち返ってイメージを拡げたという。角張ったグリル、4灯のヘッドランプなど、1950〜60年代のマークIIのインスピレーションを、よりモダンに進化させるとどうなるか…と、グラフィックをなぞって作られたのがこのマスク。
 マークIIからXJまでの間に、ヘッドランプは水平になり、大きくなった。そしてこのXFでは、丸目4灯を変えたわけではなく、センターランプをカットして、フェイスに集中させてゆく現代的な形に進化させた、というわけだ。
 さらに、ヘッドライトがその役割を果たし、今は不要となったフォグランプを取り去り、その位置にナイフを模したブレードが取り付けられている。

 

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消えたリーピング・キャットが、リアに出現!

 さて、リアを見てみよう。ジャガーのトレードマークである「リーピング・キャット」がここに移ってきていることにお気づきだろうか。

 従来ボンネット先端にあった、この獲物に飛びかかるジャガーのリーパーは、EUの安全基準の問題から取り付けることができなくなっていた(アメリカではディーラーオプションで取り付け可能)。
 安全性を損なわない形状で…と検討されたが、結局このようにリアのシグネチャープレート上部へ取り付ける形となった。後ろから見た時にも、このクルマがジャガーであるということをはっきり印象づけることができるのが嬉しい。

 

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創始者ウィリアム・ライオンズ卿ならどう言う…? 美しさへのこだわり

「美しく速いクルマ」のコンセプト通り、XFの開発はまず先に「美しいデザイン」を目指した。イアン・カラム率いる、平均年齢34歳の若手で構成されたデザイナーチームは「"伝統を打ち破る革新性"という伝統」を踏襲し、全く新しいデザインを検討し、そのデザイン上の要求に技術チームが応える形で、新たな技術を生み出していったのだという。

 デザインは、3次元的に1ミリ単位で検討が加えられた。XFは、非常に写真を撮りづらいクルマだという。それは、立体として考え抜かれているために、2次元的に切り取る写真ではすべてを写し切れないということなのだ。

 

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獲物を狙う「アスレチック・スタンス」はスポーツサルーンの証!

 ボディラインはそのいい例である。ボディサイズは、全長4961mm×全幅1877mm×全高1460mm。全長、全幅の割に全高が低くなっている。道の上で存在感を感じる、ワイドなキャビン。5人乗りサルーンでありながら、あくまでスポーティ、そしてリッチなインパクトを与えている。

 このXFのボディラインを考えるにあたり、クーペのプロフィールには徹底的にこだわったという。ノーズは低く、テールは高めの「アスレチック・スタンス」(獲物に狙いを定める、ネコ科動物の姿勢)を思わせる、流麗なラインは非常に重要な要素なのだ。

 ただ、低いボンネットでは、エンジンとボンネットの隙間がなく、衝撃を吸収できない…つまり、現代の衝突安全性・歩行者保護の観点から、非常に難しい問題だったという。しかし、このデザイン上の制約を、技術チームは歩行者感知システム「ディプロイアブル・ボンネット」を進化させ、乗り切っている。

 結果的に、仕上がったボディラインは、ジャガー史上最高のCd値0.29という空力性能をたたき出し、美しさと速さを同時に追求するジャガーの姿勢を裏付けるものとなった。

 次回、後編では、驚きの演出がいっぱいのインテリアなどをご紹介する予定。お楽しみに!

 

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