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フランスの実用車の鑑、誕生50周年

商用バンの多用途性とセダンの快適性を備えたルノー16を知っていますか?

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「実用車の鑑」といえば、1974年に欧州で発売となったフォルクスワーゲン・ゴルフだけれど、そのゴルフのお手本になるクルマがあった、ということをご存知だろうか? 

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人生をおくることができるクルマ

1965年から80年まで生産された、この前輪駆動の中型フランス車、ルノー16は今年誕生50周年を迎えた。

ルノー16の物語は1958年から始まった。当時のルノーの社長ピエール・ドレフュスは、この年、6気筒エンジンを搭載する高級車プロジェクトを発令する。ところが3年後の61年の初めになると考えを改め、彼はこう宣言する。
「ルノー全体のためにとっては、様々な分野で異なるアプローチをする必要がある」

ゴールは、ハイ・エンドの中型車を設計することになった。現代の生活のあらゆる側面に適応するファミリー・カーで、ワゴンの機能性と多様性を持つ一方、サルーン・カーの快適性とエレガンスを提供することが望まれた。

かくして、1965年に発売となったルノー16は、例外的な広さのキャビン・スペースを持っていた。voiture à vivre(人生をおくることができるクルマ)という意味においては、ルノー4にも似ていた。16はテールゲートとリアに折り畳み式のベンチ・シートを備えていたのだ。それでいて、リムジーン、つまりセダンのように快適だった。そういうクルマはその当時、まだ世の中に存在しなかった。

ジャーナリストから高く評価されたルノー16は、98ポイントを獲得してその年の「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」に輝く。次点は、81ポイントにとどまった、「ザ・ベスト・カー・イン・ザ・ワールド」のはずのロールス・ロイス・シルヴァー・シャドウだった。

 

CHR3049.jpg16TSは、68年モデルで追加された。ロータス・ヨーロッパやアルピーヌA110にも搭載された1.6リッターを搭載するCHR3050.jpg16TXは、73年に追加されたトップ・モデルで、1647ccに拡大されたエンジンと、角形4灯式ヘッドライトを備える