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マクラーレン570Sクーペ、ニューヨーク・ショウに現れる

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F1の名門マクラーレンの量産車部門であるマクラーレン・オートモーティブが入門用スポーツカーをニューヨーク・ショウ(4/3〜12)で正式発表する。570psに調教された3.8リッターV8ツインターボをミドに搭載するスーパーカーだ。

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第3弾スポーツ・シリーズ

2010年の会社設立以来、マクラーレン・オートモーティブは大・中・小の3本立てで行くことを公言していた。第1弾が11年に発表された12Cで、これは現在650Sに進化し、スーパー・シリーズと名づけられている。ターゲットはサーキットでのライバルでもあるフェラーリのV8ミドシップである。

第2弾が12Cをハイブリッド・モンスターに仕立てあげたP1で、これはアルティメット・シリーズと命名された。限定375台、日本での販売価格9661万5000円! ラ・フェラーリやポルシェ918スパイダーをライバルとする、ウルトラ・スーパーカーである。

最後の第3弾がこの570Sで、スポーツ・シリーズを名乗る。大・中・小と書いたけれど、松・竹・梅と表現すべきだったかもしれない。というのも、この3シリーズ、同じ3.8リッターV8ツインターボとカーボン製バスタブ・シャシーを使う、その意味では基本的に同じクルマなのだ。それを3段階に階層化している。いわばマクラーレン流プラットフォーム戦略によって、マーケットにより適したモデルを仕立てているわけだ。

スポーツ・シリーズという名称のごとく、570Sは650Sよりも日常ユースを意識している。視界と機能性を重視し、スポーツ・シートは標準でレザーで覆われる。フロント・ボンネットの下には150リッターと控えめとはいえ、曲がりなりにも荷物室が設けられている。

 

05_McLaren 570S_NYlaunch.jpg全長4530×全幅2095×全高1202mm。車重1313kg。1トン当たり434ps! F1チームがつくるロード・カーは過激だ。

911ターボを上回る動力性能

車名の数字はそのまま最高出力を表す。3.8リッターV8ツインターボのM838T型ユニットは、最高出力570psを7400rpmで、最大トルク600Nmを5000ー6500rpmで発揮する。650Sは650ps/7250rpm、678Nm/6000rpm(95%3000ー7000rpm)という数値なので、570Sはそれだけ穏やかになっている。とはいえ、単なるでチューンではない。M838T型の30%は新しく、しかもより低い馬力をより高い回転で生み出しているのだから、エンジンの感覚は大いに期待できる。

0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は328km/hに達する。入門用とはいえ、ポルシェ911ターボ以上の性能を備えているのだ。ギアボックスは650Sと共通の7速デュアルクラッチで、ブレーキはカーボン・セラミックを標準で装備する。車重は、1330kgの650Sより17kg軽い1313kgに仕上がっている。タイヤの幅が若干狭いことも関係しているに違いない。

マクラーレン650Sは3160万円。その下に位置して、80ps控えめなスポーツ・シリーズの570Sは果たしていくらになるのか? 価格は現時点では未発表ながら、おそらくポルシェ911ターボの2000万円強を上回ってくるに違いない。スーパーカーの世界の住人は厄介な新参者を迎えた。

 

06_McLaren 570S_NYlaunch.jpgマクラーレン・オートモーティブのロード・カーとしては豪華な内装を持つ。02_McLaren 570S_NYlaunch.jpg650Sよりシンプルな造形。リア・エンドにエア・ブレーキがない分、すっきりしている。マクラーレン・オートモーティブは「サーキットのために設計し、公道のために開発する」。