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2020年、ポルシェが電気スーパーカーを発売!

2015年9月のフランクフルトに出品されたポルシェのEV(電気自動車)、ミッションEの市販化にグリーン・ライトが点灯! シュトゥットガルトの跳ね馬が4ドア4座のエレクトリック・スーパーカー戦線に飛び出した。

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Mission Epossible

PM 125 04.12.15 Konzept-Studie Mission E_1.jpgミッションE、市販化にゴー・サイン!high_mission_e_concept_car_2015_porsche_ag-6.jpg内燃機関を持たない分、無駄な空間がない。high_mission_e_concept_car_2015_porsche_ag-4.jpg運転席は一見、356を思わせるほどシンプルで古典的だ。high_mission_e_concept_car_2015_porsche_ag-2.jpgスポーツカー・ムード満点のシートが4脚並ぶ。
high_mission_e_concept_car_2015_porsche_ag-5.jpgフロント・フェンダーから充電する。
PM 125 04.12.15 Konzept-Studie Mission E_2.jpgポルシェは自動車と自動車産業の未来に向かって速度無制限で全開運転する! とは中央労働委員会の議長でポルシェAG役員の言葉。

ポルシェは12月4日、100%電気エネルギーで走るポルシェを2020年に発売すると発表した。2015年秋のフランクフルト・モーターショーに出品したミッションEを、5年後に市販化するというのだ。

日本のコンセプト・カーは単なる打ち上げ花火が多いけれど、ドイツのそれは基本的に生産を前提にしている。とはいえ、ポルシェがこれほど早くEVの生産に乗り出すのはちょっと意外というべきだろう。

災い転じて福となす。ディーゼルの排ガス試験ゴマカシ事件の渦中にあるフォルクスワーゲン・グループの看板ブランドとして、スーパーなグリーン・カーでもって逆風を吹き飛ばし、クリーンなカー・カンパニーであることを印象づけようという戦略もあるに違いない。

そのミッションEの概要をおさらいしておこう。ボディはアルミとスティールとカーボンのミックスである。ホイールは、これが市販化されるかどうかは別にして、少なくともコンセプト・カーはカーボン製だった。

全高は130cmと低く、ホイールは前21インチ、後ろ22インチと巨大である。ウィンドウ・グラフィックは911そっくりだけれど、観音開きの4ドアを持つ。Bピラーはない。室内はパナメーラのような独立した4つのシートが配置されている。

電気モーターが前後アクスルに1基ずつ配置されている。これは2015年のル・マン24時間耐久レースで1、2フィニッシュを果たした919ハイブリッドのモーターと似たものを使っているという。

最高出力は600ps以上で、0-100km/h加速は3.5秒。911カレラSよりも速い4座サルーンの誕生だ。最新のリチウム・イオン電池を床下に搭載することで、重心はきわめて低い。前後重量配分も申し分ない。4輪駆動で4輪操舵システムを持ち、ニュルブルクリンク北コースのタイムは8分を切る。第1級のスーパーカーと呼べる性能だ。

速いだけではない。航続距離は500kmを誇る。しかも、15分で電池の80%は充電できる。東京から大阪まで走って、一休みしているあいだにチャージすれば、広島までたどり着ける。800ボルトというフツウのEVの2倍の電圧のドライブ・システムがこの短い充電タイムを可能にしたという。

ポルシェは5年後の未来を具体的に提示した。2020年といえば、東京オリンピックである。マラソンの先導車は、おそらくトヨタのFCVで自動運転になっている……だろう。