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tab_star2004/12/01tab_end元気なハッチバック
「オレ流ハッチバック」BMW 120i
SHORT IMPRESSION of BMW
ドアを閉めたときの息苦しいほどのカプセル感覚、運転中ずっと感じられるビーエム感覚。実力と個性と魅力を兼ね備えた BMW 1シリーズにヒラ編集員が試乗してきました。
文と写真=ヤマダマサノリ(VividCar.com)


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myamada_S.jpgicon_homeヤマダマサノリ
[VividCar元編集員]
編集稼業はハッキリいって報われにくいことも多々ある仕事なのだが、やればやるほど楽しい職業だったりもする。
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異色のCセグメントカー

外国の自動車雑誌だったかインターネットだったか。初めて 1シリーズを見たワタシはまず「カッコわりぃー」と思った。いや、カタチそのものはカンペキに BMW してるんだけど、目元がイカついというかカワイイというか、そのへんに違和感があって、どうにもヘンに思えて仕方なかった。

7シリーズの顔もそういやヘンだけど、5シリーズは全体的にカッコよくまとまっていて、Z4 はああいうクルマだからアレでいい。なんてことを考えていたら、長いボンネットと後ろに寄り気味のキャビンをもつ 1シリーズが Z4 のハッチバックに思えてきた。なんてことをいうと怒られちゃいそうだけど、クセのあるサイドビューも含めてそう見えませんか?

BMW が Cセグメントに初めて本格投入した 1シリーズは、同じ FR レイアウトを採る 3シリーズ・コンパクトとは違って、すべてが専用のマジな 1台。クリス・バングルによる乗り手を選ぶデザインを筆頭に、新開発のプラットフォーム、オールアルミ製のダブルジョイント式フロントサスペンション、5リンクのマルチリンク・リアサスペンション、バルブトロニック・エンジン(除く 116i)、6速AT などなど、いまどきのプレミアムコンパクトクラスに求められるハイレベルな要素をもれなく詰め込んである。「BMW 1シリーズはこのクラスの新たなスタンダードを築いています」とプレス資料で言い切ってしまうほど、自信タップリのニューカマーなのだ。

全長 4240×全幅 1750×全高 1430mm のスリーサイズは、大きさだけでいえば Cセグメントにズンドバ。けれども、そんなの値段が違うんだからしょーがないじゃん、といわれたらそのとおりとはいえ、見てくれから乗った感じまでトータルの質感がえらく高くて、同様にプレミアムハッチバックを謳うアウディ A3 もそうだけど、1シリーズは実際ワタシたちが普段使っている、実用車然とした Cセグメントカーとはずいぶん趣が異なる。こういうのはドイツ車のオハコともいえる部分で、BMW は大小どのモデルに乗っても BMW してるし、それはアウディもメルセデスも同じだ。依然としてヒエラルキーありきの日本車に対して、もっともガイシャガイシャしてる部分だろう。

ちなみにお値段は、116i が 288.8万円、118i が 324.5万円、120i が 366.5万円。簡単にリーズナブルといえる数字ではないけど、アルファ 147 とどっこいの価格帯で BMW が狙えるっていうのは、お客さまへのアピール度高し。同業他社にとっては悩みのタネ、目の上のタンコブになりそうですな。

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ボディカラーはソリッド 4色、メタリック 7色の計 11色。120i のタイヤサイズは 205/55R16。
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試乗車の 120i にはオプションのスポーツシートとマルチファンクション・スポーツ・ステアリング・ホイールが装着されていた。iDrive については現在準備中。4つのインテリアカラー&トリムはボディカラーに応じてコーディネートすることができる。

選ばれてこそプレミアム

第一印象が「カッコわりぃー」だった 1シリーズも、発表会場で現物を見たら悪くなかった。このカタチというかデザインは、BMW のなかでも好みがとくにハッキリわかれるだろうけど、写真なりで見るよりは断然ナマで見るのが正解。とにもかくにも、BMW らしく走りの匂いがプンプンしてくる。

1シリーズに関しては島下さんが先にインプレッションしてくれているし、それにワタシはただのヒラ編集なので、今回の試乗はとことん普段乗りに徹することにしたのだが、駐車場を出ようとしてステアリングの重さにちょっと驚いた。ビーエムってもっと軽くなかったか!?

1シリーズはここんところ普及しつつある電動ではなく、従来どおりの油圧式パワーステアリングを使う。ポンプが不要でエンジンパワーを喰わないというメリットがある電動式は、メーカーやクルマによるけど、手応え=フィーリングの面でまだイマイチだったりすることも多い。だから 1シリーズでは油圧式を、なのかはホントのところ不明ですが、もとからステアリングフィール(というより足回り他も含めたクルマ全体のフィーリング)に定評のある BMW なので、そこらの道を普通に走るだけで「いいクルマに乗ってるな、オレ(ワタシ)」とまず最初に思うに違いない。

スタートボタンを押すと軽やかに回り始めるエンジンは、街乗りスピードでは無音じゃない静かさで黙々と仕事をこなしてくれて、アクセルをグイッと踏み込めば、ダジャレでもなんでもなくグイーーーンとトップエンドまできっちりキレイに回ってみせる。120i の 2リッターエンジンは 150ps と 20.4kgm のスペックだから、1370kg のボディを全開で引っ張ったところで特別速くはないけど、バルブトロニックがもたらすレスポンスの良さと賢い AT のおかげもあって、加減速したときのフィーリングがいい。ビシッと筋のとおったパワートレーンの素晴らしさは速度域に関係なく味わえるから、そこらの道を走るだけで「いいクルマに乗ってるな、オレ(ワタシ)」とまたまた思うに違いない。

短時間の普段乗り試乗でも、交差点を曲がったりするだけで BMW のキャッチフレーズ「駆け抜ける歓び」はちゃんと感じられるもので、やっぱしドライバーが主役のクルマなんだな、と思わずにはいられない。で、「一貫してドライビングの歓びに焦点を当てています」とプレス資料に書かれているインテリアは、箱根の山を走らなかったワタシ的には、モダンファニチャーの置かれた気分の落ち着くオフィスのような雰囲気がマルだった。Z4 から大きく変わった BMW のインテリアは、ともすれば地味に思えるものだけど、華美にすぎない機能的で演出されたタイトな空間にいると「いまビーエムに乗ってるんだ、オレ(ワタシ)」と思わずにはいられないに違いない。

◇ ◆ ◇


これまでもこれからも、Cセグメントのクルマには実用車としての機能と性能が求められることは変わらないだろうけど、その一方で 5人乗りをあきらめて 4人乗りにしました、トランクはあんまり広くないです、てな具合に、機能や性能を犠牲にしてまで個性的なキャラクターを打ち出すクルマが増えてきた。FFレイアウトが当然のこのクラスで、自分のところのアイデンティティとはいえ、上質な走りの質感を得るためあえて FR を採用した 1シリーズはその最右翼でしょう。

一級品の走りで売ってきた BMW はいま、そこに「気に入ったひとだけどうぞ」というギリギリのデザインをプラスして大胆勝負。そして、それを積極的に選ぶひとがいる現実を見ていると、本来、上等・上質の意味で使われていた「プレミアム」も、なにかと競争の激しいクルマ業界では、ここにきて差別化の意味も含まれてきたような気がします。しかし 1シリーズ、売れるだろうなー。




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