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tab_star2005/02/08tab_end元気なハッチバック
乗っておきたいアルファロメオ
名前を聞いただけでなぜかムズムズしてしまうのは、歴史に裏打ちされたブランドパワーのなせるワザなのか。意外とアルファに縁のある、しかしアルフィスタではないヒラ編集が、147 に乗って思うところを報告する。
文と写真=ヤマダマサノリ(VividCar.com)


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myamada_S.jpgicon_homeヤマダマサノリ
[VividCar元編集員]
編集稼業はハッキリいって報われにくいことも多々ある仕事なのだが、やればやるほど楽しい職業だったりもする。
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プラス1以上の進化を遂げた156

アルファロメオと聞いて思い出すのは、1750 や SZ だとかではなく、アルフェッタや 75 だったりする。とくに最後の FR アルファ 75TS にはワタクシの師匠が乗っていて、カタログ馬力 140ps に遠く及ばない問題ありのツインスパークエンジンを唸らせ、年間ウン十万円のメンテナンス費用をつぎ込み、それも勉強代だといいながら乗っていた。下回りをしこたま打ってエキマニがポッキリ、なんて事件が懐かしい。

アルファを語るうえで欠かせないエンジンは、ツインスパーク派と V6 派にわかれる。基本は古くても現代の GTA を筆頭に、音や感触などなど、たしかにあの V6 は名機だ。155 の V6 なんて、いま乗るとクルマそのものはアレだけども、V6 エンジンのおかげか変わらずの魅力を保っている。「走行 3.5 万km、紺メタ、タイベル交換済みの V6(ワイドボディ)、150 万円でどう?」。何年か前にあったそんなイイ話を断ってしまったのは失敗だったかもしれない。

ツインスパークエンジンは 155 の時代からいい 4 発だとは思っていたけれど、そのときの「ホォー」が「オォー」になったのは、欧州カー・オブ・ザ・イヤーの栄誉をアルファに初めてもたらした 156 がデビューしたときだった。156 は 155 からプラス 1 以上の進化を遂げていて、静粛性やスムーズさは、当時のレベルでいったらアウディ A4 や BMW 3 シリーズと真っ向勝負できる仕上がりだったと思う。とにかくスムーズで、全開加速のたびに何度もリミッターを効かせてしまったことが思い出される。

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流行りのツリ目にフェイスリフトされた 2 台のアルファ 。147 が 156 ほど前後期で違和感がないのは学習の成果か。147 の面構えはアクセラっぽく見えなくもない。

高まる147の存在価値

156 最大のトピックは、セレスピードという武器が備わっていたことだ。オートマ限定免許でも運転オッケーのコレが、アルファの販売成績を急上昇させたのはいわずもがなで、ごくごく普通の女子が、ごくごく普通にアルファのステアリングを握るようになった。その流れをさらに加速させたのが 147 である。

兄貴分の 156 がブレラ顔になってしまったいま、ワタクシはあの顔を見るたびにグッタリする。どうにもバランスが悪いと思うのだ、あの顔は。前期型のがカッコよくない?と、みなさんに思わず訊いてみたくなる。

そんなわけで、日本でまだ売られている整形前の 147 はカッコいい。チェントロ・スティレがデザインした、どことなくクラシカルでスポーティなカタチは、わかりやすいアルファロメオそのものだからだ。また、直噴 JTS の 2 リッターエンジンを積む 156 や GT に対して 147 の 2 リッターエンジンは味の濃いツインスパークだし、何かと便利なハッチバックであることも含めると、147 の存在価値はスパイダー& GTV よりアタマひとつ抜け出しているんじゃないだろうか。

良くできたクルマが居並ぶ C セグメントの中で、古参の 147 はそれなりの古さが目立つようにはなってきた。それは、ボディ剛性だったり、音振の部分だったり。じつはワタクシ、輸入元のご厚意で、ずいぶん長い期間 147 リネアロッサ(セレスピード)に乗らしてもらっている。ノーマルとの大きな違いは、シートがレッドレザーになっていることと、215/45ZR17 のピレリ P ゼロを履いていること。サスペンションはノーマルのままなので、いわばドレスアップ仕様の 147 である。

セレスピードの変速マナーは、登場時よりはるかに洗練されてはいるけれど、アウディの DSG を前にして勝ち目はないし、ワタクシ的にはファジー制御を取り入れたルーテシアのクイックシフト 5 の方が、まだいくぶんスムーズに感じられる。慣れれば平気とはいえ、乗り手に慣れを求めるようでは本末転倒じゃないかと? もっとも、機械まかせの CITY モードよりは、自分の運転リズムとシンクロする手動変速の方がスムーズなのは間違いなく、なかなかシフトアップしてくれない冷寒スタート時も手動変速がオススメだ。

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【左】75TS と 155 8V ではアルミ製だったエンジンブロックは、16 バルブ化の際にフィアットのスチール製へと変更され、同時にバランサーシャフトが与えられた。とはいえヘッド周りはアルファ独自のモノとされ、吸気側の可変バルブタイミングもしっかり継承。150ps のパワーと18.4kgm のトルクを発生する。2 本のプラグは圧縮上死点で点火する 8 バルブとは違い、圧縮上死点と排気上死点それぞれで点火する仕組み。排気ガス浄化を目指した設計になっている。
【右】アルファを身近な存在にしたセレスピード。自動変速の CITY モードと、シフトレバーまたはステアリングにある小さなパドルで変速するマニュアルモードを備える。後者のときは回転数が吹けきってもシフトアップしないが、シフトダウンは車速に応じて行われ、信号などで停止した場合は 1 速まで自動的に落ちるようになっている。

靴選びはサイズ重視で

ノーマルの足にファットなタイヤを履くリネアロッサでいえば、良路での走りは大変気持ちイイ。タイヤグリップが強すぎるため曲がり始めのロールスピードはグラッと速いけれど、応答性のいいステアリングをクイッと動かすと、とくに中速コーナーが気持ちイイ。指先でカチカチッとシフトダウン、ブリッパーのフイ〜ンフイ〜ン音を聞きながらのドライブは、それだけで「アルファ最高!」と思わせる。

が、外側前輪のストロークを使い切るくらいまで突っ込むと、それまでクイックにして軽快だったステアリングが突然効かなくなるので要注意。ブレーキングしながらそうなると最悪で、舵の効きを確保しようと ABS は減圧し過ぎるし、ブレーキを緩めても舵を切り足しても、車速が落ちるまでクルマがいうことをきいてくれなくなるのだ。雨の芦ノ湖スカイラインでワタクシ、「ヤベェー!」となったことがあります。そんなリネアロッサなので、大きめの段差を通過するときのハーシュネスはそれほどでなくても、ワダチのある路面は GTA と同じくらい苦手。45 扁平の P ゼロは路面の不整に過敏で、加速時もチョロチョロ、減速時もチョロチョロと左右に進路が乱れがちだ。

たしかに大径ホイールを履いて見てくれはカッコいいのだが、走りの質にもこだわるならスポーツサスペンションの TI 、それかいっそのことノーマルを選びたい。147 リネアロッソの性格を決めてしまっている 17 インチのタイヤ&ホイールがもし 16 インチだったら、内外装の雰囲気ともどもまとまりがあったのではないだろうか。ワタクシが乗っていちばん良かったと思う 147 は、2リッターの左ハンドル+マニュアル。となると、それの右ハンドルが現実的な選択か。

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ブレーキのフィーリングが悪くなるといった、156 に見られる右ハンドル化の弊害はとくにない 。ステアリングに設けられたオーディオの操作スイッチやドリンクホルダーなど使い勝手の面もマル。
刺激するクルマ

たとえばこれはアルファ全般にいえることだけれど、クロス気味のギア比は、数値的に並でしかないエンジンを力強く感じさせるし、1500 回転あたりを使うノロノロ運転を 3 速で普通にこなせる柔軟さに一役買っている。

また、セレスピードの出足の鈍さは別にして、3000 回転を超えるとパワーがドーンとタイヤに伝わり、そのまま 6000 回転あたりで回し続けても、ツインスパークエンジンはいたって元気だ。デビュー当時のスムーズさは少しばかり薄まったように感じられるが、高回転域でもストレスなくギュンギュン回る性格はツインスパークならではだ。

その昔に比べたらずいぶん安くなったが、それでも 147 は 300 万円級のクルマだ。それゆえ、ベーシックな 1.6 でも左右席独立フルオートエアコンが標準装備。2 リッター以上の各モデルには BOSE のオーディオまで装着されている。じつは、147 を毎日乗るうえでうれしいのがこのオーディオで、低音がちょっとばかりキツイとはいえ、耳にやさしいイイ音が出る(シロート意見ですが)。

街乗りではオーディオの音を楽しみ、ときどきエンジンの音を楽しむ。常に乗り手を刺激する 147 は、気分が高揚することもあれば、疲れているときなどは遠慮したくなることもある。それでも、クルマを楽しめるひとにとっては、ぜひとも乗っておきたいアルファロメオなのだ。




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ALF06004_s.jpgALFAROMEO 147 TI
ALF06003-s.jpgALFAROMEO 147 GTA
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アルファロメオ オフィシャルサイト
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