 |  |  | | 「カスタムカーの祭典」東京オートサロン 2005 | 注目のカスタムカー |  | 年明け恒例のイベント、東京オートサロンが今年もやってきた。年を追うごとにクルマ以外の撮影に熱心なひとが増え、イベントが始まった頃の雰囲気が薄れているのも事実だが、それでも 655 台もの展示車両が集まった。会場の幕張メッセに行けなかった方はバーチャル体験を、これから開催される大阪、福岡、札幌近郊のみなさんは、これを読んで予習してください!
|  | 文と写真=斉藤 敦(VividCar.com)
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|  |  |  |  |  |  | サカノウエ アガル [-] |  |  |  | イタリア車が大好きなワタクシ。がしかし、最近、欲しいと思うイタリア車は1,000万円級のものばかり。うーむ、どうしたものか。しかし、ランチアの日本再上陸のニュースなど、ここ最近は再び息を吹き返してきたイタリア車には要注目ですぞ。 |  |
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 |  |  | |  | カスタムカーの祭典
年明け恒例のイベント、東京オートサロンが 1 月 14 日(金)〜 16 日(日)の日程で開催された。23 回目を迎える今回は、「チューニングにかける情熱、心揺さぶるカスタマイズを」をテーマに 655 台もの展示車両が集まり、世界最大級のカスタムカーの祭典へと成長。さてさて、今年はどんなクルマ達が展示されていたのでしょう。私、斎藤が注目したクルマたちをここで紹介していこう。
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 |  |  |  | このカラーリングとステッカーの配置具合はロードスターオーナーにも参考になるのでは? |  |
|  | ROADSTER COUPE CIRCUIT TRAIAL SPECIFICATION
ロードスター・クーペをベースに、ライトウエイトスポーツカーをもっと楽しむためのチューニングが施されたコンセプトカー。エクステリアは、2004 年の東京オートサロンに参考出品した TS コンセプトの進化系としてデザインされている。
フィアット・アバルト 750 ベルリーナを連想させるそのエクステリアには、もうノックアウト寸前。ミラーの位置もバッチリで、50 年代のウィークエンドレーサーの雰囲気をうまく演出している。サーキットトライアル仕様のため大径のホイールを装着しているのだが、これをちょっとクラシックなカンパニョーロなんかのホイールに履き替えて街乗りしてみると、かなりいい感じになるのではないだろうか。
コンセプトカーであるのだが、オートバックスの C@RS SHOW で販売中の monoCRAFT mm1 をベースに仕上げれば、同じようなテイストを出せるはず。興味のある方は、右のリンクからどうぞ。
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 |  |  |  | ポン付けといえどもエンジンになにがしかの手を加えている輸入車がほとんどないなか HKS はやってくれました! 同時開催の東京国際カスタムカーコンテストではインポートカー部門の優秀賞を受賞。 |  |
|  | Super Charger System BMW328Ci
トラクションドライブ機構を採用し、遠心式コンプレッサーを中心としたキットを装着したクルマ。HKS といえば 70 年代にターボキットを市販化し、一世を風靡したチューナーである。スーパーチャージャーのキットを開発したのも古くからで、AE86 やロードスターのキットなどを市販化していたのを覚えている方も多いことだろう。
高効率・低騒音でありながら高出力化、ハイレスポンス化を実現。排ガスレベルもノーマルモデルと同等レベルを達成と、環境に対しても配慮されているところが高ポイント。これからの HKS が提案するチューニングスタイルといえそうだ。
ちなみに、ノーマルのスペック、最高出力 144kw / 5600rpm、最大トルク 297Nm / 3400rpm をスーパーチャージャーを介すことにより、238kw / 6500rpm、360Nm / 5000rpm へと大幅アップ。また、知識のある方(セッティングは必要)なら、特別な工具なしで装着できることもうれしいところ。このようなポン付けキットが輸入車にももっと多くラインナップされれば、輸入車チューニングももっと盛り上がることだろう。
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 |  |  |  | 【左上】BMW 645Ci 【右上】ハマー H2 【左下】BMW Z4【右下】クライスラー 300C |  |
|  | 今年のトレンド
さて、VividCar 読者なら気になるであろう、輸入車カスタムのトレンドをここで簡単に紹介しておこう。
まずは BMW の 2車種から。6 シリーズと Z4 のカスタムカーが何台か展示されていた。昨年同様、フェンダーを叩き出し、22 インチという大径ホイールを履かせてローダウンするというカスタム手法は変わらないのだが、カッコだけではなく、ブレーキはシッカリ強化されており、足回りもとりあえずスプリングだけ変えました、というクルマが減ってきている象徴のようにも思えた。しかし、輸入車ショップオリジナルと称した違法マフラーの氾濫からも分かるように、輸入車のカスタムは国産のそれと比べて、10 年程度遅れている感が個人的にはあるので、見かけ倒しのカスタムからは早く卒業して欲しいものである。
ちょっと話がそれたが、クリス・ハングルデザインのエクステリアは、ちょっと悪ぶったカスタムが似合う。とくに Z4 はアメリカ市場を意識したデザインからか、メッキのホイールを履かせると西海岸 LOOK とでもいえそうなスタイルとなる。今年は BMW でワルを、というカスタムがきそうな気が。
続いてハマー H2 を紹介したい。 今回、輸入車カスタムカーの中で展示がいちんばん多かったと思われるのがこのクルマである。25 インチという数年前では考えられないような大径ホイールを履き、エアロで武装したその姿は、圧巻のひと言。実際にそのサイズを考えるとこのクルマを購入できるひとは限られると思うが、H2 より一回り小さい H3 が近々デビューすることはみなさんもご存知のとおり。H3 のカスタムにも応用できるポイントは多そうなので、気になる方はチェックのほどを。
そして最後はクライスラー 300C。 VIP 系といえばメルセデスの S クラスが相場という感があったが、今年はちょっと傾向が変わりそう。というのは、300C を VIP 系にカスタムして展示しているショップがいくつかあり、その迫力がかなりのものだからだ。このクルマ、アメリカのカスタム市場でも大注目のクルマらしく、その押し出し感の強いエクステリアをうまく活かしたカスタムが流行りそうな予感だ。
ここまで読んでいただいた読者の方ならもうわかっていただいたと思うが、今年のカスタムカーのトレンドは、アメリカとワルであると、私、斎藤は予想する。
さて、東京オートサロンといえばコンパニオンの派手な露出でも有名だが、今年もあるブースでほとんどハダカのようなコスチュームでショーをしていた。ショーに華を添える存在としてコンパニオンの存在を否定はしない。しかし、そのハダカのようなコスチュームに群がり、あり得ないアングルでシャッターを切るひとたちを見ていると一抹の寂しさを覚える。これじゃ、お父さんは子供を連れて行くことはできない。若年層のクルマ離れが指摘されているいまこそ、こういうイベントに子供をどんどん連れて行ってクルマに興味をもってもらいたいものである。来年こそはゼヒ、主催者側で極端な露出を規制してもらいたいものだ。
次ページからこのページでは紹介しきれなったクルマたちのフォトギャラリーが始まります。こちらもゼヒ!
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | 東京オートサロン 2004 with NAPAC 「東京オートサロン 2004 with NAPAC」!が今日、9日に開幕しました。開催期間は、11日まで。輸入車も多いとはいえませんが、昨年と同じくらいの展示がありました。今年も輸入車オーナーが楽しめるイベントであることは間違いないようです!
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 |  | |  |  | 東京 スペシャル インポートカーショー 2006 輸入車だけの、いわゆるオートサロン(みたいなチューニングカーやドレスアップカーの展示会)があるってご存知でした ? それが「東京スペシャルインポートカーショー」。実は、私は今回が初めてだったのですが、予想以上のスケール&盛況振りに超びっくり。輸入車好きなら絶対見逃せない一大イベントです。
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