file1149
vivid_mark_s
driveimpre298DRIVE_212_005.jpg
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |
vividsearch2
search_car2
search_article2
tab_star2005/06/14tab_endクルマの王道セダンボディ
北欧からのメッセージ−ボルボ S60
S60 2.4 スポーツエディション試乗記
北欧ブランド ボルボから S60 2.4 スポーツエディションという特別仕様車が発表された。今回はこのクルマを通してボルボの魅力について考えたい。
文  :浜川 洋三
写真:阿部 昌也


tab_face
浜川洋三icon_home浜川洋三
[(株)インスピレーション取締役]
クルマを買うこと、売ること、乗ること、を楽しくするためのWebサービスを生業にしています。面白いアイデアはいつでもウェルカムです。よろしくお願いしまーす!
S60_rside_L.JPG
ドイツの次はスウェーデン

日本において昨年ドイツ御三家(VW、MB、BMW)の次にたくさん売れたブランドがボルボである。そしてアウディ、プジョーを加えたこの4位のポジション争いは今年に入ってさらに熾烈さを増し、毎月順位が変動するホットスポットとなっている。そんな状況のなかで最近のボルボはいったいどんな魅力でこの激戦区の中で勝負を仕掛けようとしているのか?

ボルボは古くは 740、850 最近では V70、V50 というエステートモデルが人気のブランドであるが、近頃は S40、S60、S80 といったセダンモデルを充実させてきており、ボルボスタッフの方々は、「ボルボのセダンはスポーティで面白い、というところをアピールしたい」と意気込んでいる。しかしながら道を走っていて見かけるこのクラスの輸入セダンは7割方が御馴染みのメルセデス、またはBMWという日本の事情を考えると、余程の強い“売り”がないと目立つのは苦しい。

元来ボルボ車は「フライングブロック−空飛ぶレンガ」というニックネームがあるほど四角くばったデザインが特長で、TVCF の効果かもしれないが高い安全性を売りにしたブランドというイメージが強い。更に近年では地球環境にも配慮した取組にも力を入れており、現在ボルボで国内販売される新車の全てが低排出ガス車( H17 年規制 50% 低減レベル)ということである。

しかしそのイメージだけでドイツ勢が安定過半数を占める輸入セダンマーケットで勝負になるのだろうか? そこで今回新たに登場した S60 2.4 スポーツエディションという S60 をベースにした200台限定の特別仕様車に試乗することでボルボの魅力は何かについて考えたい。

s60_back1_m.JPG
C ピラーからリアフェンダーに流れるショルダーラインはボルボデザインの特長である。

名前に相応しい装備

まずは今回の特別仕様の内容について解説しよう。外観ですぐにわかるポイントがフロント、サイド、リアに専用ボディキットとして装着されるスポイラー類である。また足回りはセルフレベリングシステム付きのスポーツサスペンションで、225/45R17 のロープロファイルタイヤに専用 17 インチアルミホイールをはいている。このように言葉で表現するとかなりイカツい雰囲気のクルマを想像されるかもしれないが、ボルボの顔したセダンに装着されると意外に落ち着いて見えるのは気のせいか。

ちなみにベース車の S60 は今年の2005年モデルにおいてデビュー以来最大規模の仕様変更がされている。外観での大きな変更点は S80、S40 と共通した最新ボルボ・スタイリングということで新デザインのフロントグリル、リアバンパー、そしてボディ同色モールディングが標準装備となった。

S60_int4_L.JPG
【左上】専用の 3 本スポーク・アルミインレイ・スポーツステアリング
【左下】Georg Jensen の食器をモチーフにした質感高いインナードアハンドル
【右上】新デザインのマルチファンクションアームレスト
【右下】オフブラックの本革シート。これは T-5 Sports と同じもの
話をスポーツエディションに戻そう。次にインテリアであるが、シートは T-5 Sports と同じ本革スポーツシートで、ステアリングもクルーズコントロール、オーディオコントロール付きの 3本スポークレザーステアリングが装備されている。またセンターコンソールもメッシュ仕上げのアルミニウムパネルが装着されスポーティな雰囲気を演出しており、オーディオも CD・MD 付きハイパフォ−マンス・オーディオシステムとなっている。

このように数々のスポーティかつ豪華な装備が約 170 万円分付いているにも関わらずベース車である S60 2.4 に対して僅か 40 万円高の 485 万円 (税込み) で購入できるのはかなりお買い得と言えるだろう。 200 台と言わずにもっと作ればいいのにと感じるのは私だけだろうか。

s60_drive_m.JPG

優雅にしっとりクルーズ

さて激戦区にボルボが送り出すスポーティセダンの乗り味はどんなものかという思いを抱きつつエンジン始動。走り出してまず分かるのが NA エンジン特有の吹け上がりのスムーズさであるが、同時にトルクの細さも感じてしまった。大人 2 名が乗車して坂を駆け上がろうとすると、気持ちよくエンジンは吹け上がるものの思ったほどボディは前に進んでない、という感じだ。しかし 2.4 リッターの NA エンジンであれば仕方ないレベルであろう。もし不満なら同じ S60 のバリエーションで 2.5 リッターのターボ付きモデルが存在するし、更には S60R というモンスターまであるので、そちらを選択すればいい話である。

乗り心地に関してだが、前述したスポーティ装備から連想されるゴツゴツしたハードなものをイメージしていたものの実際に乗ってみると非常にしっとりとなめらかに路面を捉えてくれる。またワインディングにおいてもあまりハードなコーナーリングは得意ではないものの、キビキビ走るという速度域においては十分ねばりのある足回りである。つまり高速道路を 100Km/h 前後でクルーズしたり、街中を 40-60km/h で流すには丁度いい快適なクルーザーである。

そして今回試乗して何よりも感動したのがスピーカーから流れ出る音のすばらしさである。総出力 200W ハイパワーアンプ、高性能 8 スピーカー、ドルビーサラウンド・プロロジック 2 システム対応という豪華なオーディオが装備されており、更に今回の試乗車にはアクセサリーのセンタースピーカー(センターコンソールに装着)まで付いていたため最大限に優れた音響を味わうことが出来た。これを聞きながら走ると余計なエンジン音やロードノイズ、風切音が全く気にならないのが不思議である。

スローライフセダン

そろそろ話をまとめよう。今回試乗をしながら考えていたのは、一体ボルボのクルマを乗り続けるのはどういう人たちなのだろう、ということだ。そんなとき偶然にも撮影中にまさにボルボを 5 台乗り継いでいるというご夫婦に出会ったのである。色々話を聞いてみると、ボルボのクルマは乗っていて安心するそうだ。別に機能的に安全装備が多いからというわけではなく、とにかく運転していて安心できるのが魅力なのであろう。

精巧なドイツ車は移動するための道具としては機能的に優れているが、運転していて落ち着くかといえばまた違う気がする。(もちろん1,000万円を超えるクラスになると別の評価軸が必要になるが)。 のんびりと快適に距離の移動をしたいというスローライフニーズにピッタリのサルーンがまさにボルボではないだろうか。そしてこれから高齢化が進む世の中において、このような魅力を持ったクルマに対する需要は確実に増えるはず。この流れを読んで今から浸透させようとしているならば、ボルボのマーケティングは大したものである。




onSubmit="popUp('','EnqPage')" target="EnqPage">



s60_image_l.JPG
tab_links_b
ボルボ.jpg
Volvo Cars Japan
http://www.volvocars.co...
tab_boomlink
VividWelfare
Enjoy W-Car(Vivid Welfare)
http://welfare.vividcar...
recommend
volvo_sv_00.jpg
「サラリと高性能」ボルボ S40 & V50 T-5 AWD
ボルボ S40 & V50 の T-5 に追加された AWD(4WD)。ダイナミックでスポーティな 2 台を箱根の山で試乗した。
thumb.jpg
The VS ! 【 VOLVO V70R & PEUGEOT 407SW 編】
頑固で真面目なブランドイメージのボルボとファミリーブランドでかつ個性的なプジョーの対決です。
Copyright (C) 2001-2007 VividCar.com. All rights reserved.
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |