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tab_star2005/09/09tab_endBrand New Focus
本物への飽くなき追求「フォーカス 2.0」で走る
新型フォーカスの発表から約1ヶ月。ようやく新型フォーカスへ乗ることができた。今回はその模様のリポートをお届けしたい。

報告=斉藤 敦(VividCar.com)
写真=阿部昌也


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sakanouesicon_homeサカノウエ アガル
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イタリア車が大好きなワタクシ。がしかし、最近、欲しいと思うイタリア車は1,000万円級のものばかり。うーむ、どうしたものか。しかし、ランチアの日本再上陸のニュースなど、ここ最近は再び息を吹き返してきたイタリア車には要注目ですぞ。
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■フォード フォーカス 2.0
車両重量= 1,330 kg エンジン= 水冷直列 4 気筒 DOHC 1,998 cc
最高出力= 145 ps / 6,000 rpm 最大トルク= 18.9 kg・m / 4,500 rpm
トランスミッション= 電子制御 4 速 AT 価格= 2,700,000 円 (消費税込み)
本物という観点で

前回の記事では、新型フォーカスの概要をお届けしたわけだが(まだ読んでいない方は右側のリンクからどうぞ。)、今回は、新型フォーカスを追う企画の第二弾として、先頃行われた試乗会においてのリポートをしたいと思う。

前回の記事の中で「直感の領域を出ることはできないのだが、クルマとして本物はなんぞやという飽くなき追求から生まれたのがニューフォーカスなのではないだろうか。」と新型フォーカスについての第一印象を記したことを、皆さんは覚えているだろうか ?

それでは車において本物というのはどのようなことなのだろうか ? それは物事の本来の性質や姿をきちんと現すことができていることだと、私は思う。そう、言い換えれば、本質という言葉がぴったりとくるのかもしれない。車における本質といえば、点から点を安全にそして快適に速く移動することであろう。そしてプロダクトである以上、そのクオリティにもこだわらなくてはならないのはいうまでもない。

新しくなったフォーカスの姿を今回は“本物”という観点で検証してみたい。

さて、試乗する車は、フォーカス 2.0 。新しいフォーカスのフラッグシップモデルである。そして、ボディカラーはパンサーブラック。個人的な意見だが、新しいフォーカス 2.0 には、パンサーブラックのボディカラーがよく似合う。エッジの効いたデザインの新しいフォーカスには、濃いボディカラーの方がマッチするような気がする。

フォーカス 2.0 の概要は前回の記事を読んでいただくとして、フォーカス 2.0 の装備などをじっくりと見てゆくと、先代フォーカスのスポーティグレード、TREND に近い印象を受ける。スポーツセッティング・サスペンションやブラックアウトされたヘッドランプなどがそれに当たる。新しいフォーカスの日本における商品化の責任者であるフォード・ジャパン・リミテッドの木下さんに聞いてみると、

「そうですね、2.0 は、本国の数あるグレードの中から日本には TREND の後継グレードのようなモデルを選びました。」

とのこと。やっぱり、今度のフォーカスも走りに期待できそうだ。

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リアビューは先代の面影を色濃く残す

フォーカス_004.jpg
インテリアの質感アップは目覚ましい。モンデオクラスの質感を確実に手に入れた

モンデオクラスの本物感

車に乗り込む前に、フォーカス 2.0 の周りをぐるっと一周してみる。 A ピラーから C ピラーまでの奇麗な曲線と、フロントノーズからリアサイドウインドゥまでのエッジなキャラクターラインが上手に調和されており、スタイリッシュな印象を受ける。そして、このラインの調和具合が写真と実車を見るのとでは違う印象を持ってしまう。この巧みなデザインはうまく 2 次元の世界では描写できないのだ。少しでも興味を持っている方は、是非お近くの販売店で実車を確認してほしい。そして、パネルクリアランスなど均一で、工作精度(クオリティ)も大幅にアップしていることを付け加えておきたい。

車内に乗り込み、先代フォーカス同様に着座位置の高いフロントシートに腰をかける。ここに車としての本物を追求するフォードの姿勢が伺える。着座位置を高くすることで、見切りをよくし運転しやすく、そして障害物や歩行者を早く認識することができるのだ。もちろん、乗り降りがしやすいことはいうまでもないだろう。

先代の斬新的なデザインから、オーソドックスながら高級感が増したインテリアもポイントが高い。着座位置が高いにも関わらず、頭上の空間も十分で圧迫感を感じない。これは快適に移動するという点で考えると重要なことである。また、ウエストラインが高いため、圧迫感を感じるかも、と試乗前は考えていたが、そんなことはなく、開放感は十分である。ウエストラインが高いということは、乗員保護の点から考えれば有効であるのだが、どうしても車内に圧迫感を生むことに繋がる。しかし、新型フォーカスは上手にまとめているといえるだろう。

クオリティ・安全性・快適性をより進化させ、それはひとクラス上のモンデオクラスの本物感を手に入れたといえるだろう。

フォーカス_005.jpg
左上:座面は固く、ドイツ車らしいシート
右上:フォーカス 2.0 のホイールは 16 インチ。タイヤはといえば、205 / 55 R 16
左下:オールアルミ製の 2.0 リッターエンジン。スムーズにトップエンドまで回る
右下:フロントシートの下につま先をいれることができるので、足下は快適。また、横方向にも十二分に余裕があるので、5 名乗車もロングランでない限り問題はないだろう
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AT のマニュアルモードは、手前に引くとシフトアップ、押すとシフトダウンという設計に。トップエンドまでしっかり回り、勝手にシフトアップしないところは○

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リアサスがよく粘り、一歩上の次元の走りが堪能できる



本物の価値観をもつ人へ

続いて、乗ってみた印象に移ろう。
ドライビング・クオリティに秀でており、ベンチマークとして各方面から絶賛された、先代フォーカスの走りを超えなければならないという、高いハードルを課せられた新しいフォーカス。その走りには期待が募る。

まず走り始めて思ったことが、しっかり感を増したボディ剛性と足回りの取り付け剛性の高さである。先代から何倍もかっちり感が増し、足回りはしっかりと動き、路面からの衝撃を吸収する。安心感が非常に高く、疲れないのだ。そして、車内に入ってくるノイズは少なく、不必要なノイズはシャットアウトする。その結果、車内にいると、確実にひとクラス上の車に乗っているという印象を受ける。これは先代フォーカスにはなかった点だ。ライバルに対しては、確実に秀でていたものの、ひとクラス上の車と同レベルといえたか、というとそうは言い切れないものがあった。そう、確実に本物として進化しているのだ。

新型フォーカスに搭載されるオールアルミ製 2.0 リッターの DOHC エンジンは、トップエンドまでストレスなく回る。そして、新型フォーカスには、マニュアルモードを備える最新の AT が搭載される。ライバル勢が 5 速や 6 速 AT を搭載する中、4 速 AT という点が試乗前は気になったが、エンジンに可変吸気システムを採用することで、低速からトルクがそれなりにあるので、スムーズでシフトショックも少ないこの AT に走りの面では不満はない。

続いて、ワインディングロードへと足を向ける。
先代に比べワイドトレッド化され、ホイールベースを延長した新型フォーカスのその走りは、安定感が抜群に高く、それでいて、アンダーステアなわけではなく、どこまでもニュートラル。重めのしっかりとしたステアリングや剛性感のあるブレーキ、締め上げられたサスペンションなどを含めて先代のよいところを、きちんと伸ばしている。スポーツセッティング・サスペンションのできはすばらしく、マルチリンクのリアサスペンションがよく粘り、路面に吸い付くように走る(もちろん、ロールはそれなりにするのだが)。

そう、走りに関しては、先代からの正常進化という言葉が一番マッチする気がする。というのも、先代(もっと言えばモンデオ)で、走りに関する欧州フォードの本物としての基準がしっかりと確立され、後はそれを確実に進化させてゆけばよいと考えているのだ。いきなり方向性を変えて、それが外れていたらと要らぬ心配をしてもみたが、微塵のぶれも感じさせない。フォードというブランドを選ぶ際にキーポイントなるところで、走り(速さではない)、それも質にこだわる方には是非乗ってもらいたい車である。

本物への飽くなき追求。

それは、新型フォーカスにぴったりの言葉だと、試乗を終えて改めてそう思う。今まで足りなかったところは見違える程改善され、ひとクラス上のものへ。すでに本物としての基準がしっかりと見えている部分に関しては、それをより高次元へ。この車を選ぶ人も本質が分かっている本物の価値観をもつ人だろうと言ったら言い過ぎだろうか。


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