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tab_star2006/02/10tab_endクルマの王道セダンボディ
「稀代の歌舞伎役者」 メルセデス・ベンツ E55 AMG
AMG 今昔物語
最高の素材から生み出されるさらに最高なクルマ、それが AMG。庶民にとっては縁の薄いこのスーパーマシンは、意外なことに日本人の気質と非常に似通った部分を持つクルマであった。果たしてそれは何ゆえに ?

文・写真:山中航史(VividCar.com)
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AMG 今昔物語page1AMG E55
けたたましい美意識と AMGpage2AMG E55
フォトギャラリー / A-Sidepage3AMG E55
フォトギャラリー / B-Sidepage4AMG E55
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山中航史 icon_home山中航史
[WEBディレクター]
S2000とMINIコンバーチブルという、こよなくオープンカーを愛するおっさんです。そろそろお腹と白髪が気になりだす年頃。でも「Always Open!」
AMG E55
誰が言い始めたのかは定かではないが、「アーマーゲー」と呼ばれることも未だ少なくない AMG。ドイツ語読みなら「アーエムゲー」だが、日本での正式名は、そのまま英語読みの「エーエムジー」。ただでさえクラストップに位置するメルセデスの各モデルを、さらにチューニング & 洗練させた超高性能モデルとして、カタログリストの末端、つまり最も高価なグレードとしてラインナップされている。一見、庶民とは無縁な存在に見える AMG だが、実際に街を走れば不思議と日本の風景にマッチし、ステアリングを握れば軽い高揚感とともに五感に気持ちよくフィットしたと感じるのだから不思議だ。技術立国ドイツが生んだ、お金で買える地上最高のマシンの一台である E55 AMG に乗って、その秘密を探ってみることにしよう。
AMG E55
控えめながらも、ツーリングカーレースなどのモータースポーツシーンでの活躍を感じさせるエクステリア。
AMG E55
左右各2本出しのエグゾーストパイプがハイパフォーマンスの証。野太いV8サウンドを聞かせてくれる。
AMG とは ?

ダイムラー・ベンツがクライスラーと合併するはるか以前の1967年。ダイムラー・ベンツの実験部門にいたハウス・ウェルナー・アウフレヒトは、エルハルト・メルヒャーをパートナーにAMG社を設立した。社名の由来は二人の頭文字「A」と「M」に、アウフレヒトの出身地であるグローザスバッハの頭文字「G」を加えたもの。最高のクルマを素材にしてそれ以上の車を作る、という社是のもと、理想のクルマ作りを開始。創業当時は一介のチューニングショップでしかなかった AMG だが、高い技術力によりモータースポーツの場で活躍。1988 年、ついにはメルセデス・ベンツの正式パートナーとしてドイツのツーリングカー選手権に参戦するに至る。両社の提携はさらに進み、1991 年のフランクフルトショーではメルセデスのブースに AMG によってチューニング&モディファイされたモデルが並べられた。そして 1999 年。BMW の M 部門に対抗するため、メルセデス・ベンツは株式の 51% を取得して AMG を傘下に迎える。いまや AMG のバッジを装着したモデルは、メルセデス・ベンツの強力なラインナップの一つとしてなくてはならない地位を得ているのだ。

現在日本で手に入る AMG は、コンパクトサルーンである C クラスベースの C55 AMG(367 馬力、税込 966 万円)から、クーペカブリオレの SL クラスベースの SL65 AMG(612 馬力、税込 2740.5 万円)まで全 12 モデル。近頃新型へとモデルチェンジした S クラス、M クラスにもいずれ追加されるだろう。その中で、今回試乗した E55 はスーパーチャージャー付 5,438cc SOHC V8 エンジンを搭載する中堅モデル。とはいえ、価格はポルシェ・カレラSやカイエンターボを上回る 1,369.2 万円(税込)。スポーツカーでも高級 SUV でもないサルーンに、それだけのバリューがあるとはちょっと考えにくく、純粋に価格だけ見れば日本人との接点は見出しにくい。ところが、ノーマルモデルと 1 馬力辺りの価格を比較してみると、E500、E280 をわずかに下回るのだ。ちなみに、ノーマルモデルでの最上級グレードである E500 アバンギャルドに対し、価格で +420 万円、馬力で +170 馬力。つまり、1 馬力あたり約 2.5 万円の追加投資ということになる。

AMG E55
ミディアムクラスのセダンとして居住性に優れた室内空間を確保している。ステアリング裏の白い部分が、オートマのステアリングシフトスイッチ。
AMG E55
中央のオンボードコンピューターにあらゆる情報が集約して表示されるようになった結果、左側にはなんと時計が備わることに。
羊の皮を被った狼

かつての AMG を知る人から見れば、エクステリアもインテリアも威圧感が以前よりぐっと抑えられていると感じることだろう。エンジン冷却性能を高めるためにフロントバンパーのインテーク開口部は拡大され、サイドスカート、リアスカートなども AMG 専用デザインがおごられているが、あくまでもノーマルモデルの延長線上といえる形状。このあたりは暴力的な荒々しさはすっかり影を潜め、むしろ洒脱さやインテリジェンスを感じさせるたたずまいだ。

ただし、リアスカートからのぞく左右各 2 本出しのエグゾーストと、軽量 18 インチホイールの奥でキラリと光る大型のブレーキキャリパーが、ただ者でない走りのオーラをわずかに感じさせてくれる。これみよがしなパフォーマンスの誇示は嫌いだが、それでいてさりげない自己顕示が好きな日本人向けと言えなくもない。

かつてスポーツカーをカモることのできるセダンを「羊の皮を被った狼」と評したものだが、この E55 はさしずめ「イグアノドンの皮を被った T レックス(ティラノサウルス)」ぐらいスケールアップした感じだろうか。

とはいえ、個人的にはぐっと低められた車高と、大径ホイール、そして流麗なルーフラインのバランスが、一つの完成形を成すかのごとく見えて、とにかく格好良く映る。街中で多く見かけるシルバーの E55 では気づかなかったことだが、ボディカラー一つでここまで印象が変わるという好例かもしれない。

AMG E55
左:場所も配置も理想に近い電動シートのコントロールスイッチ類。ドアノブ前方にあり、ヘッドレストまでも調整可能。
右:座面前端に設置された、サイドサポート&ランバーサポートの調整スイッチ。ちょっとしたマッサージ機能までも備わる。
AMG E55
高い位置にずらっと並ぶエアコンの操作系。左右だけでなく、リアの調整ももちろん可能。
AMG E55
高級車は照明にも手抜かりはない。走行中もほのかに点灯するムードランプ、スポットランプ、前後マップランプと実に多彩だ。
ベースモデルにして必要十分な快適装備

現時点で自動車に装備可能と思われる様々な快適機能がほぼ網羅されている E クラス。AMG 化に際しての追加装備というのは実は少ない。ノーマルモデルでオプションとされるものが、ほぼ標準化されていると思っていただければいいだろう。例えばルームミラーだけでなく、運転席側ドアミラーにも与えられた自動防げん機能。前後バンパー付近の障害物との距離を、音だけでなくインジケーターで視覚的にもガイドするパークトロニック。左右に加えて前後でも独立して調整が可能なエアコン、クライメートコントロール。ハーマン・カードン製のサウンドシステムは実に 12 スピーカー &420W というスペックを誇る。爽快なタッチのナッパレザーとヌバックを組み合わせたフロントシートはもちろんフル電動調整式。さらにサイドサポートの幅やランバーサポートの強さ、高さまでも全て電動で調整可能だ。ギミック好き、スペック好きの日本人でもまず不満は出ないだろう。

面白いのは、クルマの前後左右の動きにあわせてこれらサポート部分が自動的に動くドライビングダイナミックシート機能。例えば素早くステアリングを右に切り込めば、シート左側のサイドサポートが内側に張り出してきて、より積極的にドライバーの体をホールドしてくれる。ただし、こうした動きはステアリング操作やクルマの動きに対してわずかなタイムラグを生じるため、慣れないうちは違和感を感じるかもしれない。

AMG E55
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AMG E55
もうひとつの高性能版メルセデス
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