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tab_star2006/04/14tab_end便利で使えるミニバン&ワゴン
The VS ! 【 VOLVO V70R & PEUGEOT 407SW 編】
スタイリッシュスポーツワゴン 対決
両者とも個性的なエクステリアを持つちょっとマニアックなブランド、ボルボとプジョーの対決です。どちらも機能的な所謂ワゴンですが、最近はワゴンやSUVにもスポーツマインドの要求が当たり前になってきました。果たしてどちらがこの時代のワゴンとして勝利を収めることが出来るでしょうか?今回は試乗時間が短かったので、ショートインプレッションでお届けします。

文・写真=柴田康年(VividCar.com)
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1202_sicon_home柴田康年
[VividCar元編集員]
最近、アナログ事が好きになってきました。
V70R_01.jpg
正当派、リアルスポーツエステートと言えるエクステリアは完成度が高い
VOLVO V70R

ボルボのワゴンと言えば、エステートと呼ぶ。その昔、私の憧れのクルマだった。当時はボルボなんて買えるワケもなく、国産のワゴンに乗っていたが、取引先の人が「SIPS」とリアウインドウに貼ってあるV70に乗っていたことに羨ましく思ったのが懐かしく思い出される。とても印象的なその紺のボルボは、今でもはっきりと覚えている。そんな昔の印象から、ステータスのあるお金持ちの人が乗るクルマというイメージが強い。その紺のボルボオーナーは建築会社の設計士だった・・・。

VOLVOと言うと私はステーションワゴンと言うイメージがかなり強いのですが皆さんはどうです? 個人的な価値観ではあるが、ボルボのセダンに乗る人の気持ちが今ひとつ分からない。VOLVO=ステーションワゴン代表!って感じじゃないですか?

さて、今回は短時間の試乗ではあったが、そのエステートのスポーツ版「R」に乗った。

このV70Rは、リアルスポーツエステートとして、走りを極めるドライビングパフォーマンスを追及したクルマ。R-DESIGNと言われているデザインは、カタログにあるように「モダン・スウェディッシュ・デザインの結晶」と言われる高いクオリティーで纏められている。ホイールやブレーキキャリパーには、その証として「R」の文字が刻印されている。

407SW_01.jpg
プジョーブランドのアイコンとなっているネコ目はかなり印象強く個性的
PEUGEOT 407SW

第一印象、プジョー車としての個性ははっきりと受け取れるネコ目の斬新なプジョーらしいエクステリアだ。が、しかしなのだ。果たしてカッコイイか?好きか?買いたいか?というとちょっと個人的には勇気がいる選択になりそうな印象だ。決してカッコワルイと言っているワケではない。この手のヘッドライト周りのデザインは国産ミニバンなどでも多く見かけるが、ちょっとやりすぎかも、かなりつり上がってんね。それに比べ、リアビューはボリューム感とシンプルさが私にはウケて好みのお尻だ!

407SWという「SW」には様々な意味を持って良いらしい。カタログを見ているとちょっと面白いコピーがあった。
SWを、スペースワゴンと読む方へ。心のゆとりも広がります。
SWを、スペクタクルワゴンと読む方へ。四季折々の絶景をお楽しみ下さい。
SWを、スポーツワゴンと読む方へ。醍醐味はそのコーナリングです。
そして、SWにセーフティーワゴンという読み方も加えたいと思います。
と、ある。
これで、このクルマのテーマ、味が伝わってくるから、良くできたコピーだと思う。スペクタクルワゴンと呼ぶ人は居ないと思いますが・・・。
さて、プジョーってなんだか所有していて、乗っていてライトな気持ちで楽しくなるし、ドライビングもワクワクする。今までの206、206cc、307、407、1007などの試乗歴からもそう感じるが、SWのタイプでも同様だ。天井一杯に広がるパノラミックガラスルーフが室内にかなりの開放感と光をもたらし、とてもリラックスしたドライビングを楽しむことができる。走りは、それなりにスポーティーだけどガンガン攻めて楽しめるかというとそれは難しい。適度にハイスピードで目的地に向かう程度なら良いかもね。V70Rから比べるとスポーツ性能は劣るけど、ワゴンとしての使い勝手や家族を乗せて、ラララ〜と楽しく出かけるにはとっても良いクルマだと思う。


V70R_407sw_01.jpg
ファーストインプレッション対決

乗った瞬間に大きく違うと感じるのは、ドライビングポジション。V70Rは、スポーツセダンと同様にホールド感のあるシートは低く、スポーツカーに近いドライビングポジションだ。座っただけでそのクルマのコンセプトや目指すところが正にリアルスポーツだと伝わってくる。
一方、407SWは、フランス車独特の座り心地の良いシートにちょっとスポーツテイストを施したホールド感はあるが、V70Rほどではない。ステアリングポジションが多少上から抱えて持つ感じのファミリーカー的だ。個人的にはフランス車のシートは好きなのだが、ステアリングポジションがトータルで見るとあまり好きじゃない。どうも上から抱える感じのステアリングポジションが気になる。
走り出しても、フロントウインドウから見える景色は、V70Rはスポーツカーからの景色で、407SWはファミリーカー的な印象だ。というのも、車内のスペースがV70Rは狭くタイトで407SWの広く明るいからそう感じるのかもしれない。

ここらで、数字的比較を。
全長、全幅、全高などを比較してみるとV70Rよりも407SWの方が一回り大きい。特に全高は、V70Rが1,490mmで407SWが1,510で、ルーフレールの高さがV70Rの方が少し高いので、そのことを計算に入れると、室内は明らかに数字でみても407SWの方が広い。
パワーは、V70Rが300ps/40.8kgm、407SWが210ps/29.5kgmと圧倒的にV70Rの方が勝っている。(V70R:直列5気筒2.5Lインタークーラー付きターボ、407SW:V型6気筒3.0L)
それぞれのパフォーマンスを発揮する足下は、V70Rが235/40R18で、407SWが215/55R17となる。このサイズを見てもV70Rの方がスポーツタイプを履きこなしている。
さて、気になる価格(税込)は、V70Rが¥7,290,000-、407SWが\4,500,000-と実はかなりの価格差がある。と、言うよりもV70Rはハイエンドなクラスと言う価格ですね。
ちなみに「R」の付かない普通のV70が¥4,540,000-でターボのエンジンのV70 2.5T¥5,290,000-なので、407SWと比べるにはこちらの方がふさわしいかもね。
つまり「R」代は¥2,000,000-也。

ファーストインプレッション的には、V70Rが正にリアルスポーツ。407SWがラグジュアリースポーツということで、それぞれの方向性がそれなりに完成されていると言う点から引き分けかな。

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左:V70R
右:407SW

インテリア対決

この対決、どちらも質感は高く高級感もある両者どちらも譲らない対決となりました。R-LEATHERがコンセプトワードのV70Rはかなり高級素材を使ったR専用のスポーツシートが配置される。このシートは、自然な風合いと極めてスムーズでソフトな仕上げを実現した最高級のシート素材をつかったと言うだけあって、正にフワッとしっとりした高級レザーソファーと同様の座り心地が味わえる。レザーシートと言えばそれなりの張りがあってしっかりとした座り心地のモノが多いが、このV70Rの座り心地は初めて味わった感覚だった。このふんわり感は好みによってはどうかな〜と言う感じ。

一方、407SWはV70Rに比べ大きな座面で、張りのあるちょいスポーツシートといった感じで、とても快適。フランス車にお乗りもしくは乗ったことのある人なら分かるかもしれないが、ドイツ車等とは違った座り心地は健在だ。しっかりとサポートされ包み込まれる感じとは違い、ん〜なんて言うか、ソファーよりもカフェの座り心地の良いイスって感じですかね。
インテリアはどちらも最上グレードだけあってクオリティーは言うこと無し。インパネはV70Rの方が個性的で、407SWはシンプルなプジョー車共通のデザインイメージだ。V70Rが高級な応接間なら、407SWが機能的なリビングという感じで、個人的にはドライビングポジションではV70Rが好きで全体的には407SWの方が好きですかね。と言うことでインテリア勝負は、高級感と機能性を持ちつつシンプルな407SWの勝ち!

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クルマ自体は407SWが一回り大きいけれど、ラゲッジスペースはボルボの方がフロアーも広くて使い勝手は良さそう・・・。
ラゲッジスペース対決

ボルボは昔から角張っていて、リアウインドウは垂直に立っている為、ラゲッジスペースは、とっても広い。最新モデルも同様にかなり広いラゲッジスペースを持っている。407SWもそれなりに広いが開口部の広さと全体的なスペースはワゴンとしては申し分ないがボルボの勝ち!ですね。私自身、釣りが趣味なので、ロッドホルダーを車内の天井に付けて数本ロッドを収納することを考えるとボルボの方が後ろまで使えるので嬉しいな。

V70R_02.jpg

VOLVO V70Rの走りは ?

さて、高速走行がメインの試乗でしたが、そのドライビングポジションから予想されるキーワード「リアルスポーツ」はその走りから十分感じることが出来、とても心地よい気分にさせてくれた。インタークーラー付きターボの直列5気筒エンジンは、胸の空くような快適な加速をもたらし、高速域での加速も容易にこなす。
昔はセダンに比べワゴンタイプの方がボディー剛性がユルイ感じを持つこともあったがそんな事は全くない。ハンドリングもシャープで意図する方向に的確にクルマ全体がバランス良く反応してくれることも気持ちがよい。

R-POWERと証されるエンジンはクルマの見た目の質感も向上させてくれるぐらいスムーズでかつパンチがある。およそ2,000rpmで最高トルクを発揮するだけに、街中でもとても扱いやすい。
直列式のエンジンで気持ちが良いのはBMWが代表されるがこのV70Rのエンジンも負けていない。それどころかターボが程よく効いてくる辺りは、官能的な印象さえも感じる。価格もさることながらそれに負けていないデキはチョーグッド!

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PEUGEOT 407SW の走りは ?

こちらも高速走行メインの試乗(V70Rと同じコース)だった。ドライビングフィールは、どっしり低く構えた、スポーツセダン風じゃないとすぐに感じる。ハンドリングも敏感なレスポンスと言うよりは多少ユルイ感じ。しかし、とても爽快感があり、快活な走りっぷりだ。足回りに定評のあるプジョー車らしい、他のモデルにも共通する走りだ。
エンジンはV6 3.0Lで、210ps/29.5kgmだから、V70Rように、シートに押しつけられるような加速は出来ないが、独特のサウンドで良くできた足回りと共に軽快に走る。エンジンは静かとは言えないが、聞こえてくるエンジン音は不快ではなく。むしろ心地良いの走らせていても、踏み込んでも不満はない。

シートは、フランス車独特の幅広でちょっと張りのある座面と背中を心地よくホールドしてくれとても心地よい。
家族で楽しく和気藹々と出かけるワゴンとしては、最適な一台と言える。

さて、こうして比べて乗ってみると、お国柄が良く出ている両者だね。
V70Rは、ステイタスのある真面目なスポーツエステート、407SWは、おしゃれでフレンドリーなステーションワゴンという印象ですね。V70Rは価格もさることながらリアルスポーツを追及した仕上がりなので、407SWと比べるとちょっと堅いイメージがあるね。
とはいっても、この両者それぞれの目指すコンセプトがしっかりとクルマに反映されている点では互角だと思うので、この対決は引き分け〜としたいと思います。





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VOLVO_V70_M
data
VOLVO V70
ボルボを代表するエステート・サルーン
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data
PEUGEOT 407 SW
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