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tab_star2006/02/05tab_endVividAudio
B&W 英国製スピーカのグローバルスタンダード
グローバルサウンド
B&Wのスピーカサウンドは、世界のオーディオシーンに対してひとつの方向性を与えたという。それがもっとも個性的なサウンド指向を持っていた英国から誕生したことに意味を感じる。なぜ日本から生まれなかったという疑問もあるが、英国がグローバリゼーションの潮流の中で、最適化が進んだという全体的な経済合理性が働いていると考えたら大げさであろうか?
文・写真:永山辰巳
協力:Refino & Anhelo 金子 敬二氏

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『今月の試聴企画』スタートpage1B&W800D
グローバルサウンドpage2ESOTERIC
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永山辰巳icon_home永山辰巳
[VividCar 元編集長]
2006年、VividCarはプロフェッショナルなブロガーを目指します。創刊以来5年を迎え、ちまたのブログサイトとは一線を画するVividCarは、ネットワーク知識編纂をビジョンに確実にコンテンツを増やしながら未来のWebBookメディアを開発してきました。私たちはこれをWebフォトジャーナルシステム呼びます。生涯にわたり記録し続け知識を編纂する楽しみをごいっしょに。
B&W800D
実はバスレフ。ベースシステムには、ネットワークとスピーカ端子が備わり、キャスターまで装備している。キャスターの存在は賛否楼論かもしれないが、実は、ベースシステムの本体の間にバスレフポートが隠れている。
ハイスピードな高性能バランス志向

 B&Wは、日本のスピーカメーカが辿り着けなかった物理特性の優れたハイスピードサウンドを世界市場で成功させたメーカだと言える。日本的なマーケティングが世界に通じない過去には、オーディオだけでなくクルマの世界でも同様の構図が見て取れる。高性能車のひとつの流れ、プレミアム、ハイパフォーマンス、グローバルニーズという市場が90年年代に見えたにもかかわらず、それらの市場はほどドイツ車に席巻されてしまった。日本には、日産GT-Rや三菱ランサーエボリューション、マツダRX-7という優れたクルマがありながら極めてドメスティックなマーケットに落ち着いてしまった。一方、BMW、アウディ、ポルシェは、ドイツ車というカテゴリで同じ臭いがするのに、それぞれ世界規模での顧客とマーケットを確立していく。

 B&Wのサウンドを聞き込むほどに、DIATONE(ダイアトーン、またはダイヤトーン)は、B&Wの音にどう感じているだろうか?DS-20000Bのユーザであり、長年DIATONEのファンであった私には、DIATONEが世界ブランドになれなかった理由は低域再生にあると感じている。民族的な音楽傾向において、低域の音質の違いは、文化的な背景、生活音、住居特性、音質への感受性などその支配的な要因は多岐にわたると思える。しかし、JBLの38cmウーファーやウエストレイクやタンノイ、そしてアルテックなど、オーディオファイルに決定的な選択因子を与えた来たのは低域ではないだろうか?

 B&Wの魅力は、その低域特性において、極めてグローバルな解答をもっているのではないだろうか。自然に伸びた低域特性をリニアに再生するために強力なパワーアンプを要求している。オーディオサウンドの決定因子として7割近くを締めるスピーカシステムだが、そのスピーカが当然のごとく求めるハイパフォーマンスなパワーアンプ。世界のアンプメーカにとって、自社のドライブパフォーマンスを証明するためにB&Wを選んだとしても不思議ではなく、このスピーカは高性能なパワーアンプを証明するための低域を持っている。
Luxman
プリアンプ:Accuphase C-2800、パワーアンプ:LUXMAN B-1000f
プリアンプとパワーアンプ

 私の30年に及ぶオーディオライフにおいて、実はセパレートアンプを所有したことはないのである。理由は、単純である。セパレートを所有する理由が見つからなかったのである。私には、スペースや経済的な問題、選択肢が無限とも思える組み合わせ、結果的に所有する楽しみが苦痛になるのはないかという精神的ブレーキが働いていた。

 それが、LUXMANのA級アンプを乗り継ぎ、ジェフローランドのプリメイン、そして昨年購入したマッキントッシュのMA-2275という遍歴通り筋金入りのプリメインユーザに仕立てたのである。

 金子さんに、セパレートアンプを持つ理由を素直に聞いてみた。「そうですね、一般的には、プリアンプは中域、高域の音色を決定して、パワーアンプは低域の特性を担当します」。なるほど、そう言われれば、プリとパワーの相性というよりは、スピーカにとって、最適なプリとパワーという選択において選択肢は絞られてくる。

 800Dの低域はツインウーファー、バスレフということもあり、パワーアンプの駆動力があればあるほど、リニアに応答できる能力を有する設計であることが予測されるが、試聴において、音量を上げていってもまったく破綻しない全体のバランスが素晴らしい。これだけの装置を再生する部屋の問題はあるにしても、このドライブトレインは、ハイエンドのオーディエンスのニーズにおいて真価を発揮しそうだ。
ESOTERIC
CD/SACDプレイヤー:ESOTERIC X-03SE
SACD/CDのソースクオリティー

 私は未だにアナログレコードのユーザで、最近のLPのリリースには素直に嬉しいばかり。一方で、SACDフォーマットが広まらないことに業界、あるいは市場のニーズにがっかりさせられる。これだけの違いがありながら、この程度で良いとする(従来CD)音楽の探求には業界関係者の姿勢に疑問を持つ。

 ハードウエアメーカはそうはいかない。SACDを追求するハードウエアの進化は著しい。ESOTERICのデジタルディスクプレイヤーには以前から興味があった。それがティアックという会社の一部門であり、ハイエンド向けの嗜好性の高いブランドだと解っても、だからこそ、何かのこだわりがあるのではないかとユーザに思わせる節がある。

 今回試聴に持ち込んだソースは、ヴィーナスレコードの最新リリースである、「亡き王女のためのパヴァーヌ」/スティーブ・キューン・トリオを始め4作品。ヴィーナスレコードは、同じソースを、CD、SACD、LPで供給することもあるまさにオーディオファンのための音楽ソースサプライヤーである。
SteveKuhn
亡き王女のためのパヴァーヌ/スティーブ・キューン・トリオ

1.アイム・オールウェイズ・チェイシング・レインボーズ
2.亡き王女のためのパヴァーヌ
3.ムーン・ラブ
4.ワン・レッド・ローズ・フォー・エバー
5.白鳥の湖
6.夜想曲変ホ長調 作品9, 第2番
7.リベリイ
8.前奏曲ホ短調 作品28, 第4番
9.フル・ムーン・アンド・エンプティ・アームス
10.パヴァーヌ
11.ララバイ

スティーブ・キューン Steve Kuhn《 piano 》
デヴィッド・フィンク David Finck《 bass 》
ビリー・ドラモンド Billy Drummond《 drums 》
録音 : 2005年8月18、19日 ザ・スタジオ、ニューヨーク
●TKCV-35361
ヴィーナスレコード

 ヴィーナスレコードについてはいずれ特集するとして、今回は、クラシックをジャズでという今は普遍的な楽曲としてのスタイルを取り上げたスティーブ・キューンの最新作、「亡き王女のためのパヴァーヌ」をじっくりと聴かせて頂いた。

 同ジャンルには、フランスのジャック・ルーシェというパイオニアが存在して、バッハをジャズで奏でるという当時としては冒険を犯した。また、長年私が敬愛するピアニスト、ジョン・ルイスも独自のバッハの研究において、ジャズ的な解釈とその検証がある。そうした前例がありながらもスティーブ・キューンの作品は、影を潜めない。

 ヴィーナスレコードのオーディオ的解釈は別の機会に温存するが、今回の金子さんの「夢のオーディオ」は、B&Wの800Dを出口として、一期一会の音楽を再生する。私はかねがね、良いオーディオとは、ライブと同等で、その一瞬の音楽を提供すると思ってきたが、B&W、Accuphase、LUXMAN、ESOTERICは、まさに、一瞬の芸術を再生してくれた。私の憧れのジャガーXJRが買えそうな値段のこのセットは、同様に憧れてきた再生音楽の魅力へと誘ってくれる。

 さて、視聴者としてのコメントは、B&W800Dを中心とした国産勢のドライブトレインは、生涯の趣味としてハイエンドオーディオの世界にはまり込む第一歩として最高の組み合わせではないだろうか?もともと国産メーカが追求した理想とも思える物理特性重視のハイスペック主義を出口として完璧にこなすスピーカシステム、それがB&Wである。これがJBLや、他のスピーカメーカだとやすやすと国産メーカーの組み合わせに応じないうんちくに閉口するが、B&Wのオールラウンダーでありながら趣味性において世界に二つと無い存在価値は、大いに満足感を与えるに違いない。
EBTB
写真提供:株式会社タイムロード http://www.timelord.co.jp/
コンシューマーオーディオ事業部

〒153-0061東京都目黒区中目黒4-8-5藤井ビル4F
TEL:03-3794-5489 FAX:03-3794-5605
次回予告

 さて、次回ですが、EBTBをご紹介します。R&Aでは、今現在でもこのスピーカをご覧いただけますが、独特のフォルムに隠されたサウンドを皆様にお聴き願えればと言うことでシステムを設計しご紹介させていただくことになりました。お楽しみに。
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私は、その後 TVR 本社へは何度か足を運んだ。最初は、ある人の付き添いというか、アドバイザーとして同行した。去年(2000 年)の春先だったと記憶している。
英国スポーツカーを創り出している TVR。初めて訪ねて以来、その印象はさらに素晴らしいものになってきている。
そうだ、今の私にはもっとも興味深く、そして気になって仕方ないクルマなのだ。

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