file1282
vivid_mark_s
ve_con298.jpgve_con212.jpg
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |
vividsearch2
search_car2
search_article2
tab_star2006/03/25tab_endVividAudio
温故知新
B&W 805、805S、Luxman L-570X's、L-590A
 第二回の試聴で、B&W800Dをじっくりと聴かせていただいたが、所有してるノーチラス805と現行製品である805Sは、外観上の違いは少なく、どのようなリファインがされたのかとても気になった。また、Luxmanが創立80周年を記念して、純A級アンプを復活させ話題になっているそうだが、純A級として最終モデルと噂されていたL-570X'sとどう変わったのだろうか?そんな話を金子さんと雑談していたら、比べてみましょうということなった。最新のSACDプレイヤーとして、マランツのSA-11S1を送り出しとして、10年の時を隔てた同グレードのモデルは、どのように時代をリードしているのだろうか?
文・写真:永山 辰巳
協力:Refino & Anhelo 金子 敬二氏

tab_face
永山辰巳icon_home永山辰巳
[VividCar 元編集長]
2006年、VividCarはプロフェッショナルなブロガーを目指します。創刊以来5年を迎え、ちまたのブログサイトとは一線を画するVividCarは、ネットワーク知識編纂をビジョンに確実にコンテンツを増やしながら未来のWebBookメディアを開発してきました。私たちはこれをWebフォトジャーナルシステム呼びます。生涯にわたり記録し続け知識を編纂する楽しみをごいっしょに。
金子氏
石丸電気株式会社/Refino & Anhelo
〒113-0034
東京都文京区湯島1-1-8
TEL:03-3251-1500
 
B&W805
B&W ノーチラス805、805S
B&W805
外観上の違いは二台を並べてみないと分からないほどの軽微な変更だ
B&W ノーチラス805、805S

 外観上の違いは軽微であり、一目ではどうリファインされているか解らない。しかし、今回新旧の805を並べてみると、使用ユニットやエンクロージャの違いが良く解る。B&Wのアイデンティティーを崩さずに音の詰め、最新のサウンドトレンドへの追求が行われているモニタースピーカーメーカらしいモデルチェンジに好感が持てる。

 エンクロージャの違いは、微妙である。ディメンジョンはほとんど変わらないが、ツイータを乗せているトップのデザインが、旧モデルではわざわざ抉っていたのが、新モデルは、なくなっている。単にコストダウンかも知れない。ユニットはフルレンジにツイータという構成だが、2ウエイバスレフとして設計されており、バランスドライブ方式ウォーブン・ケブラーコーン・ミッド / ウーファーとチューブローディング・アルミニウムドーム・トゥイーターというとても長ったらしい大仰なネーミングがされている。両者を比べると、すぐに理解できるのが、ミッド/ウーファーであり、センターコーンの形状とエッジの形状がかなり異なる。また、バッフルに取り付けるフランジのデザインが違い、ユニット変更には相応のコストがかけられている。面白いのは、デザイン的な特徴にもなっている、フランジと一体になっているように見えるバスレフポートの部分だが、素材も形状もかなり変更されている。まず素材は、旧モデルが硬質であり、指で叩くとカンカンとなるが、新モデルは、軟質というかゴムに近い感触を持っていて、音が鳴ることはない。ポートの形状、独特のディンプルのデザインもかなり違う。このあたりは低音の出方に相当な違いが現れそうだ。
 
 ツイータの部分は、外観上はわずかな違いだが円錐部の違いは共振モードの見直しのようなことと推測される。
 
 なお、写真ではスピーカスタンドが違っているが、旧モデルのスタンドが純正であり、このスタンドは変更されていない。
ラックスマン純A級
Luxman L-570X's、L-590A
純A級という理想的なアンプ駆動系を持っている。
L507
Luxman L507
文・写真:Refino & Anhelo 金子 敬二氏

ラックスプリメインアンプL507は、私が初めて手に入れた本格的なアンプでした。
それまでは、オーディオと呼ぶには程遠いシステムを使用していましたので、購入するまではかなりの憧れがあり、また決断も必要でした。
確か同じシリーズのチューナーも同時に購入したので、30年近く以前の安月給では高価な買い物だった気がします。 それから序々にオーディオの世界にのめり込んで、現在に至るわけですから、私のオーディオの原点だったかもしれません。音もさることながら、当時としても渋いデザインと木製の外観は、憧れでした。たしか、現在も私の実家で現役で鳴っているはずなので、性能も信頼の出来る物です。今度帰った時に久々に鳴らしてみようと思っています。
Luxman L-570X's、L-590A

 ラックスマンの純A級アンプの歴史は古い。80周年の創業記念でインテグレートタイプの純A級アンプが再設計されたのもその輝かしい過去を物語っている。私の年代のオーディオファンには、意外とラックスファンが多いのは、ラックストーンと長年愛着を持って語られてきた同社固有のサウンド傾向が、他のメーカとは一線を画してきた頑固さにあるのかもしれない。私のラックスマンの始まりは、L-58Aからであるが、金子さんは、L-507であるということで、お互いにラックスマンのファンであったことも今回の企画に繋がった。
 
 
 
 ラックストーンという愛称の他にもこのメーカのアイデンティティーは明快で、シャンペンゴールドの筐体にウッドボックスという実にほれぼれとするルックスを継承してきたのである。また、ラックスマンはスイッチに拘ってきたとも言える。デザイン上の特徴にもなる各種スイッチは、デザイン上の必然性からも機能上からの必然にも、完璧なまでに解答をだしてきた同社の姿勢があった。
Luxman L570X's
L-570X's 発売月日 1992年10月 380,000円
(以下Luxman資料からの抜粋)
外形寸法(mm) 438X176X467
重量 30Kg
スペック 歪率:0.01% 出力:50W×2(8Ω)
メモ L570のさらなるカスタムメイドパーツを採用した純A級プリメインアンプ
Luxman L590A
L-590A 発売月日 2005年6月 500,000円
(以下Luxman資料からの抜粋)
外形寸法(mm) 467X178X434
重量 26.5Kg
連続実効出力 30W + 30W / 8Ω、60W + 60W / 4Ω
ラックストーン 類い希な個性

 L-570X's、とL-590Aと違いは、同社の長年のアイデンティティーからの転換点を意味している。シャンペンゴールドの筐体とウッドボックスはなくなり、ホワイトシルバーの金属筐体は、精密機械を思わせる風貌へと変わった。どこか暖かく可愛い音をだしてきたラックスマンが、現代サウンドの象徴としてイメージを誇示するような方向性へ向かっている。これは第二回でご紹介したB-1000fに通じている。
 
 L-570X'sを大事に使ってきたのはわけがある。実は、L-570X'sは過去三度修理しており、そのうち二回は、ヒートシンクの交換である。純A級アンプにとってヒートシンクは命の部品で、これが壊れるとアンプは保護回路が働き動作しなくなる。ラックスマンのサービスマンの話は、「このヒートシンクは手作りなんです。作り手は一人しかしないので、その人が作れなくなると補修部品がなくなります。大事に使ってください。もしかしたらラックスマンはもう二度と純A級アンプを作れないかも知れません」。ヒートシンクは、液体ナトリウムを封入した特殊な加工技術を持って製作されているので、コスト的にも厳しいのだと語っていたのを思い出す。
 
 しかし、L-570X'sを購入し、長年使用してきたのは、なんといってもそのサウンドにある。懐古趣味的なラックストーンという愛着を持った表現は似つかわしくない。L-570X'sは、抜群の応答性と、切れ込んだ音質は、ある意味ではかりかりにチューニングしたレーシングカーを思わせるようなサウンドを持っている。30万円〜50万円の価格帯でのプリメインアンプを作らせたらラックスマンほどに個性があり、しかも、品質面でも他の追随を許さない商品を作り続けてきたメーカは他にはないだろう。多くの家電メーカのオーディオ部門が撤退するなか、日本のオーディオメーカの意地を見せ続けている。
 アキュフェーズを忘れていないかとの声が聞こえるが、実は私は一度もアキュフェーズのユーザになったことがないのである。過去、何度かアキュフェーズを購入したいと思ったが、どうしたわけか購入に至っていない。たぶん、優等生過ぎるのだと思う。まじめすぎるというか...。アキュフェーズが大好きな人は、ラックスマンを好きになれないだろう。この二つのメーカの個性は、対極的であり、フェラーリとポルシェのような関係かも知れない。お互いに相手がいなくなっては困る。永遠のライバルであって欲しいのかもしれない。
SA-11S1
マランツ SA-11S1
オフィス
仕事場のオーディオ達
試聴

 最初にオリジナルノーチラス805をL-570X'sで、次に、805SをL-590Aで聴いた。前者はいつもオフィスで聴いているが、こんな大きな試聴ルームで大音量で聴いたことはないので、違った表現力、迫力に驚かされた。こんな小さなスピーカからパワー溢れるサウンドが鳴り響く。しかもピアノの音は、とても自然でまるでそこにピアノが存在しているかのようだ。良く響いている楽器のような音がする。低音から高音までバランス良く、耳に心地よいサウンドだ。後者はというと、まず、低音の伸びがすごい。一クラス上のサイズの低音が出てくる。ノーチラス805よりもさらに重心の下がったような、伸びのある押し出しの強い低音である。中域の出方はほぼ同じだが、エンクロージャがなるような響きはなく、かなり硬質な感じ。高音は低音の伸びに合わせてワイドレンジに聞こえてくる。

 両者の個性は明白でとても同じスピーカ、アンプのデザインとは思えない。B&Wは、その突然変異的なサウンドを常に進化させているブランドであることが解った。しかし、一方で、この二つの組み合わせには10年近いモデル時期の違いがあるのに、その資質はまったく同じクオリティーを持っていることである。人によっては、前者の方が音楽的だと思うかも知れないし、後者の方が過度なプレゼンテーションだと思うかも知れない。

 オーディオは奥が深いなーと思わされる反面、好きになった製品を一生大事に使う人も多いことが、すこし理解できた。かならずしも最新の製品が良いとは限らないのだ。時を超えて存在するオーディオこそ真の音楽の伝承者なのかもしれない。
tab_cars_b
JAGUAR_S-TYPE_M
data
JAGUAR S-TYPE
時代を超えた存在を目指して
tab_links_b
refino
レフィーノショッピングサイト
http://refino.jp/
石丸電気の提案する新しいショッピングサイト
Luxman
Luxman
http://www.luxman.co.jp...
B&W
B&W Bowers & Wilkins
http://www.marantz.jp/b...
recommend
サマリー情報_サムネール
ブロンプトンの自転車
英国折りたたみ自転車の王様といえば、アレックス・モールトンでも、シティバイクのスタンダードといえば、このブロンプトン
サマリー情報_サムネール
ダイソンのデュアル・サイクロン
コロンブスの卵的着想から生まれたグッドルッキンな、人と環境に優しい掃除機
サマリー情報_サムネール
ジャガー X-TYPE と 6 台のライバル
 英国ヘイマーケット社の「AUTOCAR」から、X-TYPE のライバル 6 台との比較を行った X club seven というタイトルの記事を日本語化。
サマリー情報_サムネール
マーロー
マーロウ、ホテルコンプリートアングラー周辺の写真集
湖水地方
湖水地方
ピーター・ラビットの世界。日本人にはとても名の通った地域。クルマを借りればちょっと違った風景が。
stype_pi_00.jpg
ジャガー S-TYPE 限定車 " Premium Ivory "(プレミアムアイボリー)を発売
内装を今年の流行色「白」でコーディネート
サムネール
ミュージアムモデルに魅せられて #1
 航空機の浪漫をミュージアムモデルとともに振り返る短期集中連載シリーズ、第一話「ジェット・ファイター」
ORACLE_サムネール1
オラクルの CD ドライブ/CD プレイヤー
あまりにも潔い、無駄を一切削ぎ取ったデザイン。素っ気ないほどのシンプルなディスプレイ。
tab_note
VividCarにおけるオーディオ編集員の募集 :
いっしょにオーディオの楽しみを伝えていける編集員、ライターを募集します。詳しくは永山までご連絡下さい。
Copyright (C) 2001-2007 VividCar.com. All rights reserved.
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |