 |  |  | | | Over Night Driving 『アルファ 159 JTS 』 | |  | | アルファ 159 の最初の印象は大きくなってなんだかアルファっぽく無くなったな、というものだった。しかし、数日間に渡って、日々の足やちょっとした長距離を走ることによって、新たな側面が見えてきた。このクルマは紛れもなく、アルファであり、実用性のとても高い、趣味車なんだと。 |  | 文と写真=斉藤 敦(VividCar.com)
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|  |  |  |  |  |  | 斉藤 敦 [WEB プロデューサー] |  |  |  | | イタリア車が大好きなワタクシ。がしかし、最近、欲しいと思うイタリア車は1,000万円級のものばかり。うーむ、どうしたものか。しかし、ランチアの日本再上陸のニュースなど、ここ最近は再び息を吹き返してきたイタリア車には要注目ですぞ。 |  |
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 |  |  |  |  | Alfa 159 2.2 JTS 全長×全幅×全高=4,690×1,830×1,430mm ホイールベース=2,705mm 車重=1,570kg 駆動方式=FF:2.2リッター直4DOHC16バルブ(185ps/6500rpm、23.4kgm/4500rpm) 価格=399万(消費税込み) |  |
|  | あのときの快感をいま一度
Vividcar を訪れてくださる皆さんはきっとクルマ好きだと思う。 そんな、クルマ好きな皆さんの中には、若かりし頃は、夜な夜な、同じようなクルマ好きの仲間とロングドライブをしたり、山道へ行ってみたりと遊んでいたという方もきっといるはず。
何よりも運転することが好き、でも色々と環境の変化があり、クルマを選ぶときの制約はどんどんと大きくなる。家族 4 人がしっかり乗れることが必須だとか、色々あっていつの間にか、クルマが趣味から道具へとなってしまったという方は意外と多いのではないだろうか。
今でもたま〜に、無性に走りに行きたくなるときがあるものの、何だか、今のクルマでは、実際にドライブに行くまでの気持ちにはならず、フッとため息。走りが楽しいクルマが欲しい〜と。
そんな方々へ是非オススメしたいのが、今回紹介するアルファ 159 だ。
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 |  |  |  | | ちなみに、ほとんどのクルマは、オプションのトゥーリズモパッケージが装着済みで出荷される。なので非装着車は納期に若干時間がかかるかもしれない。パッケージの内容は【ヘッドライトウィッシャー・ダイヤモンドスポークスタイリング 433 アロイホイール 7.5J × 17 ホイール+ 225 / 50 R 17 タイヤ・チベットレザー仕上げインテリアトリム(シート / ドア内張)・3 段階調整式シートヒーター(運転席&助手席)】で¥ 280,000 (消費税込)。 |  |
|  | だれもが満足する室内空間
アルファ 159 の室内は先代 156 に比べて大幅に広くなった。ボディサイズが先代比で 255 mm も長くなり、65 mm も 幅広くなっているのだから、当たり前な話と言われればそれまでなのだが、これで、後席に座る家族から、狭いといわれることはなくなるのではないだろうか。とはいえ、そのサイズはボディサイズを考えると標準的なものなのだが。また、前席のシートの下に足下を入れるスペースがあるのも後席に座るヒトには嬉しいポイントであろう。
そして、クオリティも随分と向上している。これなら、奥様も納得のくの仕上がりだろう。インテリアに関しての不満はほとんど出ないと思ってよいだろう。
今回試乗したクルマは左ハンドル仕様だが、この 4 月からは右ハンドル仕様も選べるようになったので、こちらはお好みで。
一度ドライバーズシートに腰を下ろすと、そこには、ちょいと昔の BMW のようにドライバー側に向いているセンターパネルがお出迎え。静かにこのクルマはドライバーの為のクルマであると主張する。
オプションのトゥーリズモパッケージを装着したインテリアは、チベットレザーで仕上げられ、タンカラーで統一。どことなく艶やかなその雰囲気は、一人で走る夜のドライブにぴったりで気分を高揚させてくれるのだ。
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 |  |  |  | | ジウジアーロとアルファロメオ デザイン センターのコラボで生まれたアルファ 159。フェンダーのラインはボリューム満点でグラマラス。また、156 よりワイドトレッド化したおかげで、大きくなったボディの割に細小回転半径は向上。扱い易くなった。 |  |
|  | 運転することが楽しい !
ストロークはあるもの剛性感のあるカチッとしたシフトを 1 速に入れて走りだす。ローギヤードでクロスしたギア比は、エンジンを上まで回せ ! と背中を押す。新設計の JTS エンジンはアルファ濃度は少し下がったもののアルファらしい演出は十分。軽快なサウンドを響かせながら加速する。決して速くはないのだが、エンジンをガンガンに回せて走ればスポーティな気分に。純粋に”運転することが楽しい”と思えるはずだ。
現状ではマニュアルモデルしか選べることができないので、奥様が運転する方は、『とはいっても選べないよな。』とお思いになるかもしれない。しかし ! このクルマには秘密兵器が装備されているのだ。大体において、女性がマニュアル車を敬遠する理由として多いのが、坂道発進の難しさではないだろうか。それを解消する坂道発進補助機能が 159 にはあるのだ。坂道発進時、自動でブレーキを離した瞬間にブレーキがかかり、クルマが後ろに下がることなく、発進できるのだ。これさえあれば、ちょっとしたマニュアル講習を旦那様がしてあげれば運転できるようになるのではないだろうか ?
それも難しいという方は、年末にはセレスピード搭載モデルがデビューすると思うのでそれまでお待ちの程を。しかし”あのときの快感をいま一度”という観点から考えると、マニュアルミッションモデルを選びたい。というのがホンネのところ。実際にこのクラスでマニュアルミッションを選択できるセダンはほとんど無いのだから。
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 |  |  |  | | ツインサイレンサー式エキゾーストパイプやリップスポイラーでキリリとしまるリアデザイン。156 の面影が一番色濃いところでもある。 |  |
|  | あのときのマインドを....
走り出して数分すると、あることに気付いた。 車内がとっても静かなのである。風切り音が少なく、ロードノイズも少ない。う〜ん、快適な空間だ。そして、静かな室内に JTS エンジンの心地よいサウンドだけが響いてくる。
そして、乗り心地もこのクラス随一といってよいほど素晴らしい。ボディはしっかりとし、しなやかであり、こちらも家族から不満な声を聞くことは無いはずだ。
ひとたび、鞭を入れてスポーティな走りをしようと思えば、アルファ 159 はそれに応えてくれる。ロック to ロックで 2.2 回転ちょっとのステアリングは、回頭性抜群だし、公道で走った限りでは、攻め込んでも印象は変わらなかった。コーナーでのアプローチでは、一瞬グラッとロールして、コーナーをヒラヒラと舞うような、往年のアルファらしい走りが楽しめる。
確かに官能性という部分では、洗練されすぎて、ぐっと大人な雰囲気で登場したアルファ 159 ではあるが、ただの道具としてでは無く、あてもなく、ドライブにでも行きたいと思わせてくれる趣味性の高いクルマであることをお伝えしたい。
家族にも満足してもらい、もちろん、自分が運転しても楽しく、ちょっと一人の時間が欲しいときに、最高のときを演出してくれる。
このクルマを選べば、間違いなく、夜な夜なあても無く走り回ったあのときのマインドを再び呼び覚ましてくれるはずだ。無性にワクワクしたあのときを。
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