file1306
vivid_mark_s
driveimpre298ヒュンダイ グレンジャー
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |
vividsearch2
search_car2
search_article2
tab_star2006/05/04tab_endクルマの王道セダンボディ
アイ・アム・サム〜「ヒュンダイ・グレンジャー」
少しでも自動車メディアに関わっている人間がヒュンダイという車に接するとき、妙に構えたりちょっと高いポジションから語ろうとすることが(自分も含めて)多いように感じる。まるで少しづつ自分の身長に迫ってくる我が子に対するかのように、わずかな戸惑い・不安を感じつつも自分の居場所を再確認して安心したがっているかのように。実際には、すっかりわが子に追いつかれていることにあえて気がつかないようにしている・・・新しいグレンジャーというのは、つまるところそんな車なのだ。

文と写真=山中航史(VividCar.com)


tab_face
山中航史 icon_home山中航史
[WEBディレクター]
S2000とMINIコンバーチブルという、こよなくオープンカーを愛するおっさんです。そろそろお腹と白髪が気になりだす年頃。でも「Always Open!」
ヒュンダイ グレンジャー
ヒュンダイ グレンジャー
HYUNDAI GRANDEUR 3.3 GLS Lパッケージ
全長×全幅×全高:4,895×1,865×1,490mm
ホイールベース:2,780mm
車重:1,660kg
駆動方式:FF
エンジン:3.3リッター V6DOHC 24バルブ
     (234ps/6,000rpm、31.0kgm/3,500rpm)
価格:339万1,500円(消費税込)

綺麗なお姉さんは好きですか ?

思えばグレンジャーの先代モデルである XG から実に 2 年半ぶりのヒュンダイだ。実車自体は昨年の東京モーターショーで見ていたので特に目新しさはないが、改めて屋外で見るグレンジャーの、そのエクステリアの洗練度合いの成長には「お父さんもびっくりだよ!」な気分。

XG がどちらかというと 80 〜 90 年代のクラシカルなディメンションの、いわゆるオーソドックスなセダンであったのに対し、グレンジャーは 6 ライトウィンドウを備えるエレガントなサルーンになってしまった。そばかすだらけの幼い娘がすっかり綺麗なお姉さんになってしまった・・・なんてまだまだ自分はそんな年ではないハズだけど。

◆◇◆

ヒュンダイのフラッグシップモデルでもあるグレンジャーは、2001 年に日本でも発売された XG の純粋な後継車だ。世界の自動車メーカーの潮流と同様に、ボディサイズ(全長 +20mm、全幅 +40mm)もエンジン排気量(+300cc、+50ps)も拡大されたが、ふくよかなラインはそんな大きさをほとんど感じさせない。わずかに前後フェンダーの膨らみに XG の名残を感じさせるが、車名と同様、 2 台は全く別の車と考えた方が良さそうだ。

グレード構成は至ってシンプル。パッケージ装備の有無で 2 つに分かれるが、基本的に同じボディとエンジンを持つ。国産車以上の装備、広さを国産車並み(あるいはそれ以下)の価格で手に入りますよ・・・ヒュンダイの販売戦略は車ほどには変わっていないようだ。

ヒュンダイ グレンジャー
左上:Lパッケージにはこの 17 インチアルミホイールが装着されるが、通常は 16 インチ。最近のこのクラスが 18-19 インチあたり前と考えると、ちょっと物足りない。
右上:デュアルエグゾーストパイプが刻むビートの心地よさは相変わらず。
左下:お化粧にも慣れてすっきり見栄えも up!
右下:高級車らしいパネルで覆われたエンジンルーム。ボンネットを支えるワンアームタイプのロングダンパーが相変わらずだったのはちょっと嬉しい。
ヒュンダイ グレンジャー
ベージュは例えば木目調パネルをエクリュのようなより明るいカラーにするなどの華があれば、ぐっと魅力を増したかもしれない。シャッター式のエアコン吹き出し口は Good!

なにもかも皆懐かしい

インテリアは軽く 2 世代分は進化したと断言できる。エクステリア同様水平基調でまとめられたダッシュボードの下に配された各パーツのデザイン、クオリティ共に合格。XG で唯一気になった部分はこれで無くなったと言えるだろう。

ボディカラーにあわせて選べるカラーはベージュとブラックの 2 種類。が、はっきり言ってここはブラックがオススメ。ベージュはデザインとの絡みでややカジュアルな印象を受けるのだが、ブラックはシルバーや木目とのバランスが絶妙なのだ。(ただし、ブラック内装はやはりオススメの深紫色のボディカラーでは選べない ! 残念 !)

ヒーター機能付きの本革シートは標準。電動調整機能も含め、掛け心地は申し分なし。ややふかふかした感じは意外と気持ちいい。

各スイッチ類のタッチ、配置も Ok。あのウィンカー音すらもすっかり洗練されてしまった。人間わがままなもので、ここまでまとまってしまうとどこか 1 箇所くらいは外した部分を求めてしまうものだが、ここは我が娘の成長を素直に喜ぶことにしよう。

ヒュンダイ グレンジャー
左上:Lパッケージは自発光タイプのスーパービジョンメーターが装備される。インフォメーションメッセージが日本語で表示されるのは親切だが、デザインの煮詰めは・・・
右上:電動式リアシェードも L パッケージのアイテム。高級車らしいアイコンとしてはアリ。
左下:好感度大のドアパネル。見た目と使いやすさが両立されるなど、ここはきっちりデザインされている。
右下:他ではあまり見ないざらっとした表面処理が施されたシルバーパネルが印象的なセンターコンソール付近。もう少し収納スペースが欲しい。
ヒュンダイ グレンジャー
469 リッターの容量を誇るトランク。内部から開けることのできる緊急レバーも備える。

輸入車 ? 国産車 ?

グレンジャーのエクステリアやインテリアのディテールを一つ一つつまんでいくと、この車が輸入車なのか国産車なのかちょっと自信がなくなってくる。一つ一つのクオリティは申し分ないが、そこに異文化を感じさせるようなどきどきはほとんど感じられなかった。でもちょっと待てよ。それってそれだけ抵抗感なく自分の中に入ってきたってことなのかな ?

深さはそれなりだが、広い開口部と邪魔にならないリッドで十分使いやすいトランクルームも、静粛性に優れ滑らかな乗り心地も、2,000 回転付近のトルク感が心地よい 3.3 リッターの V6 エンジンも、敢えて「ヒュンダイとしては」なんて枕詞を無意識のうちにつけなくても「完全に車として素晴らしい」と断言できる。

とかくヒュンダイについては、そのポジションの議論から入りがちだ。輸入車としてのヴィヴィッドな主張が感じられないから輸入車としては認知されない、とか、販売網が整備されないからそもそも売れない、とか。どれも正論だと私も思うが、いつまでもそんな話ばかりしていてもつまらないよね、とも思う。大手家電販売店の生活家電コーナーに行けば良質な韓国製品が普通に並び、NHK のプライムタイムには韓国のドラマが普通に放送されるほど身近な存在=存在自体を特に意識しなくても良くなった存在なのだから。

メジャーでもマイナーでもない、素直なヒュンダイに乗る。成長した娘に対して敢えて構える必要なんかない。自然体でコミュニケーションを楽しめば、それでいいんじゃない ?


onSubmit="popUp('','EnqPage')" target="EnqPage">
ヒュンダイ グレンジャー
tab_cars_b
HYUNDAI_GRANDEUR-M.jpg
data
HYUNDAI GRANDEUR
ヒュンダイのフラッグシップ・サルーン
tab_links_b
ヒュンダイ
ヒュンダイ モーター ジャパン株式会社
http://www.hyundai-moto...
tab_boomlink
VividWelfare
Enjoy W-Car(Vivid Welfare)
http://welfare.vividcar...
recommend
ヒュンダイ XG
冷静と情熱の間〜「HYUNDAI XG」
 とっても熱い国、韓国。かの地からやってきたサルーンは意外なほどクールなクルマでした。
hyun_jm_s.jpg
まろやかな SUV、それがヒュンダイ JM
「ヨーロッパで認められた実力は本物に違いない」
ヒュンダイの新型 SUV、JM( Joyful Mover )に試乗、
改めてそのポテンシャルを確認してきた。

サマリー情報_サムネール
韓国の食べ方
初めての韓国。すべてが物珍しいのだが、日本でたべる韓国食とどうちがうのだろうか。韓国食文化のご紹介です。
サマリー情報_サムネール
韓国の走り方
近くて遠い外国。それが私にとっての韓国。欧米には幾度となく出かけたが、韓国には縁がなかった。それが突然明日行くことに。明日韓国か。なんとなく面白い気がしたが、この時期、チケットなど取れるわけがないなと考えつつ。...
Copyright (C) 2001-2007 VividCar.com. All rights reserved.
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |