 |  |  | | | 走り好きにはたまらない!『BMW Z4 M ロードスター』 | |  | 標準モデルのマイナーチェンジに合わせてデビューした BMW Z4 M ロードスター。その本質はどこまでも硬派。トコトンまで走りを重視したその作りに脱帽した。
800 万円オーバーと価格も高いが走りの質も最高に高い、 Z4 M ロードスターに乗ってみた。
|  | 文と写真=斉藤 敦(VividCar.com)
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|  |  |  |  |  |  | 斉藤 敦 [WEB プロデューサー] |  |  |  | | イタリア車が大好きなワタクシ。がしかし、最近、欲しいと思うイタリア車は1,000万円級のものばかり。うーむ、どうしたものか。しかし、ランチアの日本再上陸のニュースなど、ここ最近は再び息を吹き返してきたイタリア車には要注目ですぞ。 |  |
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 |  |  | 見た目はほとんど一緒なのです
週末の夜の麻布・青山界隈では、必ずと言っていいほどオシャレなカップルが乗る Z4 を目にする。悔しいことに、結構な確立でイイオトコとイイオンナの組み合わせだったりするのだ。ブランド、スタイリング、プライスなどを考えると、今一番のデートカー(死語..)なのかもしれない。
そんな、Z4 が先日マイナーチェンジをした。それと同時にデビューした、BMW Z4 M ロードスターを今回はご紹介したい。先代 M ロードスターと比べると、見た目のインパクトは正直少ない。エクステリアでいえば、ボンネットにパワーバジルが付いたり、前後のバンパー形状が標準モデル違ったりと、そんな程度なのである。
なので、 「やっぱり買うなら、最高グレードで」 とこのクルマをデートカー的な観点で選ぶのは、ちょっと危険かもしれない。見た目は標準モデルとほとんど一緒ではあるが、中身は全くの別物。走りにトコトンこだわり、M Gmbh が手がけた本物のスポーツカーなのである。それゆえに街乗り等の快適性は、幾分犠牲にされている。助手席にイイオンナをの乗せるというよりは、一人で、エンジンの鼓動と走りを思いっきり楽しむためのクルマだといえよう。
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 |  |  |  | BMW Z4 M Roadster 全長×全幅×全高=4,120×1,780×1,300mm ホイールベース=2,495mm 車重=1,430kg 駆動方式=FR エンジン=3.2リッター直6DOHC24バルブ(343ps/7900rpm、37.2kgm/4900rpm) 価格=829万(消費税込み) |  |
|  | 最高のエンジン
Z4 M ロードスターに搭載されるエンジンは、現行 M3 にも搭載される、3.2リッター直列 6 気筒 DOHC エンジン。気持ちよい回転フィールは、レッドゾーンの8,000 回転まで息切れすることなく続く。343 ps / 37.2 kgm という怒濤のパワーとトルクでグイグイと加速し、レスポンスもサウンドも最高と何もかもすばらしいの一言につきる。
5年連続で「エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのも納得なのである。そして、オープンカーであるから故に、そのサウンドやエンジンの鼓動をダイレクトに楽しめる。エンジンをかけ、オープンにした瞬間から、迫力のあるアイドリングサウンドに気分は高揚してくる。 それはまるで、クルマに
「さぁ、走りに行こう」
と誘われているような気分だ。 このエンジンと組み合わされるトランスミッションは、オトコの 6 速マニュアルのみ。回転をしっかりと合わせると”カチッ”と決まるフィールはスポーツカーに乗っているということを実感させてくれて嬉しい。クラッチはちょっと重いが、ミートポイントが分かりやすく、慣れてしまえば、この手のクルマのユーザーならば問題にならないだろう。撮影当日は渋滞の 134 号を約 1 時間走ることになってしまったのだが、特に違和感もなく走ることができた。
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 |  | |  | ダイレクトな”フィール”
標準モデルの電動パワーステアリングを油圧アシスト式に”あえて”変更し、ランフットタイヤを廃止し、フロント 225 / 45 ZR 18、リア255 / 40 ZR 18 というワイドな扁平タイヤを装着。その結果、ステアリングからはダイレクトにフィールが伝わり、ちょっとした路面の状況も手に取るように分かる。
新設計され、徹底的に軽量化されたフロントサスペンションと M3 のリアサスペンションを引き継いだサスペンションは、街中では突き上げ感が強く、あまりよろしいとは言えない。これは前述したステアリングフィールもそうで、ダイレクトな分、ちょっとした段差や轍までもフィードバックしてくる。よって、街乗りでは、”ちょっと疲れる”というのが本音のところだ。
しかし、それは清い割り切りであり、ワインディングに入ると、全てが良い方向に働く。リアタイヤのムズムズ感もしっかりと知らせてくれるし、路面状況、タイヤの状態を分かりやすく教えてくれるその走りは"ハイパワーな FR を安心してとばせる"本当に気持ちよいものなのだ。日常の使い勝手には多少目をつむり、走りを追求したその姿は、チューニングカーの本来の姿と言える。
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 |  | |  | さて、続いてインテリアを見てみよう。 300 km / h のスピードメーターや随所にみられる M の文字をあしらった数々のパーツ達がドライバーを出迎える。カーボン調のレザートリムに囲まれたコックピットに収まると、標準モデルのオシャレな雰囲気は陰を潜める。
ここで、唯一このクルマでワタクシが違和感を憶えたところをお知らせしたい。それは、ステアリングの太さである。M の文字が光り輝くそのステアリングは、見た目のかっこよさはいいのだが、握り心地がなんとも.....ここは社外品に変えたいところだが、エアバックや各種リモコンが設置されているので、安全・機能面から考えても、そう簡単ではないは確か。いつも手に触れるところだから何とかしてもらいたいというのが正直な感想である。
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さて、そろそろ総括しよう。 見た目には、標準モデルの Z4 とほぼ変わらない Z4 M ロードスターであるが、中身は全くの別物。そして、走りが好きな BMW ファンにはぴったりなクルマである。日常のアシに、というわけではなく、たまの休みの早朝にワインディングに走りに行くことがこの上なくシアワセ、と思える方に是非乗ってもらいたい。
そして、次期 M3 が V8 エンジンを搭載するという声を聞くので、この最高な M の血が通った直列 6 気筒エンジンを新車から味わえるのはもう少しの間だけかもしれない。買うなら今、と言えるだろう。
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 |  |  |  | 【左上】これぞ名機。なんと、0-100 km/h の加速は 5.0 秒 【右上】2 つのクローム・デュアル・テールパイプが奏でるサウンドは迫力抜群。 【左下】カーボン調のレザートリムの質感は高い。 【右下】もちろん、カップホルダーは標準装備。 |  |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | BMW Z4 3.0i SMG に試乗 大ヒットとなった BMW のロードスター「Z3」の跡を引き継ぐ「Z4」に試乗。そのデザイン故に最初は少し敬遠してしまったが、実車を見るとその思いは一変した。
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 |  | |  |  |  |  | 幻のロードスター、BMW 507 11/12(金)、大雨の明けた浜松に私はいた。大き目のシャッターを前に少しだけ心は弾んでいる。この向こうには、白い宝石が納めてあるのだ。
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