file1329
vivid_mark_s
driveimpre298荒聖治アウディ一気乗り
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/2 |bu_next
vividsearch2
search_car2
search_article2
tab_star2006/06/12tab_endカッコイイクーペにグラリ
ル・マンウィナー荒聖治アウディ一気乗り 〜アウディTT&A4〜
今こそ狙い目 ! アウディ TT
いよいよ始まったアウディウィーク。まずはル・マン 24 時間レースで日本人 2 人目の総合優勝を獲得した、荒聖治さんによるアウディ一気乗りからスタートです。日本だけでなく海外も含め数々のアウディを乗りついできた荒さん。彼が認めるアウディの魅力とは。

編集部より:当初の予告より記事の公開が遅れましたことを深くお詫びいたします。

まとめ:山中航史(VividCar.com)
写 真:阿部昌也
     山中航史(VividCar.com)

tab_index
今こそ狙い目 ! アウディ TTpage1荒聖治アウディ一気乗り
これぞグッドバランス ! アウディ A4 アバントpage2荒聖治アウディ一気乗り
tab_face
山中航史 icon_home山中航史
[WEBディレクター]
S2000とMINIコンバーチブルという、こよなくオープンカーを愛するおっさんです。そろそろお腹と白髪が気になりだす年頃。でも「Always Open!」
荒聖治アウディ一気乗り
アウディTT
フロントマスク、サイドビュー、リアエンドのどこから見ても「TT(Tourist Trophy)」。見事なまでのオンリーワン。
アウディTT
ルーフと前後ホイールアーチが見事なドームを描くサイドビュー。前後端の丸いラインも隠れたポイント。
アウディTT
わずかに傾斜がつけられた C ピラーが、走りの躍動感を生み出している。

Audi TT Coupe 1.8T S-line Limited

皆さんは初めてアウディ TT を見たときの衝撃を覚えていらっしゃるだろうか。1995 年のフランクフルトモーターショー。実に 10 年以上も昔と聞けば驚かずにはいられないが、TT のベースとなったコンセプトカーを見た誰もが、今日のアウディの快進撃がここから始まるとは予想だにしなかったことかもしれない。

それまでクワトロ(quattro)という優れたテクノロジーを有しながらも、いまひとつブランドイメージとして垢抜けることのなかったアウディが、斬新さと先進性、そしてデザイン力、プレミアム感という現代のハイクオリティカーを表す全てのキーワードの代名詞となるターニングポイントとなったのが、この TT というモデルからであることは間違いないだろう。数多くの模倣者を生んだそのスタイル、クオリティは登場から 8 年経過した今でもオリジナルとしての輝きを失ってはいない。

そんなアウディ TT も、間もなく新型へとモデルチェンジを果たす。新型への期待はいやがおうにも高まっているが、改めて熟成の域に達した現行の TT も、新型に負けない魅力に溢れている。そんな現行 TT の最終モデルとして用意されたのが、この Audi TT Coupe 1.8T S-line Limited(車両本体価格 4,340,000 円/250 台限定)だ。

190 馬力を有する1.8 リッター直列 4 気筒 DOHC IC 付ターボエンジン&ティプトロ付 6 速 AT を搭載し、エクステリアでは 18 インチの大径アルミホイールやキセノンヘッドライト、インテリアでは鮮やかなナッパレザーを使用した本革シートというスペシャルなモデル。実はこれら 58 万円相当のアイテムを特別装備しつつも、価格は 15 万円高に抑えたというお買い得仕様でもある、このアウディ TT からスタートしよう。

アウディTT
コンパクトなドアを開けると、艶やかなインテリアがドライバーを迎えてくれる。そこかしこに TT ならではのデザインキューが使われており、オーナーに所有する歓びを与えてくれる。

アウディTT
普段はパネルで隠されているオーディオや小物入れ。エアコン吹き出し口やシフトゲート周りに見られるドットパターンは、ドアノブや各種スイッチ類などにも使用されている。それにしてもアウディはアルミの使い方がうまい。

荒さんも元 TT オーナー

まずは荒さんと TT との出会いを伺ってみた。

荒聖治(以降荒):「最初のTTがでた時はまだルマンにも出てなくて、アウディの広報でバイトしてたんですよ。広報車の貸し出しとかね。その時に初期型に出会っているんですけれど、その時の初期型にくらべると、今のモデルは本当に良くなっています。」

「その時のモデルは足が堅すぎるとか、ハンドリングに不安があったり、小さくて軽量な車だと思うんですけれど、そういう軽さを感じちゃうような車だったんですけれど、その中でも重厚感や質感が毎年上がってきた感じで、すごくいい車になってきましたよね、ホント。」


久しぶりに TT を運転したという荒さん。まさかこれほどまでに熟成されていたとはちょっと予想外、という感じだ。

荒:「で、僕も気に入って 1.8 の AT に乗ってたんですよ。見た目は上っ面がちっちゃいし、すごく乗りにくいんじゃないかっていうイメージか強かったんですけれど、意外と中は妙に落ち着く空間で、三角窓の位置の工夫とかで、すごく視界もいいですよね。一般道乗ってても乗りづらいとか、歩行者が見づらいとかそういうのもないし、結構気に入って乗ってましたね。妙に落ち着く空間なんですよね。」

私自信もそうだったのだが、TT は外から見ると非常にコンパクトなキャビンを想像してしまう。しかし、意外や意外。中は実は結構広い。しかも程よい空間感というか、ふと落ち着く距離感というものが確かに存在するのは非常に不思議だ。

また、意外にもボディ四隅は把握しやすいと感じた。もちろん絶対的な視界としては背の低いクーペ故に限られるが、ちょうどドライバーの着座位置がクルマの中央部分であり、前後のパンパーの形状やオーバーハングがほぼ同じというスタイルが影響しているのではないだろうか。

アウディTT
低めの着座位置のおかげでヘッドクリアランスは十分。低いサイドウィンドウが程よいパーソナル感を演出している。また、クーペとしては後方視界がかなりいいのは嬉しい発見。

アウディTT
横方向は限られるが、奥行き、深さは 2 名分の荷物を軽々飲み込む。リアシートはエマージェンシーと割り切り、手荷物を放り込むのにちょうどいい。

外見以上の使い勝手の良さ

一般道から高速道路に乗る。コンパクトさが日本の一般道でもジャストフィットという感じだったが、果たしてハイウェイクルーズではどうだろうか。

荒:「この 1.8 ターボのレスポンスもいいですね。高速にのってもすごく静かなんですよ、この車。アイドリングしているとボーボーいってるイメージもあるんですけれど、高速クルージングをしているとすごく静かなんですよ。」

日本ではまだまだ少ないが、新型 BMW の 3 シリーズクーペまでもターボを装着するなど、ヨーロッパでは小排気量にターボやスーパーチャージャーを装着したモデルというのが主流となりつつある。環境対策のために小排気量でも、十分なパワーとドライバビリティを、と考えると、ごく自然な流れともいえる。このアウディ TT 1.8T とはそんな流れの源流でもあるわけだ。

荒:「こういうスタイリングだと、すごく使い勝手が難しいイメージがしちゃうかもしれないんですよ。例えば運転にしても視界が悪くて荷物も載らないんじゃないか、長距離とかも疲れるんじゃないか、というイメージがあると思うんですが、そんなこと感じさせないできっちり使える車ですし、全然気を使わない車ですよ。」


アウディTT
フルカバーされたエンジンルーム。ターボならではメカメカしさはなく、あくまでも控えめにエンブレムだけが自己主張している。

アウディTT
アウディ TT で見つけたちょっと面白いポイント。ガバッと開く大きなボンネットはダブルヒンジで支えられている。その根元にあるブルーのキャップはウォッシャー液の補充口だろう。
テクノロジーの相互フィードバック

年を重ねるごとに良くなっていったアウディ TT。その秘密はどこにあるのだろうか。

荒:「僕はアウディのテクノロジーをレース部門からも学んでいるんですけれど、すごく勢いがありますよね。確実にその時に良かったと思ったことが、一般車にフィードバックされていますし、一般車の良いものはレース車にフィードバックされます。そのへんは本当に同じテクノロジーで作られています。」


レースで培ったテクノロジーを一般車にフィードバックするというのはよく聞く話だが、その逆もあるとは新しい発見。こうした相互のフィードバックを積み重ねたスパイラルが、この TT にもしっかり組み込まれているというわけだ。

そういえば今年のル・マンにはアウディはなんとディーゼルエンジンのレースカーで挑戦する。ヨーロッパで大人気のディーゼルについても伺ってみた。

荒:「もちろんディーゼルも速いですよ。2004 年(この年、荒選手はル・マン総合優勝を獲得 !)にアウディチームの一員としてドイツに滞在していた時は、A6 のディーゼルターボを足がわりに乗っていたんですけれど、速かったですよ。200 km/h ぐらいで走ってても 900km ぐらいの距離は一気に走っちゃうぐらい燃費もいいし速いし、(ヨーロッパでのアウディのディーゼルは)ものすごく進んでますよ。」

アウディTT
Audi TT Coupe 1.8T S-line LImited
・全長×全幅×全高:4,060×1,765×1,340mm
・車両重量:1,330kg
・エンジン:1,780cc 直 4 DOHC インタークーラー付ターボ
・最大出力:140kw(190ps)/5,700rpm
・最大トルク:240Nm(24.5kgm)/1,980-5,400rpm

アウディTT
荒 聖治
1974 年生まれ(千葉県出身)
1994 年 VW カップレース・ゴルフ II クラス シリーズチャンピオン
2003 年スパ1000km 優勝
2004 年ル・マン24時間 優勝, 十勝24時間 優勝

アウディTT
スペシャルとナチュラルを兼ね備えたクルマ、アウディ TT は今がラストチャンス !

等身大にクルマを乗りこなしたい人へ

さて、肝心の走りについてはどのような感想をお持ちになったのだろうか。試乗の最後に伺ってみた。

荒:「このタイプに乗るのは実は初めてだったんです。どちらかというと、以前限定で出たクワトロスポーツってマニュアルのスポーツタイプがあるじゃないですか。あれが一番好きですね。でも、このモデルは足も硬くないしすごく乗りやすいですね。接地感もすごく出てるし、ベストバランスじゃないですか ?」

「もちろん 3.2 に乗っちゃうとトルクもあるし速いし、それはそれで凄く良いんですけれど、この 1.8 ターボもターボのレスポンスが良くて、クルマの動き自体も速いですよね。凄く軽いし。結構気に入りましたね、これはこれで。」


より排気量の大きなモデルも魅力的だが、ノーズの軽さから来るフロントの軽快な動きと、ハイレスポンスなターボエンジンが絶妙なハーモニーを奏でており、より TT らしい& TT を楽しめるという点ではコチラがオススメとのこと。

荒:「アウディっていうのは、(高速道路のインターチェンジでの)こういうコーナーとかも、本当に修正なしでオンザレールで走っていける。この TT でもハイグレードな車でもそうだし。四駆だからっていうの(マイナス面)も全然ないですよね。」

「それにスポーツカーだから緊張して音もうるさくて、というんじゃなくて、しっかり安定している。すべての操作系が扱いやすいので、女性でも運転しやすいと思います。この車でしか味わえない魅力を持っていますし、このおしゃれなスポーツカーを手ごろにどんな人でも楽しんでもらえるというのが一番の魅力ですよね。身構える必要なく所有して楽しんでもらえる車だと思います。」


オーナーの個性を代弁する独特のスタイリング。それでいて日常の使い勝手に優れ、高い走行安定性をも満たすクルマ、アウディ TT。さらりとクルマを乗りこなしつつも、背伸びせず自分を主張したい、そんな人にピッタリな一台といえそうだ。

アウディTT
続いてはアウディの中核モデル、A4 アバントのインプレッションをお届けします。
右下の「Next」をクリック !

tab_cars_b
AUD05002-m.jpg
data
AUDI TT Coupe
個性を発揮するスペシャリティーカー
tab_links_b
audi_hp.jpg
アウディのオフィシャルサイト
http://www.audi.co.jp/
tab_boomlink
VividWelfare
Enjoy W-Car(Vivid Welfare)
http://welfare.vividcar...
recommend
新A3登場
ダイナミックハッチ「アウディ A3」
ワールドプレミアから程なく国内デビューと相成った新型アウディ A3。先代が確立した「プレミアム」や「スポーツ」とも異なる第三のキーワードをひっさげて。その名の通り、我々を悩殺してくれるのだろうか?
A6_sum4.JPG
アウディ A6 Avant の魅力
6 世代目のアウディ A6 Avant が日本に導入された。「美しいワゴン」の魅力はいかに。
サマリー情報_サムネール
新型 A4 試乗記
日本でも大ヒットを飛ばした A 4 が、満を持してのフルモデルチェンジを行った。競争の激しいこのクラスに対する AUDI の意気込みを見た。
サマリー情報_サムネール
アウディオールロードクワトロ 2.7 T
オールロードクワトロはオンロードでのトップクラスのダイナミズムと豪華さ、そして優れたオフロード性能を兼ね備え、プレミアセグメントにおける、新たなアウディ独自のスポーツ性をアピール。
アウディTTクーペサムネール
アウディ TT クーペ ドライブインプレション
人気の AUDI TT Coupe に 6 速ティプトロニック仕様の AT モデルが追加された。箱根で行われた試乗会でのインプレションです。
サマリー情報_サムネール
北海道でTTロードスターを駆る
北海道にお住まいの高田さんからオープンカー購入の経緯をレポートして頂きました。それにしても、北海道でかぁ・・・羨ましい限りです。
arasam
東京モーターショー 〜 荒 聖治、松田秀士が選ぶ TMS THE BEST
レーシングドライバー、荒聖治。モータージャーナリスト & レーシングドライバー、松田秀士が選ぶ 2007 東京モーターショーベストカーです。
アウディS4&A8L
ル・マンウィナー荒聖治アウディ一気乗り 〜アウディ S4&A8 〜
いよいよ始まったアウディウィーク。まずはル・マン 24 時間レースで日本人 2 人目の総合優勝を獲得した荒聖治さんによるアウディ一気乗りからスタートです。
サムネール
Audi TT Night in Tokyo
新型アウディ TT クーペの発表会が行われました。通常の記者会見方式の発表会とは違って、TT のイメージを意識したおしゃれな演出。その名も「Audi TT Night in Tokyo 」。
Copyright (C) 2001-2007 VividCar.com. All rights reserved.
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/2 |bu_next