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tab_star2006/06/15tab_endクルマの王道セダンボディ
ル・マンウィナー荒聖治アウディ一気乗り 〜アウディ S4&A8 〜
快速快足塊速戒速 ? アウディ S4
ル・マン 24 時間レースで日本人 2 人目の総合優勝を獲得した、荒聖治さんによるアウディ一気乗り第 2 弾 ! 前回の TT と A4 アバントに続いてはアウディのハイパフォーマンスラインナップのエントリーモデル S4 と、フラッグシップサルーンの頂点を極める A8 ロングです。一見スポーティとラグジュアリーという対極にあるように見えるこの 2 台。しかし荒さんの評価だと・・・。

まとめ:山中航史(VividCar.com)
写 真:阿部昌也
     山中航史(VividCar.com)

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快速快足塊速戒速 ? アウディ S4page1アウディS4
VIP(Very Independent People)にオススメ「A8 ロング」page2アウディA8ロング
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山中航史 icon_home山中航史
[WEBディレクター]
S2000とMINIコンバーチブルという、こよなくオープンカーを愛するおっさんです。そろそろお腹と白髪が気になりだす年頃。でも「Always Open!」
アウディS4
アウディS4
普通のクルマならちょっと恥ずかしくなってしまうようなこんな鮮やかなイエローも、S4 ならごく当たり前に見えるから不思議。ドアミラー、ウィンドウモールなどにあしらわれたアルミも程よいアクセント。
アウディS4
リアバンパー下から覗く 4 本出しマフラーが静かにそのモンスターぶりをアピール。

Audi S4

間もなく日本にもやってくるアウディ RS4 と S8。それらアウディが誇る S シリーズの中でも今最も安く(¥8,120,000)、かつ最もおとなしいモデルがこのアウディ S4 だ。おとなしいといっても、新しい 4.2 リッター V8 エンジンは 344 馬力をたたき出し、パワーウェイトレシオは 5.0kg 台。一見してノーマルの A4 と変わらないように見えるエクステリアに騙されてはいけない。

もちろんアウディご自慢のフルタイム 4WD システム、クワトロ(quattro)仕様。ステアリング裏のパドルシフトで操作可能なティプトロ付 6 速 AT を介し、先のパワーを無駄なく路面に伝えることができる。(タイヤサイズ:235/40R18)

なかなか見かけることがないであろう、この鮮やかな黄色は「イモライエロー」。ステアリング位置は左右から選べるが、今回荒さんに試乗してもらったのは右ハンドル仕様だ。

前回の A4 アバントからほとんど間をおかずに乗っていただいた S4。ノーマルモデルとの差というよりもむしろ、かつて荒さんがドライブしたル・マンのレースカー、R8 との近さがどうやら気になったご様子。それではインプレッション・スタート !

アウディS4
ブラックのトーンでまとめられたインテリア。リアルカーボンパネルが似合う。

アウディS4
フルスケールメーターは 280km/h まで表示。30, 50, 130km/h の目盛りが赤くなっているが、これはおそらくヨーロッパでの各道路での制限速度に合わせたと思われる。

アウディS4
レカロ製バケットシートのホールド性の良さは折り紙つき。

アウディS4
リアシートにもレカロのバッジが。

荒さん絶賛 !

S4 のステアリングを握り編集部の駐車場から出て開口一番 !

荒聖治(以降荒):「これはイイ。実は僕これのいっこ前、シングルフレームじゃない方の A4 アバントに乗ってたんですけど、エンジンも気持ちいいですしね。上までもうスパッと回るし。いやホントにいいクルマ。」

まずはエンジンですね。他には ?

荒:「マイナーチェンジしてグリルが変わってますけど、サスペンションのリアの接地性なんかもすごく良くなってます。(以前は)少しひょこひょこする感じがあったんですけど、それがもう全く無くなってますね。」

確かにハードモデルにありがちな突き上げ感は皆無。絶対的なロール量を抑えてコーナリングスピードを上げながら、それでいてしっかりダンピングされている感じ。この印象は運転席でも助手席でもほとんど変わらない。助手席でもこうしたソリッドな、それでいて不快感の無いハイパフォーマンスカーというのは最近記憶にない。

荒:「ホンットに速い。飛ばしたい人刺激が欲しい人には絶対オススメです。これ。」

S4 がもたらす最大の刺激はやはり V8 エンジン。”グゴゴゴゴゴ”という文字から濁点を 1 つづつ外したくらいの音といったらイメージできるだろうか。そんな力強さを感じさせる音、振動を伴いつつも、それが全く不快ではない。というのも、7,000 回転から始まるレッドゾーンまで全く澱みなく回ってしまうのだ。アメリカン V8 の力強さとヨーロピアン V8 の精緻さの融合、といった感じだ。

V8 といえば、荒さんがかつてドライブした R8(ル・マン 24 時間レースで荒さんがドライブし、2004 年総合優勝を獲得)も V8 エンジンですね。何か共通点は感じられますか ?

荒:「そうですね。ただまぁ、あれ(R8)はツインターボなんですけれど、こういう下からモリモリトルクがあるところとか、凄く似てますよね。」

「トルクももちろん下からありますし、すごく全域でトルクあるんですけど、上まで本当に気持ちよく、V8 なんですけどよく回るエンジンですよね、これは。」


この全域トルクの塊 ! というエンジンが、タウンスピードでも非常に楽に走れる秘訣の一つなのだろう。

アウディS4
アウディS4
このクラスとしては標準レベルを軽くクリアするトランクルーム。深くスクエアな形状は使い勝手が良い。(容量 460 リッター)

アウディS4
アメリカン・マッスルカーのような力強いビートを刻む V8 エンジン。その猛々しさはかえって新鮮。

ル・マンという耐久レースのフィールドだからこそ

街中でも十分快適に走れるもう一つの要因、それは速度感応式のパワーステアリングにもありそうだ。実際、街中と高速では明らかにアシスト量に変化が出ていた。

荒:「やっぱり必要なときに必要なアシスト量という、その辺はもうほんとに(素晴らしい)。R8 のようなレーシングカーでも操作系は軽くて疲れない。疲れたらまずドライビングに集中できないですからね。」

話題がル・マン 24 時間レースに移ったところでもう少し伺ってみよう。

荒:「ルマンでは連続で 3 時間半から 4 時間乗るんですが、ほとんど全開です。全開で走ってても燃費が良くて壊れない。それを世界基準にしてしまったのがアウディなんですよ。」

だからこその総合優勝 ?

荒:「本当に落ち着いてレースに臨めましたね。まず壊れない、燃費がいい、あとはもう操縦性を良くすることだけに集中して。あとはタイヤメーカーさんの協力も得て。タイヤも全開で走ってても長持ちする、速いラップで長持ちする、そういうクルマっていうか、そういうことが実現できた年だと思いますね。」

「アウディから学んだことって大きくて。単にレースだけっていうんじゃなくて、市販車とレースカーの共用っていうかね、同じテクノロジーでね、証明していくという凄さというか勢いというか。その辺りはほんとにいろいろなことを教えてもらいましたね。」


アウディS4
Audi S4
・全長×全幅×全高:4,585×1,780×1,410mm
・車両重量:1,750kg
・エンジン:4,163cc V8 DOHC
・最大出力:253kw(344ps)/7,000rpm
・最大トルク:410Nm(41.8kgm)/3,500rpm

アウディS4
荒 聖治
1974 年生まれ(千葉県出身)
1994 年 VW カップレース・ゴルフ II クラス シリーズチャンピオン
2003 年スパ1000km 優勝
2004 年ル・マン24時間 優勝, 十勝24時間 優勝

アウディS4
エントリーにしてある意味究極。VividCar.com スタッフ皆が欲しくなってしまった一台 !

毎日がル・マン体験

荒:「ホント考え方がいっしょで、この、スタビリティのすごく高い車で安定した状態でやっぱり 24 時間戦う。これ(S4)も同じだと思うんですよ。すごくスポーティですごく刺激的なクルマなんですけど、その中でも平常心というかきっちり安定した状態で走ってスポーティを楽しめる、そんな仕様の車ですよね。」

極限状態の連続であるル・マンだからこそ、そうした状態でも安定して速く、しかもドライバーに優しいクルマでなくてはならない。そうした経験と技術が、S4 のようなハイパフォーマンスカーにもしっかり投影されているというわけだ。

荒:「ル・マンの準備はレースウィークが 1 週間あるんですが、その前に 24 時間のテストを実戦的にやるんです。実際に(オイルなどの)温度が上がってる状態でいろいろテストして、どこかが壊れてもほんとに 5 分以内で交換できるように練習します。」

「そのあたりの裏づけがすごいので、(本番のレース中も)なにかあってもピットに戻ればすぐに治してもらって、すぐに復帰できるという自信をもって走れましたね。」


そうした安心感を、我々一般ドライバーも市販モデルを通じて感じることができると。

荒:「あとパドルとかもね、手元にくる感じとか R8 とおんなじ。後ろのざらっとした感じもデザインがいっしょ。すごく使い慣れているんで僕はこれ好きです。オートマなんですけど、レスポンスなんかレーシングカーに近いですしね。」

これは嬉しい発見。そんな小さなパーツにまでル・マンの息吹が。ちなみにこのパドルシフトは、例えシフトレバーをドライブの位置に固定していても、パドル操作するだけですぐさまシフトチェンジができる優れもの。しかもそのまましばらくシフトチェンジをしないでいると、自動的にドライブモードに戻ってくれる。ちょっとエンジンブレーキが欲しいな、もしくは追い越しをするときなどにとても重宝する。

さて、そろそろ S4 の総括を荒さんにしていただこう。

荒:「実用性とかそういうこと考えたら、普段乗りとか A4 と同じ感覚でこなせると思います。で、いざっていうときにこのパワー、スピード。ほんとに楽しんでもらえるし。いやぁこのサイズでこのパワー、このクオリティというのは凄く楽しいです。」

「それに(大きなエンジンを積んでるからといって)重たいからフロントヘビーって感じはしないですしね。よくアウディのエンジン搭載位置は許せないという人もいるんですけど、これが逆に、なにも自分でフロントに荷重をかける作業をしなくても、もうフロントにかかっている状況なので、細かい技を使わないでもオンザレールでずーっとコーナーを走っていける感覚というのが出ているんですよ。」

「それでいてちゃんと限界域にいったときのコントロール性もいいですしね。そういう幅の広さっていうのが、レースでいうとコンディションの悪くなったときとか、遅いクルマをパスときにそういう幅の広さが生きてくるし、こういう車の場合は天候の変化に対しても安心感を得られるキャパシティがありますよね。」


ハイパフォーマンスカーだからこそ万人に扱いやすく、しかも快適なクルマでなくてはならない。そんなアウディのポリシーと、そしてなによりル・マンの息吹を感じることのできるマシン。いやぁ、このままずっと乗っていたいですね ! 荒さん !

アウディS4
最後はアウディの頂点を極めるモデル、6 リッター W12 気筒エンジンを搭載する A8 ロングのインプレッションをお届けします。右下の「Next」をクリック !

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