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tab_star2006/08/16tab_endカッコイイクーペにグラリ
光の国からの使者 【ジャガー XK】
次の 10 年も「やっぱりジャガー」といわれるために
高級車市場で独特のポジションを築いてきたジャガーの最新モデルがニュー XK だ。乗っているだけでオーナーの(心も含めて)リッチな(あるいは懐の深い)生活スタイルを想像させるクルマは、マセラティを除くとやはりジャガーくらいしか思いつかない。そんなジャガーの新世代モデルの出来栄えやいかに?リッチライフには遥かに縁遠い筆者がふと思いついたのが、今年生誕 40 周年を迎えたという某特撮ヒーローだった。

文・写真=山中航史(VividCar.com)


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次の 10 年も「やっぱりジャガー」といわれるためにpage1ジャガーXK
ジャガーのコンバーチブルならばこそpage2ジャガーXK
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山中航史 icon_home山中航史
[WEBディレクター]
S2000とMINIコンバーチブルという、こよなくオープンカーを愛するおっさんです。そろそろお腹と白髪が気になりだす年頃。でも「Always Open!」
ジャガーXK
JAGUAR XK Coupe
全長×全幅×全高= 4,790 × 1,895 × 1,320mm /ホイールベース= 2,750mm /車重= 1,690kg /駆動方式= FR/エンジン= 4.2 リッター V8 DOHC(224kW - 304ps/6,000rpm、421Nm/4,100rpm)
価格:1,180 万円(スタイルセレクション装備)
ジャガーXK
堂々たる風格を備えるアピアランス。試乗会場となったリゾートホテルに来ていた人たちの注目度もかなり高かった。
ジャガーXK
ややちぐはぐに感じられるフロントに対して、むしろ悩みもなくズバッとラインが引かれた感のあるリアビュー。ハッチタイプであることやリアフェンダーの造形があのブランドをどうしてもイメージさせてしまう。
伝統と革新の狭間で

高級車市場では、購買層の年齢もそれなりに高くなってくる。そのためにフルモデルチェンジではどちらかというと保守的な変更に終始することが少なくない。マーケットの新規開拓があまり望めないとなると、買い替え需要は無視できないからだ。とはいえ、全く変わり映えしないのではそっぽを向かれるし、昨今の環境や安全への対策もとりわけ重要。次々と進化するライバルに対して確固たる個性と差別化も必要・・・と、いうわけでもないだろうが、最近は往年の先祖にデザインアイデンティティを求めつつ、中身はがらっと変えてくるという手法が目立ってきた。

新型ジャガー XK のそれは、有名なかの E タイプとのこと。ただし、私は指摘を受けるまではちょっと気がつかなかった。すぼまった楕円状のフロントグリルは確かに似ているが、ヘッドライト形状や低く伸びやかなボンネットといった E タイプの特徴が新型ジャガー XK には見当たらなかったからだ。できることならば、フロントバンパー下部をぐっと絞れば近づいたかもしれないと思ってみていたら、デザインスケッチはまさしくそうなっていた。もしかしたら衝突安全や空力上の関係で今のデザインになったのかもしれない。

ジャガーXK
イメージスケッチはジャガーの葉巻スタイルをしっかり継承している。できればこれに近い形でデビューしてほしかった・・・かも。
ジャガーXK
自慢の総アルミモノコックボディ。アウディ A8 やフェラーリといった高級車のアイコンとしてしっかり定着してきた。(上記 2 点はジャガージャパン提供)
未来のクルマ

これまでのジャガーというと、古風でエレガントというイメージしかなかったが、新型ジャガー XK ではドイツ車もびっくりするような最新技術が惜しみなく投入されている。フォード資本が入ったことの好影響の一つなのかもしれない。

10 年振りのフルモデルチェンジの最大の目玉は総アルミボディ。4 リッタークラスの V8 を搭載するモデルとしては軽量の約 1,700 kg という重量にはさすがに驚かされる。スポーティでラクシュアリーなクーペとして軽量化が必須であったとは正直あまり思っていないのだが、技術アピールと他の量産車に向けた実験的位置づけと考えれば十分納得できる。ちなみに、クルマに使われるアルミというのは、実はスチールと比べてそれほど軽くはならないという話を以前聞いたことがある。十分な剛性や安全性を出そうとすると、どうしても肉厚になり、補強も増えるからだとか。しかも溶接にはかなりの電力を必要とするうえ、曲げ加工も難しい(折れやすい)ことから製造コストはスチールよりも何倍もかかってしまうのだとか。それが今や、アルミは完全に自動車の素材としての地位を確立するほどまでにテクノロジーは進歩したようだ。

新型ジャガー XK のもう一つのポイントが、歩行者との衝突に際して機能するデプロイアブル・ボンネットシステムだ。これは歩行者との衝突時にボンネットフード後端が瞬時に跳ね上がり、エンジンとの隙間を拡大させてセーフティゾーンを確保。歩行者をしっかりと受け止めようというものだ。できるだけボンネットを低く抑えたいデザインと安全性を両立させる新しい取り組みといえるだろう。

ジャガーXK
操作系はぐっと自然になり、各部の精度も増したインテリアなのだが、全体としてのイメージはどちらかというと没個性的と感じられた。もう少しジャガーとしての主張があってもいいような気がする。
ジャガーXK
かつての U 字型ならぬ逆 L 字型のシフトゲート。プッシュスタートスイッチや電子式のハンドブレーキが新時代を感じさせる。
新しい流れを目指したインテリア

かつてのジャガーのインテリアといえば、クラシカルで温かみを感じさせるものが大きな魅力であったが、新型ジャガー XK では大きくその方向を転じてきた。視認性を重視し、センターコンソールの特等席には大型の液晶モニターが据えつけられ、低く絶壁のようだったダッシュボードはオーソドックスな形状へと改められた。機能パーツとしてはこれが大正解だと思うのだが、かつてのジャガーを知る人間からは物足りないという評価も出るかもしれない。この大きな賭けがどちらに転ぶかはしばらく様子を見てみる必要があるだろう。

それと、インテリアについては昨今のドイツ車のような凝った仕掛けや奇妙なスイッチ類が無いことも印象の薄さに繋がっているのかもしれない。かといって、それらの装備が欲しいとは思わないが。

なお、本来の受注が始まる秋まではパッケージオプションの「スタイルセレクションズ」と名付けられた 3 モデルのみが販売されている。もっともラグジュアリーな「Luxury」、ファッショナブルな「Contemporary」、スポーティな「Sports」で、装備のコンビネーションは異なるが、全てベースモデルの 50.0万円高の設定となっている。

ジャガーXK
懐かしさを感じさせる逆アリゲータータイプのボンネットは、先の歩行者衝突安全との絡みもあるのかも。エンジンの自己主張はかなり抑え目。フロントストラットタワーの位置に注目。
どちらかというと脇役に徹するエンジン

今のところ、ジャガー XK に設定されているのは 4.2 リッターの自然吸気 V8 エンジンのみ。今後スーパーチャージャーで武装されたハイパワーモデルも登場すると思うが、その点を差し引いても特段パワフルといった印象はなかった。今回は高速道路で巡航する機会を得たが、必要にして十分なトルクを得ることができ、しかもスムーズ。荒々しさとは一切無縁といった感じだ。旧 V8 ユニットはグループ内での流用が多かったが、今回の新ユニットも扱いやすいベースユニットとして重宝されるだろう。

ドライバビリティはどちらかというやや重め。総アルミボディということで軽快感を想像していたのだが、いい意味で裏切られたといったところ。サイズ相応のどっしりとした操縦感覚だった。ドライバーとの一体感という点では今一歩だったが、そもそも激しく攻め立てるクルマでもないのだから、この味付けは至極まっとう、というのが正直な感想だ。

ジャガーXK
低くアングルからのリアビューはかなりカッコいい。先代の葉巻型水平基調よりも明らかに猫科が入っている。マフラーとテールランプの計 4 つの◎がアクセントになっている。
次ページではコンバーチブルについてもチェック!
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JAGUAR XK
Beautiful Fast Cars
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