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tab_star2007/12/11tab_end今回のプロジェクト!
トップを直撃! “若者のクルマ離れ”をどうする?トヨタ編
その1 トヨタ自動車取締役副社長 岡本一雄さん
政治、社会、行政…各所でネジレ現象が叫ばれている中、日本の基幹産業、自動車部門でもそれはあった。トヨタ自動車が生産台数世界一になろうという2007年、最大の問題はお膝元である「日本市場の冷え込み」であり、ちまた言われる「若者のクルマ離れ」である。そこで年末差し迫った12月、小沢コージが各トップを直撃! ホンネを探ってみた。
文と写真:小沢コージ&クライマックス
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岡本一雄(おかもとかずお)。1967年トヨタ入社。以来、乗用車のボディ設計に携わり、92年にセルシオのチーフエンジニアを経て、96年取締役に就任。2005年に、取締役副社長に就任する。商品開発およびF1を含む、全世界のトヨタモータースポーツ全活動を統括する総責任者。ちなみに写真は東京モーターショーにて。
「クルマを本当に楽しんで頂いてないかもしれません」

コージ いきなりですが、今回のテーマは“最近の若者のクルマ離れ”ですけど、岡本さんはどう分析されてます?
岡本 走る環境が減ってきてるのが一番の原因ですよね。もはやクルマが部屋になってしまっていて、エモーショナルな部分が減ってきてるんですよ。
コージ その通り! 同感です。一番大きいのが道路環境の問題で、道路の厳しいスピード制限もそうだし、駐車禁止の厳罰化もそう。駅に人を迎えに行くのも難しいし、中でもバイクなんてヒドイもんですよ。停める場所がほとんどない。クルマが使って便利なものじゃなくなってきてるんです。
岡本 僕の中にも悩みがあって、今はハコみたいなクルマを作って、お客様に買っていただいていますが、それで本当にクルマを楽しん頂いているのかと。そういうクルマを作り続けていることに葛藤があります。
コージ ……驚いた。やっぱり気付いてらっしゃるんですね。
岡本 だから僕は若いエンジニアに言ってるんですね。あまりハコにタイヤを付けたようなものを追求し続けるなと。
コージ こうなったらもはやトヨタが“道”を作るしかないと思うんですが。実際、道路公団民営化の時は「トヨタが買ったらいいのになぁ」なんて思ったりして。それで道路代をタダにしたら絶対自動車売れますよ!
岡本 それはそうでしょうけど…
コージ 思い切って道路問題を国に訴えるってのはどうですか?
岡本 それもなかなかできないですね。道路財源を一般財源化するという問題にしろ、イチ私企業がそれを変えていくのは難しい。
コージ でも今年にしろ、マークXジオ出してカローラルミオン出して、ランクル出してって、後半だけで6車種も出してますよね。それで販売台数ダウンっておかしくないですか、今の日本市場。あまりにクルマが売れなさ過ぎる。


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今年出た新車の中では貴重な国内専用開発車のマークXジオ。その斬新なアイデアはTOYOTAならでは。
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同じく国内専用カローラ・ルミオン。ベースはヨーロッパ向けカローラであるオーリスで走りの質は非常に高い
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岡本副社長注目のショーカー、HiーCT。全く新しいコンセプトのカーデザイン。
道路公団を買うのは無理?

岡本 ウチぐらいなんですけどね。グローバルカーを減らしてでも国内専用モデルを出してるのは。プレミオアリオンにしても、国内専用で5ナンバーサイズにこだわってる。あれなんか結構大変なんですよ。5ナンバーにするために、タイヤサイズも抑えなきゃいけないし、タイヤ切れ角も確保しなきゃいけない。
小沢 確かに今、日本メーカーが出してるのはなんだかんだ世界戦略車ばかりですからね。ホンダ・フィットもそうだし、マツダ・デミオもそう、インプレッサもそう。でもそんなにやっても売れない日本市場、今後どうするつもりなんですか?
岡本 今のところの手段ですけど、シミュレーションやるとお金を持っている年配層は都会に住んでるんですよ。それから若者もすんでる。逆に30、40代の働き盛りの層は郊外で。
小沢 へぇ。
岡本 ですからそういう都会生活者には今回モーターショーで出した『IQコンセプト』みたいのが売れてくれるといいなぁと。
小沢 あれはヨーロッパ市場狙いじゃなかったんですね。
岡本 ヨーロッパもありますけど、日本も十分重要なターゲットです。
小沢 ところでスバルと共同で小さくて安いFR車を作るって…
岡本 FR? 検討してますよ(笑)
小沢 ところでセカンドライフはご存知ですか。バーチャルゲーム空間の。僕、そこでクルマの島を作ってるんですけど。
岡本 僕はなかなか難しいけどレースゲームにしろ成功してるんでしょう? 
小沢 その代表は『GRANTURISMO』ですけどメチャクチャ成功してますよ。あまりにリアルでもはやレーサーが練習台に使うくらい。僕もドイツのニュルブルクリンク北コースで走る時に使いますけど、でもホントはやっぱり実物の方が楽しいですけどね。特にニュルは(笑)。
岡本 ニュルって凄いところですよね。死亡者が出ても2時間で再開するって…
小沢 そこが日本とヨーロッパのクルマ文化の最大の違いですよね。クルマで人が死ぬことに対して覚悟ができてる。もちろん歓迎はしてないですけど、危険な物だってことを真っ向から受け止めてるんですよ。
岡本 日本とは違いますからね。
コージ あと今回の東京モーターショーで面白いクルマは。
岡本 Hi−CTっていうコンパクトカーコンセプトを出してるんですが、デザイナー曰くゴリラをイメージしたっていうんですよ。我々の時代だとピューマとかの動物でしたけどね。あれが最近の若い人のカッコいいって感覚なんだそうです。それもしっかり見ていただきたいですね。
コージ 了解しました。ゴリラですね(笑)

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小沢コージ 40icon_home小沢コージ
[モータージャーナリスト]
愛とヒラメキに生きるモータージャーナリスト、小沢コージ。もしや全国各地に生息する“知られざるクルマバカ”を発見した場合、ぜひぜひ小沢ホームページ、http://www.koji-ozawa.com/をご確認の上、メールにてご紹介ください!! もしや謝礼も???
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オートトレーディング・ルフト・ジャパン
http://www.autotrading....
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