 |  |  | | | スクーターで宗谷岬!? オトコ34歳のプチアドベンチャーその後 | | 結局、たどり着けたのか… |  | 年末、突如29日より元旦の初日の出を目指して、2輪ゴーペット+2輪!? でニッポン最北端宗谷岬を目指して走り始めた神田君。あれからいったいどうなったのか…
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|  |  |  |  |  |  | OG編/小倉 修 [VividCar 編集長] |  |  |  | | 人の意があってこそのクルマという乗り物は、やっぱりおもしろい。人間の飽くなき煩悩と社会とのつながりを考えながら、クルマやクルマのあるライフスタイルのおもしろさ、楽しさを伝えていきたいと思っています。「LOVE CARS, LOVE LIFE」=愛のあるクルマライフ。これがVividCarの伝えていきたいメッセージです。 |  |
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 |  |  |  |  |  | | まだ15時位。吹雪のおかげでこの暗さ。ゴーペッドGTR46-神田号アメリカ製は、マイナスの極寒の北海道をホントに片道400キロも走れたのか… |  |
|  |  | 31日夜、やっと電話が繋がった…
午後7時、CE.Oguraは携帯を手に取った
Tel プルルル…プルルル…ガチャ Ogura おー、やっとつながったよ。ねぇ、神田君、今どこ? 神田君 今、稚内の手前、そうだなぁ…あと100キロぐらいのところです。 Ogura おぅやったじゃん。あともう少しだ! 神田君 Oguraさん、それがね…エンジンブローしちゃったんですよ…(沈黙) Ogura ええーっ、そうなんだ。まあ、仕方ないよ。厳しい旅だし。でも今夜はどうすんの? 神田君 今考えてるところで。でも大丈夫です。なんとかしますから。 Ogrua なんとかするって… 神田君 あてはありますからOguraさん。また電話します!
Tel プツッ、プープープー…
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 |  | ピストンリングを持っていけばよかった…
1月初頭、Oguraは再び携帯を取った
Ogura おぅ、神田君。元気? とにかく無事でよかった。で、あの後どうなった? 神田君 それがね、Oguraさん。宗谷岬まではたどり着けなかったんですよ。いや、あえて行かなかったというか、稚内までは行ったんですけど。 Ogura どうやって行ったの? 神田君 最初、航空自衛隊の人が止まってくれて話をして、その後、近くの遠別で水道屋さんをやってる方に拾ってもらったんですよ。まず水道屋の息子さんが見つけてくれて、電話したら4トンのユニックで来てくれたんです。 Ogura そうか、よかったなぁ。なんだかんだ北海道の人って優しいんだな。でも何時頃よ。付いたの。確か俺が電話したのは31日の夜だったね。 神田君 拾ってもらったのが午後9時頃で、事務所についたのが10時頃です。その日は、ウチに泊まりなさい、って言われて翌朝、お雑煮までごちそうになっちゃいました。 Ogura 遠別で元旦か。ま、それもいいんじゃない。それにしても水道屋さんがいい人でよかった。 神田君 ホントです。 Ogura その後は? 神田君 翌日はゴーペットをダンボールに梱包して東京まで運ぶ手配して、それから「ほうのべ」駅まで40キロも送ってもらって、電車で夕方4時半頃、稚内まで付きました。 Ogura ふーん。 神田君 その間、電車の中で35歳ぐらいの、徒歩で旅をしてる人とあって酒盛りしたりして(笑) Ogura 冬の北海道。いるんだねぇ、そういう人。 神田君 稚内ではライダーハウスに泊まって、これまた宿代2000円で酒盛りまでして(笑)、翌日、泣く泣くバスの時間がないってんで岬に行かずにバスで札幌まで戻り、さらに一泊して3日に苫小牧まで行ってフェリーに乗りました。
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 |  |  |  | | 稚内ドーム&日本海。バイクで行く予定だったのだが…とほほ |  |
 |  | | 稚内「みどり湯」のおばちゃんが、話を聞いて「これだけでも…」と譲ってくれた貝殻のお土産。元旦宗谷岬ではこれを記念に配ってるらしい。来年こそはこれを直に…(涙) |  |
|  |  |  | あえて岬に行きたくなかったのかも?
Ogura なんだかんだ東京に付いたのは4日か。でもなんでエンジンブローしちゃたわけ。 神田君 ピストンリングですね。おそらく荷物が重いのと、雪道の負荷でどんどん削れちゃって圧縮がなくなっちゃったんです。 Ogura そんなことってあるんだなぁ。徐々にパワー落ちてったの? 神田君 そうでもないんですよ。止まる1分前ぐらいかなぁ。急激にパワーがなくなってきてて、氷でキャブでも詰まったのかなぁと思って止めたらそのままプスンと。エンジンかからなくなっちゃいました。スターターレバーがすかすかになっちゃいましたからね。完全に圧縮なくなっちゃったみたいで。 Ogura そりゃ読めないねぇ。 神田君 ホント残念だったですよ。それまで凄く順調で初日は旭川とおらずに滝川市の雨竜ってとこまでいったんですけど、全くきつくない。立って走った方が快適で、おそらくバイクに乗ってたら腰いたくなっちゃったと思いますよ。 Ogura トータル何時間ぐらい乗ってたの? 神田君 初日が7時間、2日目がそれ以上ですかね。 Ogura 転んだりしなかった? それからスパイクタイヤは? 神田君 全然、怖くなかったです。タイヤも初日の後でもう一回鋲を打ち直しましたけど、それは初日が道に全然雪がなかったからで、ピストンリング以外は完璧シミュレーション通りで。 Ogura そうか。ゴーペットでも冬の北海道走れるんだなぁ。 神田君 そうなんです。だからホント今回は悔しくて。絶対、地元の方にご迷惑をかけないように、ってそれだけを重要視してたのに。ピストンリングとは思いもつかなかった。タイヤ、燃料の換えは十分あったんですけどね。 Ogura なるほど。相当悔しい。 神田君 めっちゃくちゃ悔しいです。だから来年もやりますよ。今年、岬にまで行かなかったのはバスの時間がなかったのもあるけど、来年絶対やり遂げられる自信があるからです。 Ogura ふーん。まあ、なんだかんだよかったじゃん。まさしくプチアドベンチャーができて。冒険は一回で成立しないもんよ。それに地元の人とも触れ合えたでしょ。 神田君 できればご迷惑かけたくなかったですけどね。
最後に神田君が順調だった31日に送られてきた原稿を掲載しよう。 ではみなさん、今年の年末までサヨウナラ(笑)
<12月30日 神田英俊34歳 メモ> 苫小牧沖。フェリーのデッキ上は既に北国の匂い。
気温5℃。氷点下を覚悟していた割にはまだ暖かい。…と言うか、雪がない…。大洗 の方が寒い位だ。 とはいえ、さすがに風は冷たくジワジワと体温を奪われそうな予感、いわば「冷気」 を感じる。しかし、何かと雑味を感じる東京の空気とは違う澄んだ旨い空気だ。 さしずめ「水道水」と「天然水」の違い…といった所か?
「パワーボードで冬の北海道キャンプツーリング」…そんなバカな個人的プチ冒険? を思い立って2ケ月。仕事の合間を縫ってバイク入手から準備諸々、情報収集まで駆 け足でやったが、正直まだ不安だらけだ。 とにかくまだバイク本体の機械的実績が少なすぎる。 国産トレールならいざしらず、混合2サイクルのアメリカ製携帯ファンバイク。ロン グツーリングの信頼性…ゼロ。 おまけに荷物用として小型のリアカー付。
「ムチャもたいがいにせぃ!」「凍死確実やで?」… そんな言葉も数多くあったが、言われる度にますますやる気になるのは本質がMだか らなんだろうか? そういえば、SEXも突き詰めれば行き着く先はMだとか。 もはや自分の中ではバイクツーリングに対して「観光・レジャー」とは本質の異な る、いわば性的快感に近い快楽を見出しているのかもしれない。
アタマで考える事ではなく本能に従うまで。
目標は宗谷岬。片道行程約400キロ。今日の目標は、約150キロ先。ノントラブルとは いえいかないまでも無事故を心がけて行こう。
そんなこんなのうちに上陸。一路稚内目指してただひたすら走る。 現在14時。冬の時間はとにかく短い。 気温0℃。防寒対策のおかげで実はかなり快適な気温だ。
しかし…「牛歩」とはまさにこの事。覚悟はしていたが…。 北海道が広いのか、バイクが遅いのか…全く距離が稼げない。 ま、そんなもんだろう。MAX40キロではしかたがない…。
以下また送ります。 凍ってます。 でも楽しいですよ(笑) |
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 |  |  |  | | とりあえず、がんばりましたッ!! また来年、乞うご期待! |  |
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