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tab_star2008/02/04tab_endエキジビジョン
気分は「三丁目の夕日」以上!? JCCAニューイヤーミーティング
 行ってきました、新春恒例のクラッシクカーの祭典「JCCAニューイヤーミーティング」。Vivid Carで久々に取り上げるイベントです。
 今回は1969年式フォード・エスコートや1967年アレクシス・フォーミュラー・フォードでレースを楽しみ、仕事のアシには1964年式フォード・アングリアを使っているエンスーカメラマン奥村氏をガイド役に、クラシックカーというクルマ文化を覗いてみます。
写真 = 奥村 純一
まとめ = VividCar.com

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sized_IMG_2209VC用S.JPGicon_homeOG編/小倉 修
[VividCar 編集長]
人の意があってこそのクルマという乗り物は、やっぱりおもしろい。人間の飽くなき煩悩と社会とのつながりを考えながら、クルマやクルマのあるライフスタイルのおもしろさ、楽しさを伝えていきたいと思っています。「LOVE CARS, LOVE LIFE」=愛のあるクルマライフ。これがVividCarの伝えていきたいメッセージです。
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出迎えてくれたのは、チェックのミニスカートがかわいいお嬢さん達。寒い中ごくろうさまです!
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今年のニューイヤーミーティングのテーマ車両はトヨタ。2000GTにヨタハチにパブリカにダルマセリカそしてレビンにクラウン……さまざまなクラシックトヨタが大集結。
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編集長と奥村カメが感激していた1967年式のデ・トマソ・マングスタ。ギア社に在籍していたジウジアーロがデザインしたボディに、フォード製のV8エンジンをミッドシップに搭載。
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シングルナンバーの観音開きのトヨペットクラウン。オーナーとともに愛知からやってきた方はヒルマン、912などを所有していて、もちろんすべてシングルナンバーだそう。
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仕事の合間に奥村カメもしっかりお買い物。ガレージIWASAさん(左)の店でフォード用リムカバーをロータスのスペシャリス、QEDジャパンの鈴木さんと共同購入。ちなみに8枚1000円なり。
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クラブやショップが店を出すオートジャンブルめぐりも楽しい。時代モノのミシュラン・ビバンダム君やミニカー、数々のアンティークアイテムに、部品やパーツが盛りだくさん。
昭和ブームの影響!? オヤジからキッズまで大人気! マニアだけの祭典にとどまらないクラシックカーイベント

C.E.Ogura いやーすごい人だね!オレが最後に訪れたのは、たしか汐溜操車場が休閑地の時に開催された年……、十数年ぶりくらいにニューイヤーミーティングに来たことになるんだけど、こんなに長蛇の列とは! なんだか当時よりパワーが増してる印象だよ。

奥村カメラマン(以下奥村カメ) 会場が開いてから1時間くらい経ってますけど、ホントすごいですね。毎回、人気ありますけど、全国からクラシックカーのマニアが集まるとはいえ、近年は毎年のように人が増えているように感じますね。お台場という場所もあってか、マニアだけでなく一般の来場者も多いと思いますよ。

C.E.Ogura 「ALWAYS〜三丁目の夕日」効果かな? 昭和流行ってるし(笑)。
 しかし、街中ではすっかり古いクルマの姿みなくなったけれど、いいねぇ古いクルマ。個性豊かで見ていて飽きない。新鮮ですらある。それに参加者の人たちのクルマへの愛を感じるなぁ。
 会場だけでなく来場者の駐車場のクルマも見応えあるね。相変わらずハコスカや510、アバルトとかアルピーヌA110とか、集まってるねぇ、いろんなクルマ。元祖オヤジ車のチェイサーとかUS仕様のパルサーNXとかもいた。あとグラチャン仕様みたいなヤンキーな方々とか。ホント濃いね。

奥村カメ ダットサンとかロータスとかいろいろなクラブが集まっているイベントでもあるので、カラーはさまざま。出展している人もクラブも毎年同じ顔ぶれが多いですけど、でも、毎回新たなクルマが参加していますね。あの赤いマングスタは初めて見ましたよ。
 最近はジェミニZZ−Rとかクレスタとか鉄火面スカイラインとか、これまでクラシックというにはビミョーな80年代のクルマも来場していて、ほんといろんなクルマに出会えて楽しい。

C.E.Ogura まさに移動屋外自動車博物館だね。しかも、国産車から欧州、アメ車まで多彩。出展されている車両もコンディションが高そうだし。しかも、走っている姿も見れるから、なかなか貴重な体験ができるよね。珍しさもあって、一般の人もついつい来ちゃう魅力あるよ。
 それにしてもデ・トマソ・マングスタは実車も走っている姿も初めて見て、かなり感激(笑)。激レア車だよ。たしか、昔、ヨーロッパスポーツっていう店の広告で200万円切ってたなぁ。ロンシャンってモデルは98万くらいだったっけ。
 ま、それはいいとして、ところでクラシックカーってどういう定義なんだろ。

奥村カメ 主催しているJCCA(日本クラシックカー協会)の規定だと1979年以前に生産されたクルマが参加できるイベントになってますね。でも、クラシックカーというのは、基本的には戦前のクルマを呼ぶのが正当だと思います。
 日本では和製英語的に広義の意味で使われているノリですよね。海外ではヴィンテージカーと呼ぶほうが多い。国によっていろんな捉え方あるんでしょうけど、だいたい1970年前後まで生産されたクルマというところでしょうね。

C.E.Ogura なるほどね。自動車大国のアメリカではクラシックカーを保護するような優遇策もとられていてらしいね。日本だってアメリカに次ぐ大国なはずなのに、クルマ文化がなかなか育っていないといわれるけど、こうして大々的に行われているのを見ると、ちょっと安心する。行政がもっとクルマに優しくなってくれるといいんだけど。

奥村カメ 昔のものって、実用にしろ趣味のものにしろ、人の手が入ってるなぁって感じます。それに、走るためのシンプルさが感じられます。安全性とか快適性とかそういうものでクルマつくりが縛られる時代じゃなかったから、デザインとかもさまざまで、個性豊かですよね。それがかっこいい。
 デニムとか音楽とかにもこだわるなら、クルマにもこだわりたいです。その雰囲気を楽しみたい。ファッション感覚で乗ったっていいわけです。僕なんか最初はそうでしたね。

C.E.Ogura たしかに。工業製品だからグローバルに販売する考えも当時はあったにせよ、そのお国柄というか歴史的、社会的背景も色濃く反映された、ローカル色の強い個性溢れる存在だものね。
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奥村カメのフォード・エスコートのエンジンをラーメン5杯でやってくれたレースの仲間たち。クルマは違えどクルマいじりへの思いはみな同じ!?
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夫婦やカップルで仲良く出展する方も多い。理解があってうらやましい!?右はフィアットクーペ850。左はスバルのエンジン&ATを移植したフィアット・ムルティプラ。
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ロータス、ダットサン、スーパー7、コスモスポーツ……同じメーカーや車両の愛好家たちが集まるクラブが多数参加。こちらはいすゞ117クーペのオーナーズクラブ。
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クラシックカーは床の間の置物にあらず、ちゃんと走ってこそクルマというアピールも兼ねたパレードラン。個性豊かなクルマたちの多彩なサウンドや走る姿は一見の価値あり。

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クランクを使ってエンジンをスタート! 古いクルマのデモンストレーションにキッズも拍手。それにしても会場には子供が多くてなんだか安堵したけれど、ワカモノよ! どこにいる?
エンジンの積み下ろし代はラーメン5杯!! クラシックカーの世界には、お金で買えない価値がある!?

奥村カメ そうなんですよ。だから、僕はスポーツカーも好きですが、大衆車も大好きです。
 大衆車は、作りや走りからだって当時の雰囲気がすごく伝わってくる。それに、クラシックカーには、いろんな楽しみ方あります。徹底して当時のオリジナルを追及するあるいはそのままを維持していくことが王道でしょうか。
 しかし、目を三角にしてオリジナルということでなく、例えば出展しているあのフィアット・ムルティプラもそうですが、現代にも使えるようにアップデート化したり、当時のレース出場車を再現するようなカスタムやモディファイしたり、自分なりにイジる楽しみもあります。クルマ自体だけでなく、仲間との語らい、コミュニケーションがいいんですよ。部品を探したり、直したり。
 僕は先日、ラーメン5杯分でエンジンを下ろすの手伝ってもらいました。ところが、直してエンジンに火を入れたら、走らない。クラッチさかさまについてたんですね……、で、また下ろして、載せてとまたやるわけです。そういうリアルなコミュニケーションが楽しいすね。

C.E.Ogura いやぁ、愛を感じるなぁ。クルマへの気持ちもそうだけどさ、そういうリアルなコミュニケーションって大事だよなぁ。それに、なんにしてもハプニングがあるほうが人生楽しいからクラシックカーライフっておもしろそう。なんか、オレも古いクルマに興味わいてきたなぁ。
奥村カメ 最近の注目はシングルナンバーですよ。この会場でも、そんなに台数はいないと思います。

C.E.Ogura シングルナンバー?品川5とかナンバープレート分類番号がヒトケタのやつ?

奥村カメ お金があればキレイな車買えますけど、当時からのシングルナンバーをつけているのは、ずっと大事にされてきた証でもあり、お金だして変えるものではないですから。普通は、オーナーが変わるとナンバーも変わるじゃないですか。だから、ずっと大事に所有されていたクルマが多い。
 もっとも同じ陸運局の管轄内であれば、ナンバーを変えなくてもいいから、ワンオーナーとは限りませんが、昔のナンバーを保っているというのは、それだけ大事にされてきた証拠でもあるんです。

C.E.Ogura なるほどね。しかし、小沢コージ氏の「クルマバカ」に登場できるような人たちばかりかもしれないなぁ。

奥村カメ ほんと、興味深い人が多いですよ。クルマだけでなく、その人びとがおもしろい。いま、カーマガジンでシングルナンバー車の連載やっていて、撮影はずっと担当させてもらってます。次はシングルナンバー車が欲しいなぁ。

C.E.Ogura ラグジュアリーとかエクスクルーシブというコトバが氾濫している現在にあって、クラシックカーを見てると、本当の豊かさを感じるなぁ。お金で買えない価値がある(笑)。
 近年は、クルマを性能や経済うんぬんのジャーナリスティックな視点だけでなく、美術的な視点、例えばデザインとか背景、哲学なども含めた見方でクルマを捉えていく風潮あるけれど、アンティークや骨董の世界のように目利きが語るのもアリだし、そうそう、クルマ業界にもキュレーター(学芸員)のような立ち位置があってもいい時代になってきているのかもね。
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