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tab_star2008/02/23tab_endVivid 新車解説
意欲作、アウディA5&S5は日本で本当に成功するか?
今まで以上のエレガント路線を選択
2月22日に東京の六本木ヒルズ52F東京シティビューラウンジで、11年ぶりに復活となるクーペモデル、アウディA5とS5が取材陣の前に披露された。
文と写真:VividCar編集部
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sized_IMG_2209VC用S.JPGicon_homeOG編/小倉 修
[VividCar 編集長]
人の意があってこそのクルマという乗り物は、やっぱりおもしろい。人間の飽くなき煩悩と社会とのつながりを考えながら、クルマやクルマのあるライフスタイルのおもしろさ、楽しさを伝えていきたいと思っています。「LOVE CARS, LOVE LIFE」=愛のあるクルマライフ。これがVividCarの伝えていきたいメッセージです。
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11年ぶりに登場したアウディのクーペモデル。A4とほぼ同じ全長ながら、全幅ではA6並みというワイドなボディとし、マッシブでエレガントなプロポーションを持つ。
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発表会は六本木ヒルズ52F東京シティービュー。天空のショールームでドミニク ベッシュ社長(右)とA5のデザインを担当したデザイナーの和田智氏。
アウディ、11年ぶりのクーペ復活

 アウディが11年ぶりにリリースする2ドアフル4シータークーペ、A5/S5が、いよいよ日本で発売されることになった。アウディの販売は好調で市場全体的にマイナス成長が続く中、昨年は前年比で1.6%増と堅調な成長をみせ、日本市場でも6.6パーセントのシェアを誇るまでになっている。なかなかの人気ぶりだが、記者発表会でもドミニク・ベッシュ社長自らその好調ぶりをしっかりアピール。さらに2008年度は日本への導入が始まって以来、最多の5モデルを順次投入するというアナウンス付き。六本木ヒルズの名所、東京を一望できるTOKYOシティビューを使った、ゴージャス発表会場の場所といい雰囲気といい、アウディの日本市場への力の入れようが伝わってくる。

 さて、その第一弾となるのが、今回のA5だ。A4とほぼ同じ全長ながら、全幅ではA6並みというワイドなボディとし、マッシブでエレガントなプロポーションを持つクーペとして登場。新設計のプラットフォームを採用し、随所に新しい技術を投入した、まったく新しいラグジュアリースポーツクーペとなっている。ようするにA4からの派生的なクーペでもなく、A4とA6の中間的存在でもない、A5という独立したカテゴリーの登場である。
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「日本人が本来持つ美意識を重視しながら、きめ細やかに手を入れた」と和田氏は語る。ボディに貼られた黒いテープのラインが、A5のデザインの基調ともなっている線だ。
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A5は往年のアウディ・スポーツ・クワトロやR8など抑揚のあるデザインを意識するなど、アウディの持つスポーツ遺伝子を細部に反映したデザインとなっている。
クーペはプロポーションが命!

 クーペはプロポーションが命。カッコいいスタイルが求められるのはいつの時代も変わらぬことだと思うが、特に日本市場で人気の薄い2ドアクーペとうこともあってだろうか、性能的なスペックもさることながら、そのデザインについては相当な力の入れようだ。

 アウディ製クーペの存在感を印象付けたのは、1980年に登場したアウディ・クワトロだろう。クワトロは、その後グループBラリーホモロゲーションモデルのアウディ・スポーツ・クワトロへと進化し、近代アウディのスポーツ性を確立した立役者。今回のA5もCピラーに当時のクワトロを意識したデザインを表現している。また、前身となるアウトユニオン社のストリームライナーから受け継がれるR8など抑揚のあるデザインをホイールアーチやショルダーラインに意識するなど、アウディの持つスポーツ遺伝子を細部に反映したデザインとなっている。

 デザインを総括したヴァルター・デ・シルバ氏(現在はVWのデザイン責任者)は、
「私がデザインしたモデルの中で最も美しいもの」と自身で語るほどの自信作。シルバ氏の元でこのA5のデザインを引っ張った人物は、A6のデザインを手がけたアウディの日本人デザイナー、和田智氏だ。「日本人が本来持っていた美意識を重視しながら、きめ細やかに手を入れた」と和田氏が会場で熱く語ったように、A5はA6のとき以上に日本的な美意識を注入してデザインされたクルマであるということは間違いないようだ。シンプルながらも細やかで美しいラインの構成やハイライトとシャドウを意識した表情豊かな面の構成は、日本の伝統的な建築物や所作に通じる「和」を感じさせるものともとれる。A5で和田氏が取り入れた、コンピューターだけに頼らず、手を使いながら形を作る一昔前のデザイン手法を重視しながらデザインしたというアプローチも、人の手を介す、一手間をかける、といった日本人ならではの感覚かもしれない。デジタル世代の若手にとっては大変な試みだったらしいが、そうしたことが、アウディらしいインテリジェントなまとまりを見せながらも、流麗で躍動感に富んだモデルに見せているのだろう。
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S6搭載のFSI直噴DOHCの4.2リッターV8エンジン。最高出力は260kW(354ps)/7000rpm、最大トルクは440Nm(44.9kgm)3500rpmを発生。0-100km/h加速性能は5.1秒。
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インテリアの意匠も一新。インパネ周りはドライバーに操作しやすいようオフセットして配置。コントロールスイッチ類がまとめられ操作性もよさそう。非常に高級感あふれるつくりだ。
ダンディでトレンディでハンサム!?

 デザインだけでなく走行性能や装備面でも新世代のスポーティアウディらしさを打ち出している。エンジンは、燃費の向上を図ったFSI直噴DOHCの3.2リッターV6エンジンを搭載。A5にはさらに「アウディ バルブリフト システム」という可変バルブシステムを採用。最高出力は195kW(265ps)、最大トルクは330Nm(33.7kgm)3000-5000rpmを発生。0-100km/h加速性能は6.1秒の性能を誇る。S6はFSI直噴DOHCの4.2リッターV8エンジンを搭載し、最高出力は260kW(354ps)/7000rpm、最大トルクは440Nm(44.9kgm)3500rpmを発生。0-100km/h加速性能は5.1秒となっている。

 もちろん駆動システムはフルタイム4WDのクワトロ。基本の前後のトルク配分は従来の50:50 から40:60に変更され、よりアグレッシブな走りを表現しているという。また、ボディのワイド化によりトレッドは広がり、前後のオーバーハングが短くなったこと等で、シャシーにも新しいスペックが与えられた。基本的にはアウディの得意とするマルチリンク式。フロントは5リンク式で、リアはトラペゾイダルリンク式サスペンションを採用している。アームをはじめ構成部品をアルミ製とし、バネ下重量を軽減にも余念がない。ステアリング機構も見直され、ラック&ピニオン式のギアボックスはフロントアクスル前方、ホイールセンターライン近くに配置するなど、全体的にハンドリングを重視した内容。

 外装や走行面だけでなく、インテリアもさらに質感を高め、R8やA6、8などのラグジュアリークラスのハイテク装備も投入。バング&オルフセンのサウンドシステムを標準で採用しているほか、いち早く地デジ対応のナビゲーションシステムを導入するなど、先進的でラグジュアリークラスの装備をコンテンツが盛りだくさんとなっている。

 日本での販売は、A5がこの2月からすでにデリバリーが開始され、S5は4月に導入されるという。希望小売価格(税込)でA5が 6,958,000 円、S5が8,610,000円となっている。

問い合わせ)アウディ コミュニケーション センターフルーダイヤル/0120-598-106


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