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tab_star2008/03/03tab_end小沢コージの4コマ写真インプレッション!!
レクサスISF、その“紳士的暴力”とは? の巻
雪の東京&千葉、公道インプレッション!!
バラエティ自動車ジャーナリスト、小沢コージがお届けする画期的新車リポート、全然4コマじゃない『4コマ写真インプレッション』! 第5弾は遂に公道に飛び出たオーバー400馬力のスーパーレクサス、ISF。くしくも試乗会当日は雪!! 果たしてそれは不幸か幸いか…
文と写真:小沢コージ&クライマックス
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今回の注目点…いったいどう説明付ける? 423馬力の暴力を!

 レクサスISFのポイントは簡単だ。果たして、高級車レクサスブランドの中に“423馬力の暴力的エンジン”をどう収めるのか? この一点に尽きる。
 日産GT−Rの480馬力も凄いが、これはまだいい。まさに“公道を走るレーシングカー”だからだ。そのキャッチフレーズひとつで、あっさりと説明がつく。ファンも納得だ。
 ところがどっこい、レクサスは“日本が作るこれまでにない高級車ブランド”である。いまのところは、ヨーロッパ車的テイストだが、究極の目的は、日本ならではの“これまでにない世界ブランド”に育てること。
 
 とはいえ例えば“400馬力のクラウン”!? 想像できますか? できないでしょう?
 和の心に基づくブランドと、ハイパワーエンジンがもたらす暴力性を手なずけ、どうマッチングさせるのか? それが問題なのである。

 ISFは一応、コンパクトセダン、ISをベースとしているが、全く別のクルマに位置づけられる。"F"が意味するのは、トヨタのホームグランドである「富士スピードウェイ」のFであり、先進性を意味するハイブリッド車の"h"に次ぐ記号だ。

 423馬力の5リッターV8DOHCだけでなく、スポーツダイレクトシフトという、驚異のハイテク8速ATに、専用19インチタイヤ、専用チューニングがなされた車両挙動を安定させるVDIM、専用チューニングサスペンションなども装着される。

 エクステリア、インテリアもほとんど専用デザインだ。

 前回、小沢はサーキットで乗って大いに楽しんだが、ISFの真の価値が試されるのは公道である。いったいどんなクルマなんざんしょ?
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集合はパークタワー東京、隠されたその意味は?

 さーて、今回試乗会のため、集まったのは東京! それも芝公園のザ・プリンス・パークタワー東京だ。これは非常に珍しいことで、ISFのようなスーパースポーツは大抵箱根や磐梯山のようなワインディングで行われるのに、あえてレクサスはそうしなかったのだ。
 これを単なるブランドを意識したスカシ演出と考える人もいたようだが、俺はそう思わなかった。逆に凄くいいステージだと思った。なぜならここを起点に、湾岸、アクアライン、外房の高速をグルっと走らせようという目的だからだ。

 ナイスアイデアではないか。というのもISFは、ハッキリ言ってエグゼクティブが乗るクルマである。もちろん、週末に箱根に行く走り好きもいるとは思うが、それ以上にイメージとしては東京から成田空港までぶっ飛ばすクルマだ。そう、忙しいビジネスマン。この設定は正しい。

 しかも東京の首都高は、いいのか悪いのか、結構曲がりくねってる。千葉もわりとそうだし、結構曲がりも楽しめるいいステージなのだ。速度規制の厳しさを除いては…

 ちなみに私は受付にかなり送れてしまった。すいません。カッコいいこといっていながら…
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パークハイアットじゃなかった…

 というわけでここはパークハイアットじゃなかった、パークタワー東京の駐車場。平日だからってことはないんだろうけど、あまりクルマが止まってません。大丈夫かな?
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さすがはレクサス!

 いざホテル駐車場をでようとしたら、試乗会スタッフがわざわざチケットをマシンに入れてくれた。ありがとう。さすがはレクサス、って感じですか。普通、ここまでやってくれません。
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走り始めたら東京は雪だった…

 パークタワー東京を出て、首都高の方へ走り始める。いきなり雪が降っている。
 でも怖さは全くなく、せっかくだからとちょっと一般道を多めに走ったんだけど、驚くべきはスリリングさではなく、上質さ。
 ノーマルのレクサスISと全く同じ! とはいわない。よりサスペンションは締まっており、硬めではあるが、それでも乗り心地はメチャクチャいい。エンジンも普通に走ってるだけでは、全体にペダルのフリクションもあって、全く牙はむかない。
 完璧な大人の上質なセダンである。この時点ではね!
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メインは首都高! 

 ようやっと首都高横羽線に乗り、横浜を目指す。
 最初は結構渋滞しており、ノロノロと時速100キロにも満たないドライブ。しかし、時折その片鱗はのぞかせる。踏み出した途端、3000回転を超えてから変わり始める音質、そしてフリクションの中にも確かな手応えを感じさせるステアリングフィール。
 うーん、楽しくなってきたじゃないか!
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いよいよ本気、ロックアップモードオン!

 本来アクアラインを走る予定だったが、俺は急きょ横浜大黒ふ頭をめざすことに。
 羽田空港を過ぎ、いよいよ道も空いてきて、目の前に広がるのは4車線のまっすぐなアスファルト!

 正直、詳細は言いません。ただね。凄いです、423馬力! 3000rpmから上で音がさらに気持ちよく研ぎ澄まされるだけじゃない。5000rpmちょい上からさらにもう1オクターブ激しさが増した感じで、あとはただひたすら気持ちよい音と加速の洪水!

 しかも、自慢の8ATをマニュアルモードにして、2速より上をロックアップ状態にし、さらにとある設定ボタンを長押しすることにより、アクセル早開きのステアリングギア比高めのトラクションコントロールオフモードに。

 コイツが凄い! まさに首都高では水を得た魚ですがな。メーターを見てもわかるように、Dレンズでは1500rpmチョイ上だったのが、マニュアルモードではほぼ1500rpmに。ほとんどエンジンに直結してます。
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難しい? やや銀座っぽい演出

 ひとしきり楽しんだあと、大黒埠頭パーキングでひと休み。
 ISFがいいのは、ほんと、こうしてみると目立ち過ぎないところだ。マッチョなフェダー、太いタイヤ、よく見ると確かに凄いんだけど、日産GT−Rのようにこれ見よがしなところがない。

 しかし、インテリアを見れば分かるように、微妙にシートに上質な本革を使い、コンソールに貝殻のような光を放つパネルを入れ、そこは各部にそこはかとなく“F”の文字が浮かぶ。

 今までのヨーロッパ車にはない奥ゆかしい演出。BMW M3ともちと違う。正直、銀座っぽいテイストがないわけじゃないが、俺は決してキライじゃない。うーむ、ここのところは判断難しいです。
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東京タワーが似合うクルマ、かもしれない
今までにないジキルとハイド

 というわけで再び東京タワーのふもと、初公道試乗を終えてパークタワー東京に帰ってきました。小沢コージ&レクサスISF。
 そこで改めて思ったのが、コイツがホントに今までにない“ジキルとハイド”だってこと。まず最初、普通に街中を走り出すと、コイツが423馬力の暴力的スポーティFRだってことにほとんど気付かない。それは3000回転までは排気音を抑えたチューニングや、硬めだけど粗っぽくない足回りのセッティングもあるんだけど、最大のポイントは全体のフリクション・コントロールにある。

 ステアリング、アクセル、ブレーキ、そのほかウィンカーレバーなどすべての操作系があえて重く手応えのあるものにしている。かといって節度感も十分あり、気持ちいい。
 そう、ISFは、ある種この“意図的なニブさ”により、その有り余る暴力性を上手にコントロールしているのだ。敢えて言えば、いちいち簡単に感情を表に出さない大人の男のように。

 しかしひとたびパワーを出せるステージに上がり、感情を解き放つとその喜びはほとんどスポーツカーはだし。3000、5000回転と超えるごとにボルテージを上げるエンジンサウンド、高速域でも踏めばちゃんと利くブレーキ、そしてスピードを増すごとにフィーリングがヴィヴィッドになるステアリング。

 普段はわからないその筋肉を、リングの上で見せつけるボクサーのように、その姿を豹変させる。

 ちょっとカッコつけた物言いをしてしまった。しかし、マジでこのクルマは久々の“ジキルとハイド”で、しかもそのジキルぶりに日本的な奥ゆかしさを感じるのだ。

 ってなわけで、小沢はかなり好きですこのクルマ。

 あとね。普段でもATロックアップモードでステアリング&アクセル、クイックモードの方が楽しいと思いました。本当はちょっとヤバいんだけどね(笑)
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小沢コージ 40icon_home小沢コージ
[モータージャーナリスト]
愛とヒラメキに生きるモータージャーナリスト、小沢コージ。もしや全国各地に生息する“知られざるクルマバカ”を発見した場合、ぜひぜひ小沢ホームページ、http://www.koji-ozawa.com/をご確認の上、メールにてご紹介ください!! もしや謝礼も???
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