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tab_star2008/03/23tab_endWORLD CAR NEWS!!
緊急北京潜入ルポ! お母さん僕のあのMGはどうなったんでしょう?
イギリスで破綻、中国に売られたあの名門ブランドの行方
我らが北原タツキより緊急報告が入った。遂に北原は現代ビジネスの一番の重要地帯である中国の首都、北京に潜入! なんと05年にイギリスで破綻、日本でも日本法人大崩壊の元となったMGローバーのその後を取材。同年7月には南京自動車に買収され、07年の上海モーターショーには、MGはそのままMG(中国名:名爵)、ローバーはROEWE(中国名:栄威)として復活したこの老舗ブランド。いったい今はどういう状況にあるのか?
文、写真=北原タツキ
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北原_thumb.jpgicon_home北原タツキ
[なんでもインポーター]
時にはアメリカ、時にはヨーロッパ、時には東南アジアや東欧、北欧まで行ってしまう世界をまたにかけたなんでも輸入屋、北原タツキ。その行動力、発想力は常人の比ではなく、一時は円安ユーロ高を利用して、オキテ破りの日本向け輸入車の並行輸出までやってのけた。詳しくは後ほど語るが、果たして次はどこへ行くのか? 北原タツキ…
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おお、元気だったか、ZTよ!
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北原タツキ、思い余って北京へ潜入

 2007年末、中国より大きなニュースが入った。なんと、上海汽車が南京汽車を320億円で買収すると発表したのである。これは世界のクルマ地図を知るものからすると意味深い。なにしろ、MGローバー破綻後、この老舗ブランドの買収合戦を繰り広げた中国メーカーが結局この時期になり一緒なるということなのだ。
 正直、何がしかの意図的なものを感じないわけでもないが、中国政府による自動車業界の再編策もあったが故とこのニュースを読むのが世の中の通説らしい。深読みは、厳禁ってことですね。
 
 そして元MG・ZTのオーナーだった身として、いまのMGがどういう境遇に立たされているのか気になった私は、一路北京へ向かうことにした。高校時代に修学旅行で泊まった北京・万寿賓館の近くにあるMGディーラーへ突撃。もちろん、アポなし、中国語も喋れない。喋れるのは、シンセンで覚えた夜の中国語ぐらい(笑)。
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いよいよ試乗!
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どきどきです!
なんと、自分が乗りたかったマニュアルモデルの試乗車が!

 とにかく私は自分でも乗っていたMG・ZTがどうなってるのかを知りたかったので、試乗を希望した。イギリスのMG工場からパーツはもちろん、生産設備もすべて買い取り、中国で生産しているという話しなのだが、あのクオリティがどう保たれているかが気になっていたからだ。
 
 そしてもうひとつ、元ZTのオーナーとして言わせていただきたかったのは、日本仕様が2.5リッター+オートマティックのみの導入だったがゆえ、不満だったことだ。
 当時、ZTは本国でマニュアル仕様もあり、特に2.5リッターエンジンは、マニュアル仕様になると最高出力が190馬力になっていたものがあった。これは中々たのしいモデルで、日本に導入するなら、こういうのもいいよなと思っていたところ、残念ながら実現されなかった。

 しかしその後、英国での試乗会に行った時、MGローバー社のスタッフカーの中に、ローバー75に1.8リッターとマニュアルのコンビネーションモデルがあるのを発見したのだ! ああ、思い出すなぁ。Kユニットの軽快なエンジンにターボが組み合わさり、
イギリスの田舎道を楽しく走り回ったことを…

 そしてこの北京で乗った中国版MG・ZTはまさにこの1.8リッターターボ+マニュアル仕様だったのだ!
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僕のMG・ZT、変わってないだろうか?

 どきどきワクワク…私はまるで昔の恋人にもう一度会うような気分でMG・ZTのステアリングを握った。
 すると驚き。ECUをリファインしたのか、相当滑らかなKユニットらしからぬエレガントなユニットに仕上がっているではないか。訊くところによると、中国版アウディA6の1.8Lターボエンジンを目標にリファインしたそうで、悪くなっているどころか古いエンジンをここまで南京汽車がリファインするとは! 驚きである。
 と思ってよく見たらカタログに「ロータス・エンジニアリングの協力を得て…」との文言が書いてあるのを発見。なーんだ、である。

 一方、悪いところも、直っていない。エンジンは大幅なリファインを受けているにも関わらず、リアのアウタードアノブの不具合はやっぱり出ていて、「ここ、どうして直らないんだろうね? 僕のMGもダメだったよ」というと、英語が堪能なセールス嬢は困惑気味な反応。
 でも、そこがかえってMGらしく好印象。ドアフェチなので、何十回もドアを開けたり閉めたりしていると、ショールーム内は怪しい雰囲気に。挙句の果てに「アナタは、何者?」と聞かれる始末。あーぁ…

 それにしても、ショールームは豪華である。イギリスでも、こんな立派なショールームは見ないだろう、というくらいにCIスタンダードは高い。ショールームの担当者に聞いたところ、北京のショールームは特にスタンダードが厳しいらしく、けっこう「お金と、時間がかかった」(担当者談)らしい。さもありなん。
 ただし、この動きは南京MGのみではなく、VWなどでも同様で、東京・尾山台のVWショールームのようなところに、VWサンタナ・ヴァリアントがひっそりと飾ってあったりするのが、とても中国的でヨロシイです(笑)。
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そのうちクルマもみーんな中国製になるのでしょう…
明日には中国製のクルマが、日本の道を走るかもしれない…

 でも、考えてみれば中国製のトヨタ・カムリが北米製のトヨタ・カムリに比べて品質が劣っているという事は、既に無いと思う。世界中で走っているアウディTTは、全てハンガリー製だし、VWのニュービートルも全車種メキシコ製だ。以前、日本仕様のCクラスが南アフリカ製でアレルギー反応を示したドイツ原理主義者の方々がいらっしゃって、あわてて新型Cクラスがシンデルフィンゲン製になったのはご記憶にある通りだが、言われなきゃ判りません。
 そのほかアナタが着ているドルチェ&ガッバーナのジャケットやルイ・ヴィトンのバックだって、ラベルの表示はEUですが、一番手間と時間が必要な工程は全て中国ですよ。もちろん、中国ブランドのクルマが品質にうるさい日本の路上に来るのは、もう少し時間がかかりそうですが、時間の問題でしょう。

 そうそう、ついでに中国メーカーの方々へ私、北原から言っておきたいことがあります。みなさん、日本市場への足がかりはウチに声かけてくださいね。デモカーのガス検査と予備検査はうちでやりますから。安くしときますよ〜!(笑)
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