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tab_star2008/04/02tab_endVivid 新車解説
すでに世界で受注7万台!新型アウディA4、人気のヒミツは?
2月に11年ぶりに復活となるクーペモデル、アウディA5が発表されたばかりだが、さらに3月、アウディA4がデビュー。なんと、すでに世界で7万台もの受注を受けているらしい。アウディ渾身の主力モデル、新型A4の人気に迫る!?
文と写真:VividCar編集部
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sized_IMG_2209VC用S.JPGicon_homeOG編/小倉 修
[VividCar 編集長]
人の意があってこそのクルマという乗り物は、やっぱりおもしろい。人間の飽くなき煩悩と社会とのつながりを考えながら、クルマやクルマのあるライフスタイルのおもしろさ、楽しさを伝えていきたいと思っています。「LOVE CARS, LOVE LIFE」=愛のあるクルマライフ。これがVividCarの伝えていきたいメッセージです。
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スポーツ好きのインテリから、できるフィジカルエリートへ変身?

 日本でも販売の約4割がA4という状況が示すように、A4は、ミッドサイズのセダンとしてアウディのブランドの進撃に一役買ってきた主役だ。その主役が4年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。

 先日、原宿のアウディ・フォーラムで行われた発表記者会見では、例によってドミニク・ベッシュ社長自らが、メディアに対して新型A4の魅力をプレゼンテーション。
 そこで、びっくりしたのが、すでに世界で7万台もの受注を受けているということ。たしかに昨年9月のフランクフルトショーでお披露目されたときの注目度の高さはかなりのもので、世界中のメディアがこぞって取り上げたことは記憶に新しい。

 さて、その人気のヒミツはなんなのだろうか?
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クラス最大のボディ!しかも軽くてスポーティ

 これまでのアウディA4といえば、メルセデスやBMWのライバル車より一歩さがったところに位置する、少々控えめなイメージがあった。
 先代のB7型A4は、3.2リッターエンジン(FSI)や2リッター直噴ターボエンジン、1.8リッター直噴ターボエンジンを搭載するなど、技術面やシングルフレーム搭載で話題を呼んだモデルだが、基本的にはその前のB6型A4の発展的なモデルだったことは事実。だからサイズも踏襲していたためコンパクトであったし、デザイン面でもシングルフレームを投入はしたとはいえ、いまほど全体的にデザイン力をいれているというカンジではなく、どこか古さがあった。当時としては、メルセデスやBMWといったライバルと比較しても、一歩下がらざるを得ない存在であったことは否めない。

 しかし、今回の新型のB8型A4は、イッキにライバル以上のスペックとクオリティで勝負をかけてきた。まずは、そのボディサイズ。全長は4705mm、全幅は1825mmと先代に比べて全長で120mm、全幅で55mmも大きくなっている。クラス最大の大きさだ。
 全高は1440mmとこちらは低くされ、徹底したデザインへのこだわりもあいまって、ダイナミックで流れるようなシルエットを持ったクーペのようなモデルに変身。かなりスポーティなイメージを強調したスタイルになっている。

 それもそのはず、このミッドサイズセダンのクラスにおいて最もスポーティなモデルを目指したのがA4だからだ。フロントスポイラーもかなり走りをカンジさせるデザインでグレー(3.2はブラック)のメッシュグリルとあいまって、顔つきはかなりスポーティ。リアビューもスポイラーリップを供えたテールセクションをもち、外側から内側に向かって遅くなるコンパクトなテールライトがこれまたスポーティな印象。このあたりは手法はアルファロメオのデザイナーとして名を挙げたヴァルター・デ・シルバ氏(現VWデザインセクションのドン)の流れを感じさせるところだろう。
 ちなみにCd値は0.27とクラストップレベルの空力特性を得ている。

 このスポーティなプロポーションに大きく寄与しているのは、2810mmというロングホイールベース化もある。フロントアクスルを前方上方向へ移動したことで、このロングホイール化を達成し、デザインだけでなく居住性の向上にも貢献している。
 大型化はすなわち重量増を意味するが、新型A4の車体に使われる素材の32%が鉄と鉄鋼、31.7%が軽量なアルミとマグネシウムという組み合わせになっていて、1.8リッターのターボモデルで先代より20kgも軽く仕上がっているのだ。これは、走りの面でも大きなアドバンテージとなる。
 ちなみに基本重量は1.8リッターターボで1510kg、3.2リッター+クワトロ搭載のモデルでも1710kgとなっている。これは燃費の向上にもつながり、大型になったにもかかわらず、旧B7型A4と比べて燃費は7%向上しているという。
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見た目だけじゃない!徹底して走りを意識した新型A4

 先述したようにエンジンは2種類が設定され、FFモデルにはTSFI直噴DOHC1.8リッター4気筒のターボエンジンとCVTのマルチトロニックが、クワトロモデルにはA5にも搭載された可変バルブシステム「アウディ バルブリフト システム」採用のFSI直噴DOHCの3.2リッターV6エンジンと6速ATのティプトロニックが組み合わされる。3.2FSIの最高出力は195kW(265ps)6500rpm、最大トルクは330Nm(33.7kgm)/3000-5000rpmを発生。1.8TSFiは、最高出118kW(160ps)/4500-6200rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)1500-4500rpmを発している。

 ボディサイズの変更やロングホイール化にともない、シャシーにも新しいスペックが与えられ、基本的には先代と同じ、アウディの得意とするマルチリンク式。フロントは5リンク式で、リアはA6やA8に採用されたトーコントロール式リアはトラペゾイダルリンク式サスペンションを採用している。走りに一層磨きをかけるため、リンク類やアッパーアームはもちろんベアリングマウント、ピボットベアリングなど多数の部品にアルミ製を採用し、ぎりぎりまでバネ下重量の軽減を図っている。

 ステアリング機構はラック&ピニオン式。フロントアクスル直下にあるサブフレームに装着され、低くフロントよりの位置となり、ダイレクトなレスポンスでこちらもかなりスポーティなハンドリングの味付けに仕上げられているのが特徴だ。
 ハンドリング面のハイライトは「アウディ ダイナミック ステアリング」。これは車速に応じて実効ステアリング比を変化させるシステムでESPとも連動している。車速によってリニアにギヤ比が変化し、低速であればあるほどクイックで、高速になればなるほどスローになるというもので、たとえば、車庫入れの場合は左右ロック間が2回転(クイック)となり、操作も軽く変化、高速では左右ロック間が4回転近く(スロー)になり、操作はしっとりとしたもに高速安定性に寄与するという。ステアリングギアレシオが2倍に変化する!というユニークなものだ。
 これは月面を走行した「ルナローバー」や火星探索の「ソナジャー」にも搭載されたシステムで、自動車メーカーとして採用するのはアウディがはじめてとなる。アンダーステアもほぼ完全に抑制できるという。

 ちなみにフルタイム4WDのクワトロは、A5同様、基本の前後のトルク配分を従来の50 :50 から若干リア寄りの40:60に変更。スポーティな味付けに振られている。
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スペック的にライバルを上回った感アリ。あとはブランド力がキモ?

 さて、インテリアもアウディらしく、斬新というより比較的オーソドックス。高い質感を感じさせる造りこみで、かなりラグジュアリーな装いとなっている。メータークラスターはドライバーが操作しやすいよう新たに設計しなおされ、パワーシートも標準装備。R8やA8などに搭載されるMMI(マルチメディアインターフェイス)を採用し、地デジ対応のナビゲーションシステムを導入するなど、最新のハイテク装備も投入。ミッドサイズセダンとしては、一クラス上ともいえるプレミアム性の高い内容が与えられているのが特徴だ。
価格はA4 1.8TFSIは419万円、A4 3.2FSIが645万円(いずれも希望小売価格、税込)となっている。

 新型A4はエレガントかつスポーティであることを強調し、高価格、高品質、高性能そして一貫したデザインとコンセプトを持つ、非常にプレステージ性の高いクルマといえそう。排気量やエンジン形式の違い、駆動系の差といった違いはあるものの、価格的にもスペック的にも、とうとうライバルたちを上回った感じだ。7万台受注したという話も納得できる。
 ブランドの浸透力では、世間一般ではまだまだライバルたちに分があるのだろうが、誰にでもわかりやすいルイ・ヴィトンやグッチに対して、ボッテガ・ヴェネタ(ま、グッチグループですが)といった名前だけではない品質の高さがウリのブランドへの人気が高まってきたように、新型A4の登場でアウディというブランドの魅力が、さらにリアルに広がる予感アリだ。

問い合わせ)アウディ コミュニケーション センターフルーダイヤル:0120-598-106
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