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 | AUDI S6 アウディ S6 |  |  |  |  |  |  |  *Photo: AUDI S6 |  |  |  | フランスの新幹線 TGV です。
 高級スポーティー・サルーン市場へアウディが送り込んだ刺客。設計がすべてにおいて現代的で新しく、速さと高級感が一定のリズムで調和してい る。すべての質感が、軽く、モダンで、静かで上品な方向に向かっている。しかし、その速さは恐ろしいほどの加速を見せる。 V8 、 4.2 リッターのエンジンをクワトロシ ステムと 5 速ティプトロニックミッションが、縦横無尽に使い切る性能は、破綻の無 い、どこまでも安全に速い車だとドライバーに安らぎを与える。 |
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 |  |  |  | | グレード名 | | 標準価格 | | 排気量 | | 駆動方式 | | ミッション | | 乗車定員 | | 全長×全幅×全高(mm) | | 車両重量(kg) | | エンジンタイプ | | 最高出力[kW(ps)/rpm] | | 最大トルク[Nm(kg・m)/rpm] |  |
|  | | - (現行) | | 870 万円 | | 4172 | | フルタイム4WD | | 5AT | | 5 | | 4845×1850×1490 | | 1810※ | | V8 DOHC 40バルブ | | 250(340)/7000 | | 420(42.8)/3400 |  |
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 |  |  |  |  |  | 2001/09/04 |  |
|  | | AUDI S6 |  | |  | | 文: 金子浩久 |  |  |  | アウディの基本ラインアップは、 A3 、 A4 、 A6 、 A8 というように A で始まるが、それに対応する“S”シリーズも存在している。 A の動力性能を上げ、内外装に専用の仕上げを施したのが S シリーズだ。 メルセデスベンツには AMG が、 BMW には M シリーズがスペシャルモデルとして存在しているのと同じように、アウディには S シリーズがある。 S6 は、その数字からわかるように A6 の特別版である。価格を見ると、最も高価な A6 な.0 quattro SE が 615 万円なのに対して、 S6 は 870 万円もする。 何が違うのかというと、 S6 は A6 よりひとつ上級の A8 用の 4.2 リッター V8 エンジンを 340 馬力にまでチューンしたものを載せている。駆動方式はアウディお家芸のクワトロ(4 輪駆動)システム。トランスミッションはマニュアルシフト付き 5 速オートマチックの“ティプトロニック”。 大型エンジンに合わせて足回りは強化され、 17 インチの大径ホイールを履く。 インテリアもアルカンタラとレザーのコンビネーションによる S6 専用シートをはじめ、各所に A6 との違いを見付けることができる。 乗ると、 A6 との違いは明らかである。パワフルな V8 エンジンはよく躾けられていて、パワーは余裕に通じている。乗り心地は A6 よりも重厚かつ上質。高速道路でも、エンジンパワーの増大はクワトロシステムと相俟って、もともと高い直進安定性をさらに向上させている。 AMG や M シリーズの各モデルが、エンジンの存在感を高める演出をしているのとは対照的に、 S6 のエンジンは対照的だ。鋭いレスポンスや官能的なフィールとサウンドよりも、ドライバビリティや静粛性の確保に重きが置かれているように感じる。縁の下の力持ち。そこが物足りなく感じる人もいるだろうし、そこに価値を見いだす人もいる。日常的に、長距離を高速で移動する人には S6 は最上の1台だろう。モダンでクールに決めたインテリアデザインも、メルセデスや BMW にないセンスのものだし、車内もトランクもとても広い。実用的かつ理知的な高級車が S6 の真の姿だ。


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