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RENAULT Laguna
ルノー ラグナ
RENAULT_Laguna_L
*Photo: RENAULT Laguna RTE (5dr)
開店休業状態のまま日本でのみまだ現役

 要するに……シツコいですがフランスのコロナ。あるいはプリメーラ。昨年秋のパリサロンで新型=ラグナIIが発表されており、すでに本国では現役を退いている。日本でいま買えるのは、業界用語でいうシコりダマ。フランスモータースの僅かな在庫のみだろう。
 本国ではワゴンも売られていたが、日本仕様のラグナは全長4.5mのハッチバックのみ。ただし、ハッチバックとはいってもいわゆる2BOX体型には非ず。セダンとワゴンの中間、といえばいいだろうか。かつてのコロナSFに見られたようなネバリもムナしく日本ではさっぱり売れなかった車体形状だが、ヨーロッパではきわめてポピュラーなものだ。
 右ハン+オートマのみ。2.0 のエンジンはセニック用とは違ってひと世代古いタイプ。相応にスペックもショボい。299.0 万円。
grade_spec
グレード名
標準価格
排気量
駆動方式
ミッション
乗車定員
全長×全幅×全高(mm)
車両重量(kg)
エンジンタイプ
最高出力[kW(ps)/rpm]
最大トルク[Nm(kg・m)/rpm]
RTE (5dr) (現行)
299 万円
1998
FF
4AT
5
4500×1745×1450
1310
-
-(115)/5400
-(17.1)/4250
more
impression
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RENAULT Laguna RTE
文: 森 慶太
 絶品のシートとアシは、他のルノーと同じ。本質的な意味での快適さと安心安全とをきわめて高いところでバランスさせた走りの性能は、いまもって第一線にある。古いぶん、よけいに味わい深くもある。サイズ相応に、客室空間のカタチもけっこうラウンジ風だ。
 がしかし、いかんせん商品力が弱い。いわゆる静かさや、あるいは見た目の新鮮さ(ハナからなかったともいえるが)等々をこのクルマに求めるべからず。というか、このクルマを求めようと思う人がからしてほとんどいないともいえるが。このサイズの輸入車のラインナップに不可欠のワゴンがついぞ輸入されないまま終わったのも、ひとえにラグナじたい見事なくらい売れなかったからだ。それを理由にラグナIIの日本導入が見送られたとしても、決して意外ではない。見た目に関しては間違いなく、そして乗ってもきっといいクルマだから、ゼヒとも入れてほしいけれど。
 なお、ラグナIIではラグナにあったひとつ非常に嬉しいディテールが消えている。それはテールゲートのヒンジ機構。ラグナではそこに凝ったリンクを用い、開閉の際に人間がゲートを大きく避けなくてもいいよう気をつかっていた。つい最近それを知って、ルノーの良心の底の深さに感じ入った。
 大幅値引き前提で、しかも一度買ったら廃車までつきあう覚悟があるというなら買ってもいいかも。少なくとも私は、そういう人を応援する。メガーヌ・クーペ16V の型落ち新車を1 割り引きで買った一人として。


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