 |  |  | | | 輸入車事始め Vol.01 | | 輸入車事始め Vol.01 |  | VividCar.com では輸入車を乗る喜びをお伝えするという事が大きな目的になっていますが、ここで考えた「初めて日本に入った輸入車って何?」ということ。結果が分からないまま連載をスタートし、調べていくうちにこの情報を探るのは非常に困難な仕事になってきました。情報のある方は是非、お寄せ下さい。 なお、この記事は2001年10月24日よりVividCar.comのプロデュースする有料コンテンツ「mission」に掲載された記事です。(編集部) |  | 文章:前屋 毅
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|  |  |  |  |  |  | 前屋 毅 [フリージャーナリスト] |  |  |  | | 出すべき結論があるのかどうかも分からずにこの連載をスタートする。シックリいく結論が出ることを祈りながら連載を続けることになった。 |  |
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 |  |  |  |  |  | 田園都市線の二子玉川駅から徒歩 10 分ほどの 所にあるオフィス。 |  |
|  |  | VividCar 編集部にて
「先進国といわれる国のなかで、日本ほど登録車台数に占める輸入車の比率が低い国はないんですよ」 本誌『VividCar』の編集長であり、発行元「インスピレーション」の社長でもある永山辰巳氏があきれ顔に言った。 彼から久しぶりに連絡をもらったのは、今年の 4 月半ばごろのことだった。永山氏とは、以前に取材で協力してもらって以来のつきあいだが、ほんのたまに電話やメールでのやりとりがあるくらいで、深いつきあいとはいえない。
そんな彼が、輸入車をメインにした Web マガジンをやるという。その連絡と同時に、 Web マガジンについての感想を尋ねられた。これまでの紙メディアに飽き足りない諸々のことを、そのときだけでなく、その後の電話やメールで伝えた、と思う。パソコンが壊れてメールの記録が消えてしまい、記憶もおぼろげなのだ。
ともかく、何回かのやりとりがあってから、「何か書かない」との申し出が永山氏からあった。貧乏フリーライターの身にしてみれば、仕事の話はうれしいかぎりだ。しかし、戸惑いもあった。そのほうが強かった、といったほうが正確かもしれない。「とにかく話に来ないか」と言われて「はい」と答えてはみたものの、弾むような足取りででかけていくといった気分ではなかった。
クルマ雑誌なら、クルマについての原稿を要求されるのが普通だ。ところが 40 代の半ばを過ぎる現在まで、わたしは運転免許証というものを持ったことがないし、教習所に通おうと思ったことさえない。それを話すと、誰もが間違いなく、奇妙なものを見る顔つきになる。そんな顔つきをされても迷惑なのだが、それはそれで日本にクルマが浸透している証拠かもしれないから腹をたてるわけにもいかない。ともかく、そんなふうだから、クルマそのものについての原稿では引き受けられない。そのあたりの事情は話してあるので、無理な要求を永山氏もするわけがない、という期待はあった。だが、不安だった。
グレードの高い街として定着している二子玉川の駅から 10 分ほど歩いたところに、「VividCar」の編集部はある。わたしが訪ねたときは創刊を目前にひかえているときで、編集部内には緊張感が漂っていた。そのせいなのか、それとも地の性格がそうなのか、玄関に立ったわたしに編集部の誰もが無感心だった。そんななかで、ニヤリと笑って視線をおくってきた人物がいた。永山氏である。この人も、決して人なつこいとはいえない人だ。 |
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 |  | 日本の輸入車比率
それから、一時間ほど永山氏と話をした。クルマそのものについては書けないが、輸入車をとりまくビジネスなら書いてみたいといったことを、わたしからは話した。好んだわけではないが、結果としてわたしの仕事は企業関係が多い。クルマ関係の会社も、その対象外ではない。クルマそのものには疎いが、知り尽くしているとは冗談にも言えないが、クルマの会社は知らないわけでもない。だから、企業がらみの記事ならやれると説明したわけだ。
そんななかで永山氏が口にしたのが、「日本の輸入車比率は低い」という冒頭の話だったのである。なぜなのか。いろいろな仮説を二人でだしあってはみたが、いまひとつシックリこない。と同時に、どうも根深い問題が潜んでいるような気がだんだんしてきた。永山氏と別れての電車のなかでも、その思いは消えるどころか、どんどん強くなるばかりだった。
そして、この連載をスタートさせることになった。本当に根深い問題が潜んでいるのかどうか、シックリいく結論に出会えるのかどうか、ともかく歩きはじめることとしたい。 |  |  |  |  |  |  |
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 |  |  |  |  | 自動車産業ハンドブック 2001 年度版 日刊自動車新聞社刊 4570 円 539ページ
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|  |  | 何から手をつけるべきか
手始めに、本当に輸入車比率が低いのかどうかを確認してみなくてはならない。それが間違っていれば、そもそもの前提がくずれるのだから、早くも連載を終えるしかない。最初から危なっかしい話だが、取材は、得てしてそんなものだったりもする。
まずは Web で、「輸入車 / シェア」で検索してみた。かなりの項目がピックアップされてきたが、目についたのは「日本自動車輸入組合」の名前だった。輸入車関係企業があつまってつくっている組織だと、その名前から見てとれる。それなら、日本の輸入車に関する統計資料もつくっているはずだ。ホームページを開いてみると、確かに「輸入車新規登録台数の推移」という項目があった。そこには、輸入車の登録台数やシェアの月ごとの推移が記してあった。確かに、高いシェアではない。しかし、ほかの国にくらべて本当に低いのかは、ほかの国の事情がわからなければ判断できない。残念ながら、輸入組合のホームページに、その資料はない。ほかのホームページも調べてはみたが、なかなかヒットしない。
調べてわからなければ、どうするか。答は、「誰かに尋ねる」だ。輸入組合に電話してみると、広報担当者が親切に答えてくれた。 「うちでは把握していませんが、ドイツで 30% くらい、アメリカで 20% 、それに対して日本は 6% くらいでしょうかね」
正確に把握するために、『自動車産業ハンドブック 2001 年版』(日刊自動車新聞社)を手に入れた。輸入組合の広報担当者が、電話の向こうで「これによると」と言っていたのが、この本だったからだ。ここに「主要国の新車登録台数」の項目があり、輸入車のシェアが記されてある。最新情報の 1999 年の実績をみてみるとドイツで 34.2% 、アメリカで 19.8%(乗用車)とある。ついでにフランスをみると 40.2% 、イタリアは 62.2% となっている。どの国も自動車の先進国であり、どの国のクルマも日本では人気だ。にもかかわらず、こんなにも輸入しているのである。
では、日本はどうか。同書の「メーカー別新車登録台数」の「(12)輸入車」をみてみると、 1999 年の 1 月から 6 月までが 6.9% 、 7 月から 12 月までが 7.1% となっている。ほかの国にくらべれば、やはり極端に低い。連載をスタートさせる前提はととのった。はてさて、これが、どう展開していくのである。この時点では、まだ、わたしにもわからない。 |
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|  |  |  | この連載は結果が分からないまま開始致しました。情報が非常に不足しておりますので有力な情報をお持ちの方は是非、VividCar.com編集部までお寄せ下さい。 |  |
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