 |  |  | | | Noble | | M 12 GTO |  | | 今回、私が訪問するのは「Noble」です。以前はフェラーリ P4 やロータス 23 のレプリカを製造していたことで、名前は知っている方もいらっしゃるでしょう。 |  | 文、写真:佐藤光博
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|  |  |  |  |  |  | 佐藤光博 [自動車輸入業] |  |  |  | | 英国にはいつの時代にも「これぞライトウェイト!」というスポーツカーを作っているメーカーがあります。そんな車をどしどし紹介していきます。 |  |
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 |  |  | スモールメーカーの考え方
オフィスは Leicester にありロンドンから汽車で 1 時間半程の距離で、 Rover のあるバーミンガムからは車で 30 分ぐらいのところにあります。 Noble Cars の正式名称は「Noble Moy Automotive Ltd.」と言って Lee Noble と Tony Moy の二人が経営者で、 Lee Noble が技術の担当。 Tony Moy がセールスの担当のようです。 Lee Noble は以前「アスカリ」(今後ご紹介します)でレーシングカーの設計をしたこともあるそうで、 Mr. Piper のこともよく知っているとのこと。イギリスにおいてスモールメーカーの社会は非常に狭いらしく、 Ginetta の Mr. Phaff 、 AC Cars の Lubinsky のこともよく知っていました。各社のクルマについての情報もかなりオープンなようです。
私が訪問している様な小さなメーカーでは、売り手、作り手のアイデンティティーに興味を持つ人が購入の対象者であり、それを発売まで隠し通すのはバカげているというのが彼らの考え方のようです。それよりも、積極的にメディアや他社に向かって自社のクルマをアピールすることで認知度を高め、興味を持つ人が購入の対象者を捕まえる方が得策なのでしょう。宣伝広告費もクルマのコストに直接効いてきますから、このあたりのコストを下げ、安価な価格設定にしたいのでしょう。
最近は大きなメーカーでも発売前のクルマをメディアに露出させ、市場の反応などを伺っていますが、彼らから見ると、「ばかばかしい」と感じるのかもしれません。まあ、大きいメーカーの宿命としてタマ数を売らなければならないから仕方がないことなのですが・・・ |
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 |  |  |  | 補記類はついているが、エンジンと内装の 作業を待つ。 |  |
 |  | 運転に不必要なものが殆どついていない タイトなコクピット。 |  |
|  |  |  | M12 GTO の実力
Noble にとっての最初のオリジナルカーは、 2000 年のバーミンガムショーで発表した M12 GTO です。デザインから制作までを Lee Noble が行い、価格を抑えるためシャシーとボディの生産は南アフリカの High Tech 社というところで行っています。その会社は AC Cars が Cobla のシャシーを作っているところと同じだそうです。
Leicester の工場ではエンジンの架装と内装の一部、 PDI を行っているとのことで、非常にきれいなこじんまりとした工場でした。生産は今年の 7 月から来年の 6 月までに 100 台を予定しているとのことで、現時点では 6 台販売したそうです。将来的に生産を年間 200 台ぐらいに上げたいと言っていました。なぜ 200 台なのかというと、イギリスでは年間生産台数が 200 台以下のクルマにはいろいろな規制が緩く、排ガス規制も Euro step 2 をクリアしていれば大丈夫だそうです。もし Euro step 3 の規格を通そうと思ったら、現在の 20 倍ぐらいの費用がかかるとのことで、いまのところは考えていないとのことです。
現在の販売状況に関しては、イギリスでは著名な雑誌である「Top Gear」で 2001 年ベストドライバーズカーに選ばれたということもあり、イギリス国内に 8 つあるディーラーにでさえデモカーを用意できない程の品薄状態で、 2 台のデモカーを交代で使ってプロモーションをしているそうです。今日もデモカーは出ているから現車は見られないかもしれないと言っていましたが、幸い 1 台がシェフィールドから戻ってきたので、テストドライブに連れて行ってもらいました。
公称では AC Cabra のロータスツインターボエンジンを積んだモデルよりも速いとのことで(0-60 ml/h 3.9 秒)、雑誌のテストでも同様の結果をだしているだけあってすばらしく速かったです。またフォードの V6 エンジンは特別はチューンはしてないとのことですが、非常にトルキーで 4 速 30km/h からでも加速が効きます。私が運転したわけではないので、ただの印象ですが、高速コーナリングも軽々とこなし、大変運転し易そうでした。
ボディ内外、の仕上げには少々ラフなところも見られ、ボディデザインとともに内装のデザインもあまり見栄えのしないものですが、今日のデモカーはすでに雑誌のテストなどで 4 万マイルを走っていて、更にテストで酷使されているとのことで、実際に販売しているクルマはもっといいとのこと。乗り心地も大変よくこれなら通勤にも使えると言ったら、「勿論、何の問題もない。平日は通勤に使用し、週末は何の改造もせずにレースに出れる車だ」とテストドライバーは胸を張って言い切られました。標準装備での工場出荷価格は 38,255.32 ポンドでエアコン(1489.37 ポンド)や CD チェンジャー(161.71 ポンド)などはすべてオプションになります。 デリバリー迄の納期は今注文すると 10 ヶ月程度になるとのことです。 |
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 |  |  |  |  | エンジンの架装、内装の作業も終わり、 出荷前のチェック段階にある M12 GTO |  |
|  |  | 次期開発車も見せてもらった
今回の訪問は彼らにとって非常にいいタイミングだったらしく、彼らもアメリカ市場とともに日本市場が彼らにとっていい市場になりそうだと思っていたそうで、(とは言っても日本には知り合いもいなかった)トレードパートナーズが後援するパシフィコ横浜で開かれる英国モータースポーツカーショーに出そうと思っていたそうです。ちょうどその時に私から接触があったので、まず話を聞いてからショーに参加するかどうかを決めたいと思っていたそうです。彼らとしても日本でも知名度を上げるために、しかるべき場所で、できれば日本市場への参入を表明したいとのことです。
アメリカ市場については様々なリスクを避けるためと、アメリカ基準に適合させるために余分な費用をかけたくないとのことで、すでに AC Cobra をアメリカで販売していて実績のある南アフリカの High Tech 社に任せるとのことです。
現在 Noble では M12 の次の車を開発中で、写真を撮らないという条件で実物大のモックアップを作っている作業場を見せてもらいました。まだ殆ど誰にも見せていないというその車はマクラーレンのようにドライバーが真ん中に座る 3 座のスポーツカーで M12 よりかっこいいものでしたが、アスカリの KZ-1 にちょっとにており、それを言ったら苦笑して、でもこちらはずっと安いよと言っていました。
エンジンは M12 の 320 馬力より強力な 420 馬力のものを搭載する予定とのことです。今年の末ごろには運転のできるプロトタイプを完成して、2002 年 1 月の英国スポーツカーショーで発表したいとのことです。個人的に私もこれにはかなり期待しています。完成したら、ぜひ乗せて欲しいというと、笑いながら「また来い」といってくれました。
次回は「ストラスキャラン」を紹介いたします。 |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | AC Cars 1960 年代に一気にブレイクした、英米の合作である「AC Cobra」。そのオリジナルメーカーである AC Cars を訪ねた。
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 |  | |  |  | Ginetta 1960 年代の英国のアマチュアレースを語る上で欠かせない名車 G 4 や G 15 を世に送り出してきた Ginetta に行って来ました。
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 |  | |  |  | Strathcarron 2001 年の英国モータースポーツショーにも出品していた「Strathcarron」をご紹介します。
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