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tab_star2002/03/06tab_endTVRとは
サーブラウは、休日のイベント
ユーザー愛車紹介
 それまで眠っていた TVR への想いが不意に蘇ったとき、妥協はやめよう、自分に正直になろうと、購入を決意する。仲間からは「じゃあね」とジョーク交じりで言われる。
 TVR は別世界への扉なのか。走り出すまでの厳かな儀式。精密機械を扱うようなかっちりとしたシフトフィール。流れるような地を這うボディライン。魂を揺さぶる咆哮。そう、これは明らかに違う世界を見てくれる現実の夢。その世界をちょっと覗いてみようではないか。

○プロフィール
お住まい:東京都
お名前:山本さん

○愛車
TVR CERBERA
外装色:スペース・ブルー
内装色:グレートブルーの 2 トーン
納車日:2002 年 2 月 8 日
インターネットオークションで購入

○車歴
VW ゴルフ GLI
VW コラード V 6
BMW 328 i クーペ
BMW M 3
文・写真:齋藤利也
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齋藤利也_プロフィール_写真Sicon_home齋藤利也
[VividCar特派員]
オープンというものが、こんなに気持ちのいいものだとは思わずに齢を重ねてしまったと、最近後悔している。連休中の某日、時に渋滞にはまりながら、海岸沿いを走った。真夏のような日だったせいか、オープン初心者の私は軽い日射病になりつつ、車を転がしていた。日焼けの跡とともに、あの楽しかった一日が心に焼き付き、今度クルマを買い足すとしたらオープン以外にないと思ったのだった。買い足せるのかい。
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サイドウインドウの形が特に山本さんは
お気に入り
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細部がそれぞれ手の込んだ造形美をつくる
衝撃を受ける車って、そんなにない

 まず車歴をご覧いただきたい。走りを愉しむ系の車を乗り継いで、まさに正常進化されてきたといえるだろう。2002 年 1 月に M 3 を手放した。次の車をどうするか。ロータスエリーゼ、オペルスピードスター、ホンダ S 2000、GT - R などが候補に上がった。しかし、エリーゼやスピードスターは乗り降りがしにくい。スカートを履いたパッセンジャーがかわいそうだし、なによりもそれらの候補車の中から選ぶことは、自分自身どこかに妥協があるように思われたという。

 試乗を重ねているうちに、オートトレーディングが TVR の販売を始めるというニュースに触れた。記憶の奥底にあった箱が開いた。1997 年の東京モーターショー。山本さんはその時はじめて TVR の存在を知った。
「丸と直線と曲線の組み合わせによるデザインの秀逸に衝撃を受けました。そのバランスが自分に合ってた。でも、その頃は手が届く価格ではありませんでした。」

 山本さんのスイッチが、新しい回路につながる。自分は TVR が欲しかったんだ。TVR 探しがはじまった。
 インターネットで、キミーラが大阪で売りに出ていることを知る。朝一の新幹線で駆けつけ、開店 1 時間前には店の前に着き、オープンを待つ。試乗してみると、パワステもクラッチアシストもない。クラッチを踏むと体が押し戻される。翌日は筋肉痛になっていた。これでは東京の街を走るのはつらいと断念。

 しかし、神は見放していなかった。すぐに、サーブラウがインターネットオークションに出た。今度は東京の物件。数日後、夜も更けた午後 11 時 30 分、待ち合わせた場所に立っていると遠くから低周波を含むエンジン音が近づいてきた。くらくらした。やがて姿が見えた。電流が体を走った。車に接してはじめての体験だった。「とりあえず試乗してみないと」といいながら、もう買うことは決めていた。
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入手した当初は違う色に見えたという。コーティ
ング屋さんとミーティングをして、ようやく本来
の色が出せた。深い青は、光の具合で表情をさま
ざまに変える。
エンスト地獄に、打ちのめされる

 「新型の M 3 も試してみたのですが、もうひとつワクワクしなかったのです。パーフェクトすぎて、全部車にやってもらっているという感覚。以前の車は、運転する側に車が要求するものがあったんです、ドライブテクニックとか。」しかし、サーブラウは、それ以上のことを要求した。

 はじめて車を引き取って環状 7 号線を 10 km 程走って戻る間、山本さんの気持ち的には百回以上のエンストを強いられた。運転ができない。車を乗り捨てて電車で帰ろうかと本気で思ったという。そのうちプラグはかぶり気味となり、ボンネットには 2 月だというのにカゲロウがゆれだす。
 「わたしには乗るだけの腕がない」と自己嫌悪に陥り、帰宅後、動揺したまま 2 時間寝込むことになる。
「今、これを売ったらいくらになるんだろう。個人売買で安くしてもらったので、今売ればそれほど損失にはならないかも」なんてことまで考え出す。

 浅い眠りから覚めた時、しかし山本さんはもとのポジティブな山本さんに立ち戻る。
「ここでやめたら終わりじゃないか。負けるかこのヤロー」
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惚れたら最後、魅力というか魔力というか、その
深遠を追いかける日々がはじまる
運転のイロハから教えを乞う

 「ガレージのサーブラウを見ているだけで憂鬱になってました。でも、今手放したらあとで絶対後悔するなとも」
 そうですよ、念願の TVR じゃないですか。M 3 の時も、スキルアップを決意してドライビングレッスンに通ったんですよね(ちなみに、彼も田部氏の門下生)。
 山本さんは攻守の切り替えがすばやい。さっそく逆襲に転じるのである。TVR の世界では一目置かれた存在である崎山自動車サーヴィスの門をたたく。
「恥を忍んで、運転のしかたから教えてくださいとお願いしました」

 サーブラウのクラッチはツインプレート。フライホイールは軽い。さらに低速トルクが細いときている。半クラという言葉は、この場合存在しない。普通の感覚でクラッチをつなぐと、車重に負けてエンストとなる。
 崎山氏のドライブに同乗して、感動し、入信する。付いていこうと決める。コツがわかると少し運転が楽しくなる。では、首都高デビューだ。落胆して帰ってくる。また練習する。今度は少しうまくいく。その繰り返し。すこしずつサーブラウが近寄ってくるのがわかる。それが今の山本さんの日常。
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室内を眺めるとどこにも直線がない。
カーステレオは、へアライン状に色を
塗って付け換えてある
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スキルが上がったら、通い慣れた
ターンパイクなどに行きたい山本
さん。
路面状況が全部頭に入ってるとい
う道でサーブラウの走りが愉しみ
という。
フィットネスジムも、サーブラウのために

 サーブラウは、休日のイベントだという。美しいボディラインと色。シートに身を沈めたときの包まれ感は格別で、視点の低いシート位置からの街の眺めは一変する。サーブラウにはいくつかのキーが付いているが、スターターのキーはない。ステアリング中央部に付いたボタンがスタータースイッチ。
 それを作動させる前にいくつかの儀式がある。アクセルを 3 ミリだけ踏みエンジンをかける。ブリッピングを軽く与えたエンジン音は、ごくごく音圧を絞ったレーシングエンジンのよう。こりゃ、たまらんですわ。

 山本さんは、サーブラウに乗るようになってから、フィットネスジムに通いだした。ベンチプレスと水泳で鍛える日々。休日のイベントをより愉しむための方策だという。サーブラウ自身がライフスタイル化しているといえるかもしれない。
「気持ち良くシフトが入るとか、長距離を走っても疲れなくなってきて、走りが楽しくなりはじめています。でも、ドライブから帰ってきたらこめかみ辺りが痛くて、運転中ずっと歯を食いしばっていたンですね。おかげで寝つきがいいですよ(笑)」

 山本さんのサーブラウに対するスキルはまだ 4 割程度とおっしゃる。
「とりあえず、動かしているだけ。あの車の本領はもっと先にあります」
それを探っていくのも、サーブラウと付きあっていくうえでの大いなる愉しみだという。
 お仲間との話を最後に披露してくれた。
「M 3 は山の手のお嬢さん。誰とでもうまくお付き合いができてルックスもそこそこで賢い。その点、サーブラウって銀座のホステスだよね。勝手、わがまま、気まぐれ、それにお金もかかる。だけど、美しい。この最後のくだりだけで持っちゃうんだなあ」
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TVR_Cerbera_M
data
TVR Cerbera
唯一の 2 プラス 2 クーペに新エンジン
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BMW_M3_SBMW M3
LOTUS_ELISE_SLOTUS ELISE
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オートトレーディングルフトジャパン
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TVR正規インポータオフィシャルサイト
ヴィヴィッドスタイル
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スマートドライビングのすすめ vol.1
ドライビングスクールなどで、活躍しているドライビングインストラクターの田部雅彦さんに、カリキュラムも含め執筆いただいた。
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