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tab_star2002/04/24tab_end憧れのクーペを手に入れた
アルピーヌ V 6 回想録
アルピーヌ V 6 回想録
 1989 年並行輸入でルノーアルピーヌ V 6 ターボを購入した。清水ジャンプの心境だったが、あまりにもかっこ良く、仕事を始めた自分に対するご褒美のつもりの大ジャンプだ。60 回、均等払い。当時は、正規ディーラーから購入すると 800 万から 900 万円したが、それよりも 200 万円ほど安く購入することができた。
 当時は、バブル全盛で車の値段も内外価格差がかなりあり、今では考えられないぐらい並行輸入車の方が安く手に入れられる事ができた。
文・写真:振本常弘
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振本常弘_プロフィール_写真Sicon_home振本常弘
[眼科医]
 見た目で直ぐに選んでしまう車選び。飽き性なのか?単なる車好きなのか?気が付くと 19 台目。最近、イタリア車にはまっていましたが、このたびフランス車に戻ってきました。 GTV、156 と大体 2 年ごとに乗り換えていましたが、2 台には可哀想な思いをさせて、ともに走行距離 3,000 km。
 今回は、この特派員になって所有する喜びから、乗る喜びに変えてみたいと思っています。
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バブリーな時代の輸入車事情

 輸入車(いわゆる外車)は、当時、ステータスだった。携帯電話も持つのに 20 万円の権利金が必要で、喫茶店のテーブルに携帯電話を置くだけで変な人に見られたものだ。今では、小学生でも持っているのに。外車と携帯電話所有者=バブリシャスなヤツって感じで、ちょっと悪い人のイメージ。例にもれず、私も NTT ドコモの N の初めての折りたたみ式携帯電話を所有していた。いわゆるバブリシャスで、いやな奴(笑)。

 外車では、フェラーリ F 40、テスタロッサ、ポルシェ、ベンツワゴンあたりが幅をきかせていて、アルピーヌはあまり知られておらず、というよりあまり車好きでない人まで外車に乗っていたため、故障の心配の無いドイツ車に流れていたようで、特にベンツ、ポルシェがよく売れていたかな?
 当時は、イタリア車は故障の代名詞。水漏れ標準仕様。フランス車は、あんまり馴染みが無く眼中になしってところだろう。ルノーの前は、シトロエン BX 16 TRS に乗っていた私にとっては、お馴染みさんだった。アルピーヌは、外装黒、内装黒の皮シート。なぜかというと、頼んで一番早く手に入るのが、これか、外装紺の内装ファブリックシート。せっかく買うのだから雰囲気で皮シートを選択した訳だ。

 船便で約 2 ヶ月ほど掛かって日本に到着、その後、検査のレポート作成に時間が要し 1 ヶ月ほど待っただろうか。なにせ、日本に正規輸入されている台数もまだ日本に数台(ちょっと大げさかな?)で、港をでるのに大変だったようだ。輸入して頂いた会社社長談「アルピーヌはこりごり」とこぼしていた。納車の当日、はやる気持ちを抑えつつ、取り扱いの説明を聞く。取り扱い説明書は、英語とドイツ語、日本語はナシ。
 説明も上の空で、見物人と皆で車に見入っていると、見物の一人が、「これ!なに!!」驚いて、タイヤの奥を覗き込んで見てみると、なんと、スプリングに黒く塗った木のブロックが挟んである。検査を通すために車高が低くなりすぎないようにした苦肉の策!って事らしい。危ないところだった。
 さて、ついにエンジン始動。左ハンドル、ミッションは、初めてだったが、特に苦労なし。ただ、クラッチは、重いので半クラッチはちょっと辛い。初日は、恐る恐る乗っていたので、それぐらいの感想しかなかった。
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いかにも日当たりの良さそうな後部座席
かちかち山オンパレード

 さて、初ガソリンスタンドで「タンク、前だから」驚きの眼差しが気持ちいい。タンクをいっぱいにすると、ノーズが沈み込むのがわかる。走り出すと前が本当に低くなったのを感じる。
 とにかく目立つ。まず、すれ違うことがないのだから、うれしい。これが一番の快感だと思う。スポーツカーは、目立って、走って、疲れての 3 拍子でないとね。
 高速道路を走ってみると、やはりガソリンがタンク一杯の時は、前が沈み込んで安定している。前後のタイヤサイズが(詳しいことを忘れてしまったが)かなり違っていて、後ろが太く轍で急にハンドルをとられる。
 サービスエリアで声をかけてきたトラック運転手が、「トラックはよくフラフラ運転するって言われるけど、タイヤが轍にとられてフラフラするんだ」と言うのと同じ事らしい。

 高速道路を若気のいたりで、カッ飛んでみたが、ランプウェーから入ってくる車は止まって見え、はるか彼方に見えた前方の車は、あっというまに目の前に来る。危ない。皆さん止めましょう。追い越しの加速感もたまらない、お尻が沈み込む。ターボが入った瞬間に伸びる。また、たまらない。遠出をした帰り道では、ガソリンが減ってフロントが浮いてくる。不安定になるのは、少しスピードを出すには怖い。そういえば、外車ショーで格好良く見せるために、アルピーヌの前に重りを入れていたのを思い出す。快調そのもので、過ごしていたように、思われるかもしれないが、本題はここから、お楽しみはこれからですよ。

 さてさて、日本の夏は、とにかく暑い。始まりは、ドアの内張りから。空気の気泡がはいったように内張りが部分的に浮いてきた。何回か、空気抜きをして、接着剤をいれてもらったが、ぜんぜん駄目。諦めた。友人を乗せて走っていると、「この車、天井低いね〜」っていうので、見上げてみると、天井の内張りがはがれて弛んできていた。確かに、車高も低いが、天井も低い。貼りなおしてもらった。
 最初から心配していた水温計を眺めながらの走行が続く。ある日、高速道路の渋滞にはまった。グングン楽しいぐらい水温計が上がってくる。暑い真夏に窓を全開にして、ヒーターをつけて走ってかなりのダイエットになったが、オーバーヒートの難は逃れた。
 本皮シートを選んだから、当然背中は汗びっしょり。背中にエンジンかちかち山、背中に本皮かちかち山。ダブルです。オーバーヒート対策でファンを増設するのも方法だったかもしれないが、エアコンの効きも悪いし、真夏は覚悟が必要です。ダイエットしたい方にはお勧めですよ。
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タイヤの「ハ」の字っぷり、お分かりですか?
手間隙惜しまず愛情を注ぐ!?

 前後のタイヤのサイズが違うのは、お話したのだが、後ろのタイヤは、いわいる「ハ」の字に開いている。ある日、友人から「タイヤ随分へってるね〜」と、突然言われてびっくり。よく見ると外側からみると、まったく分からないのだが、屈んで後ろから良く見ると、なんと内側はツルツル状態。通りで最近雨の日にちょっと滑るわけだ。すぐさま、交換したものの、タイヤサイズが太くて扁平だと、高いですよ。タイヤ。

 今でも外車は割高感があるが、当時はもっと部品が高く、維持費も結構かかる。届くまでに時間もかかる。シトロエンの時はオイルパンが届くのに 2 ヶ月ほどかかった。プジョーのときは、ワイパーが結局全然届かず治らなかった。当時、フェラーリ F 40 の運転席のシートが 80 万。ロールスロイスのフロントガラスが、100 万円っていう時代でした。並行輸入車は、ラジオからテレビの音がする。カセットはついているが、なにやらセキュリティーコードがついていて上手く動かず、すぐに取り外して本国送還。結局、ぽかんと穴が開いたまま。そこにラジカセ置いたっけ(笑)
 一番困ったのは、止まる時にブレーキ踏んで、信号停止しようとクラッチを切るとエンジン停止。この症状は、結局最後まで解消されなかった。今でいうエコノミー運転です。これも、ご愛嬌で気にせずに乗っていました。
 外車に乗るには、心が広くないと駄目ですね。ちょっとしたギシギシ音なんて当たり前だし、ひどいときは、カーブを曲がるたびにどこかでネジが転がる音がしたり。これもまたご愛嬌(笑)

 ボディーは FRP なので、とても傷がつきやすい。屋根がない駐車だったので、カバーをかけて保管しておいたのが、のちのちとんでもない事になってしまったのだが、FRP は、カバーをかけてはいけませんよ。みなさん。傷がまるで鉄板と違って彫刻刀で彫ったようについてしまう。普通の車でも傷がつくのは、承知だったのだがとにかく酷くついてしまう。傷といえば、目立つ車の宿命だが、駐車場に止めておくと、カバーでできた傷ではなく、故意につけられた傷も前後左右。所有している間に何箇所もつけられました。一番ひどかったのは、カバーの上からナイフで切られたこと。これには驚きだった。

 今、思い出すだけで、こんなところだが所有期間が一番長かった車だし、今でも一番好きな車だと思う。今でも憧れは、購入して間もなく登場したアルピーヌ V 6 ターボ・ル・マン使用のフレンチブルー。出来が悪い子ほど可愛いというのと同じで、手間隙かかった車ほど愛着がわく。そのうちもう一度、手に入れてみたい。是非、ル・マン使用のフレンチブルー。ご存知でしたらご一報を!
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さて、その印象はいかに......

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