 |  |  | | | カングーと付きあってみた | | 妙なカタチの実用車の実力 |  | 少々間が空いてしまったが、日本にも導入され始めナカナカ好評のルノー カングーを借り出して、三日間という短い間だが付きあってみた。今回はそのレポートをお届けしよう。 ドライビングインプレッションはすでにお届けしいているので、今回は買い物に出かけたり高速道をドライブしたりの、実際に使ってみたその感想を率直に述べてゆこうと思う。 そして自分のクルマである、同じくルノーのメガーヌセニックとの比較も交えていきたいと考えている。
|  | 写真・文:まつばらあつし
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|  |  |  |  |  |  | まつばらあつし [vividcar エグゼクティブディレクター] |  |  |  | VividCamera も少しづつコンテンツが増えてゆくのでお楽しみに。 また、クルマ関係の記事や、バイクとかいろんなものにも焦点を当てて行きたいと思うので、そちらの方もどうぞご期待を。人間としてはオートフォーカスじゃなくて、決めたものにフォーカスを合わせるマニュアルなタイプかも。 |  |
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 |  |  |  |  |  | 街中の風景に自然に溶け込む こうしてみると日本的でもある。 |  |
 |  | 東京モノレールの新型車とツーショット こうしてみるとカングーもモダーン? |  |
|  |  | かるい!
カングーを借り出し、まず最初に街中に走り出したその印象は「かるい!」というものだ。ハンドルにしてもアクセルにしても、操作系の軽さというイミだけでなく、走っているその感覚や、エンジンの反応も「かるく」、なにかひとまわり小さなクルマに乗っているような感覚がする。 というのも、普段乗っているメガーヌセニックの操作系は少々重く、動きもゆったりしていて、カングーとは逆にひとまわり大きな車に乗っているかのような感覚にとらわれるからだ。 まあ、実際カングーのほうが物理的に小さいのだから当たり前だが、この軽快感は街の中で使う分には非常に気持ちがヨロシイ。 巨大なフロントガラスやサイドウインドウによる視界の良さもいいんだけれど、その分陽に当たる時間が長くなるので日焼けに注意。シートは小振りだがルノーらしく上質。長距離になったらどうなるか解らないけれど、街中であれば文句の無い仕上がり。 例のプロアクティブオートマチックトランスミッションは、以前よりは賢くなった気もするが、相変わらずシフトダウンが少々下手くそ。停まる直前にクンックンッとシフトダウンするのでエンジンブレーキがけっこう利く。まあ、しばらくすると慣れてきちゃうのでオーナーとなる人なら気にならないだろう。 |
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 |  |  |  | 狭いすき間でもドア全開が可能。 荷物の積み下ろしはもちろん 人間の乗降にもべんりなのだ。 |  |
 |  | ペットボトルにジャストサイズ。 缶など背の低い飲み物は取りだしにくい |  |
 |  | 便利なラゲッジボックスだが リアシートの乗員にとっては 少々圧迫感のある出っ張りになる |  |
|  |  |  | べんり!
では、お買い物に連れ出しながら細かい点をチェックしてゆこう。まず、ドアポケットにあるドリンクホルダー(というか、単なる切り欠き)の具合だが、正直言えば「無いよりはマシ」というレベル。500ml のペットボトルがちょうど入るのだけれど、位置が低くて奥まっているので取りだしにくい。 しかし室内に小物を置くスペースは豊富にあるので、飲み物関係でなければ困ることもないだろう。頭の上の巨大な棚やインパネの小さな棚、リアシートからラゲッジルームにかけてのオーバーヘッドラゲッジボックスなど。いろんなところにいろんなものをおけるようだ。 さて、お買い物の時に気がついたのがリアのスライドドア。これは幅の狭い駐車場では実に使い勝手がヨロシイ。隣のクルマに気をつけることなく扉を開閉できてリアシートに荷物をぶち込める。大きな開口部と高い天井なので荷物の出し入れもラクチンだし、こうしてみると、その軽快な運動性と同様街中での利用には持ってこいという感じ。ラゲッジルームのトノカバーも頑丈で、少々重いものを乗せても平気なので、普段の買い物で使うなら後ろの方に適当にほうり投げておいても心配はない。 ただしトールボーイスタイルゆえに、タワーパーキングに入れることが出来ないのが残念。なにしろ高さ制限 2m の地下駐車場でも、アンテナが引っ掛かったほど。(あ、内緒ね、これは) 室内のスイッチ類は最近のルノー車同様使い勝手は良好だが、バキバキしたプラスティックの造り込みは相変わらずの安普請。まあ、高いクルマではないからそれも「味」ということで。 |
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 |  |  |  |  | 高速走行中のながめ。 ボンネットの盛り上がりや ワイパーブレードがよく観える(笑) |  |
 |  | シャープなデザインの B767 と 丸っこいカングーの対比 チョイと寄り道してみました。 色の違いがまぶしい |  |
|  |  | 高速はどうよ?
さて、お買い物の後は高速道路でドライブだ。 オトナ3人乗せて往復 100km ほどの短い高速走行を楽しん・・・・。う〜ん。カングーは正直言って高速ツアラーではない。ちょっと早めの法定速度で走るのであればフランス車らしく路面のうねりに同調しながらユラユラと長い周期でピッチング & ローリングをする船のように走るが、追い越し加速の時はやはり全開状態。それでも追い越し車線を抜けてゆく国産車の敵にもなれない。というか、最初からトバす気になるような動力性能を持っているわけではないので、走行中は真ん中か左の車線が定位置。そんな時のカングーは結構にぎやか。タイヤノイズや風きり音で、いかにも高速で走ってます!とアピールしているようだ。 ただし直進安定性は驚くべきものがあり、少々のことで方向を乱すようなだらしなさは皆無。低速では軽いステアリングも高速ではしっとり。わだちも平然と乗り越えるし、風の強い横浜ベイブリッジ上でも不安は一切感じなかった。こんな細いタイヤで大したものだと感心する。 ひとつ気になったのが料金所でのこと。 ボクのセニックにはコインホルダーがついているのだが、カングーにはついていない。高速での料金の支払い時に少々往生した。ちょっとした小物だけれども、やはり無いと不便な気分。 |
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 |  |  |  |  | フォトジェニックとは言えないけれど それなりに様になるカングーのシルエット |  |
 |  | 返す前に、ちょっと名残惜しくなった感じ 長く付きあえばもっといいところが みえてくるんじゃないかと思う。 |  |
|  |  | やっぱり街の中が似合う
さて、三日間という短い間だが、カングーと付きあってみた感想は、ありきたりの結論だが「街中でのユーティリティビーグル」ではないか、という感じだろうか。 とにかく市街地での使い勝手の良さは大したもので、ぷっくら膨らんだボンネットも見切り良く、路肩の駐車などは誰でもスグにピッタリ。軽いステアリングと視界の良さで縦列駐車もラクチン。背の高ささえ気をつければ、室内にオトナ四人を乗せて荷物をたっぷり積んでも余裕があるクルマなんでそうザラには見つからない。 日産のキューブやトヨタのファンカーゴなど、カングーと同じコンセプトのクルマ達と比べても、リアシートに座っただけでもその違いが解る。 普段は街の中で日常的に使い、週末は荷物を詰め込んでツーリング、というごく一般的な市民(笑)のためのまじめなクルマ。カングーはきっとそんなヤツなんだろう。自転車を立てたまま積めるとか、釣り竿そのまま積めるとか、レジャー系にも案外強いし。 見かけよりかなり真面目で便利。実用車なのに貧乏臭くない。ちょいとした遊びもこなして、まあ、カングーって得な性格だこと。 |
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