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tab_star2001/12/24tab_endラテンなクルマ、ラテンな人達
ラック
足回りに不満のある人はココへ
 本で見た憧れのアシ、自分の車に付けたら、ゲゲ、カタ過ぎ〜。大枚はたいたのに、いつも理想と現実のギャップは大きい。どうしよう?
別のダンパー購入は現実的ではない。第一、また期待と違ってたらどうする?
 そんな時はラックへ相談しましょう。愛知県長久手、トヨタ博物館の西、クルマで 5 分。名古屋インターも近い。そこで GTV の BILSTEIN ダンパー減衰力を調整してもらうことにした。

ラック愛知
〒480-1112 愛知県愛知郡長久手町砂子718
TEL:0561-63-0101 FAX:0561-63-3535
e-mail: aichi@luck.co.jp

ラック羽島
〒501-6115 岐阜県羽島郡柳津町丸野3-3-6 カラフルタウン岐阜内
TEL:058-388-7007 FAX058-388-7667
e-mail: hashima@luck.co.jp
文・写真:カズ内山
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カズ内山_プロフィール_写真Sicon_homeカズ内山
[会社員]
中部 VividCar 特派員です。出たばかりの新型 SAAB 9-3 Sport Sedan より、まだ見ぬ OPEL VECTRA GTS 5 Door がどうも気になるこの頃です。オーディオも大好きです。お気軽にメール下さい。
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ラック愛知外観
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MR-S用 el SPORT エンジンストッパー
ラックの歴史

 昨年来、私は悩んでいた。ひいきにしているショップでダンパーを BILSTEIN に交換し、そのショップの丁寧な作業とアライメント調整、得られたアシの切れ味には満足していたが、どこか違和感が拭えず、あまりにきついリヤの突き上げと少なすぎるロール感にはどうしても満足できなかった。AlfaRomeo の味というより、 BILSTEIN の味になっていたと言うのだろうか?
 丁度 GTV オーナーズクラブで、ラックに特注した足回りの評判を聞いたこともあって、今回、以前から知っていた「ラック」にお願いしてみることにした。

 ラックは、代表取締役社長の勝田照夫氏が 1970 年に豊田市に開いたラリーショップがそのルーツで、1982 年に名古屋インター西の名古屋市上社に移り、その後、長久手に引越して現在に至っている。
 勝田氏は、某自動車メーカのレース用車両開発に従事し、趣味としてのモータースポーツラリーがきっかけで全日本ラリーに挑戦、1975 年から WRC(世界ラリー選手権)に参加、以後、英国中心に、10 年間 WRC に挑戦し、ついに 1984 年 日本人初の WRC ラリークラス 1 位を獲得した経歴の持ち主。(ラック HP より)
 そんな訳で、足回りに関しては、もともと勝田氏が惚れ込んだ BILSTEIN を中心に扱っており、もちろん BILSTEIN 正規輸入元である阿部商会の正規販売店である。BILSTEIN の構成部品を使用したダンパーは、ガス式単筒構造を採用することにより、ストラットタイプでは倒立式を採用。ロッドではなく太く剛性の高いインナーダンパー全体がシェルケース内部で横 G を支え、剛性が高くキャンバー変化も少ないという BILSTEIN の特徴はそのままに、あくまでも長年モータースポーツでつちかわれた技術、ノウハウでセッティングを仕上げていく。これをオリジナルブランド: el SPORT(エルシュポルト)として販売している。
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営業の石田さんとセッティング責任者の坂牧チーフ
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分解したBILSTEINダンパー部品の一部
ダンパーのセッティング作業

 作業は、営業の石田氏、セッティング責任者の坂牧チーフ両名による、ヒアリングから始まる。私の希望は、「スプリングはノーマルのまま。街乗り中心。リヤの突き上げを減らし、ロールはもう少し大きく気持ち良く、不安なくコーナリングできる安定性。常用速度域での応答性は現状に劣らないこと。前後のロール感を等しく、ダイアゴナル(対角線)ロールを避ける、発進時のスクォートは少なく。おまけに、走りは GT らしく上品なもの」という、実に欲張ったものだった。
 次に、試乗。ラック愛知の周りには、結構荒れた路面のプチワインディングとでも言える道が有り、ここで操安性と乗り心地が確かめられる。走り始めて開口一番、坂牧氏は、
「うーむ、これはカタいですね〜。仰るとおり、まず、リヤの縮み側減衰力が高すぎます」 更に続けて、
「ロールは少ないんですけど、少なすぎる。スポーツ走行としてはいいのですが、AlfaRomeo の味としては少し違う方向ではないかと。BILSTEIN のキャラクターが前面に出過ぎてますね。以前手がけた TB の記憶が蘇ります」 なるほど。私の希望もその方向であることを確認し、試乗は続く。当たり前のことだが、このオーナーとのコミュニケーションが一番大事だとチーフ。
「結局、お客様は今の足回りに不満が有ってラックに来てくださる。その不満が何かをつかんで、具体的なセッティングに反映するのが自分達の仕事なんです」「ウチは量販をするショップではないので、特に外車の場合、足回りは基本的に一品モノとして納得して満足していただけるモノにしたい。一台一台のクルマの違いやオーナーに合わせたセッティングを仕上げて、オーナーの喜ぶ顔を見るのが嬉しい」と。

 代車のキーを受け取り、GTV と純正ダンパーを預ける。予約さえしておけば、セッティング作業は 3 日ほどで完了する。仕様が決まっていれば、ダンパーのみの送付で、調整も可能だ。その場合も、予約があれば数日で仕上がるとの事なので大安心。
 セッティングの終わったダンパーはクルマに装着され、試走とアライメント調整を受け、完成となる。車高調やフルキットの場合は、ダンパーにスプリングが加わるが、現在ラックでは、信頼性が高く、足回りに関する考え方にも共通な部分が多いという、BESTEX 社のスプリングを使うそうだ。

 受け取りの日、セッティングデータチャートを見ながら説明を受ける。セッティング変更前と変更後データ、ノーマルダンパーのデータを比較しながらわかり易く説明をして頂いた。坂牧チーフぐらいの経験者になると、特性チャートを見ただけで、変更前に乗った時のフィールと合わせ、変更後のフィールがほぼ想像できるという。フロントダンパーは、内部の部品を 1 回換えて少し減衰力を落としただけで満足行く特性が得られたが、リヤダンパーは 3 回組み直してようやく満足行く結果が得られたという。今回の原因は、ダンパーの減衰力が純正の 2 倍以上あったことだった。変更後は純正と比較して、通常ピストンスピードでの伸び側、縮み側はン 10 % 増し(内緒…)だそうだ。
 さて、キーを受け取り、「もし、何か有りましたら、遠慮無くおっしゃってください」という石田さんの見送りを受けてスタートする。駐車場から前面にある道路に出る時点、いや、ほんの少し動かしただけで違いが分かった。前後とも突き上げは減り、最高! 後日、アレーゼ名古屋のメカ氏も絶賛。
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売りはやっぱり BILSTEIN & el SPORT
セッティングの秘密と GTV にベストなダンパー減衰力は?

 後日、関係者以外立ち入り禁止のセッティング室を特別に見せて頂いた。各種テスタや組み付け機が並ぶ。清潔なステンレス製作業台には、セッティング中のインナダンパーが 8 本並び、その壁面には、径の大きさや厚さの異なる数百種のディスクが分類整理されて掛けられている。BILSTEIN は、ピストンバルブの上下貫通孔を塞ぐ形で何種ものディスクが重ねられ、その隙間を通過するオイル量、その時の油圧によるディスク変形と油流量変化で減衰力がコントロールされる仕組みである。減衰力セッティングは、サイズ、厚み、外径の異なるディスクと他備品との組み合せによって行われ、その組み合せがノウハウなのだ。
 セッティングは、ヒアリングと試乗に基づいて、部品の組合せを変えることと、測定、試乗の繰り返しになる。写真撮影は叶わなかったが、テスタと組み付け機がもうワンセット、大型ワゴン車に詰まれ、ラック羽島に置かれているが、これはサーキットやジムカーナ場での実戦におけるセッティング変更やテストに活躍している。

 GTV オーナーズクラブ内での実装例から考えると、
「タイヤサイズや銘柄の違いもフィールには影響するが、フロント減衰力は BILSTEIN そのままか少し下げる、リヤ減衰力は BILSTEIN と純正の間」
この辺りに GTV の操安性と乗り心地の最適点があるのではないだろうか? もちろん GTV に限らず、ラックでは AlfaRomeo SZ、AUDI、MERCEDES など、外国車の経験も豊富なので、ドライビングスタイルとクルマに合わせて対応してくださると思う。
 え?徹底的に乗り心地重視なら、車両メーカ純正でいい? いやいや、純正ダンパーは結構劣化が早いものが多いのです。部品代だって大差ない。きちんと減衰力を発生して長持ち、それが BILSTEIN - el SPORT の持ち味なのです。自信を持ってお勧めします。

 さて気になる料金ですが、ラックでのダンパーに関係するメニューを少しだけ紹介する。ダンパーの状態により、傷んでいて交換する部品が有れば、部品代がこれに加わることと、車両への組み付け工賃は別途見積もりが必要です。
 オーバーホール \ 10,000 / 本
 オーバーホール・セッティング変更 \ 12,000 / 本 (今回はこれ)
 オーバーホール・セッティング・ロッドストローク変更 \ 14,000 / 本
 オーバーホール・セッティング・ロッドストローク・アウターチューブ寸法変更 \ 16,000 / 本
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ALFAROMEO_GTV_M
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ALFAROMEO GTV
前輪駆動車界のトップガン
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ラック
http://www.luck.co.jp/
web ショッピングもあります。
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ラックのファクトリー :
 今も長久手のラック愛知ではあるが、2000 年 11 月には、岐阜県羽島市にオープンしたショッピングモール、カラフルタウン岐阜内に、カスタマイズとモータースポーツの専門店を出店。
 カスタマイズ部門は、モデリスタレインボーモール店、モータースポーツ専門店はラック羽島として出店し、広くニーズに対応している。
セッティングデータチャート :
 通常良く見るデータは、縮みと伸びの折れ線グラフで、これはピストンスピード 0.34 m / sec での単一条件データである。
 重要なのは、ピストンスピードを変えて採ったグラフで、ピストンスピードが高い時の原点(変位ゼロ)からの立ち上がりが良いほど、減衰力はしっかり出るが、突き上げが強く感じられる。また、上下動が消えないのは、ピストンスピードが低い領域での減衰力が出ていないため。
 BILSTEIN が一般にカタいといわれるのは、この減衰力立ち上がりを高くしているセッティングの為で、セッティング次第でどのようにでもできるそうだ。
モデリスタ レインボーモール店(ラック羽島併設) :
 モデリスタ レインボーモール店では、ドレスアップパーツや加工も扱っている。
 例えば、インパネをカーボン調やチタン調にペイントしたい、ドアハンドル部をインパネと同じ質感に仕上げたい。などの希望にも答えてくれる。その他、シート張り替えやメッキグリルなど、かなりのものがカスタマイズ可能である。オリジナルパーツは、el ism ブランドとして展開中である。
 勿論、隣設のラック羽島と同じスタッフが対応してくださるので、足回りやエンジンチューニングとドレスアップを一緒にやりたいという方は、相談してみると良いだろう。
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