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tab_star2001/07/05tab_end元気なハッチバック
ALFA 147 1.6 TS 5 Dr 試乗
ALFA 147 1.6 TS 5 Dr 試乗
2004.3.6 から正規販売が始まる 147 1.6 ツインスパーク。
VividCar.com では 2001年に本国仕様の左ハンドル車の試乗レポートをアップしていました。正規輸入モデルは右ハンドルですが、その走り、楽しさは同じはずです!
2004.3.5 追記【 VividCar 編集部】


1999 年、第 68 回のトリノショーで発表された Alfa 147 は、長らくアルフェスタにとって気になる存在であったに違いない。

基本的には156 のメカニズムをベースに作られたハッチバックであるが、各部の剛性アップや、新技術の投入と相俟って「プレミアムハッチ」を語っても違和感はない。そんな147 も、やっと日本で手に入れることができるようになった。
文 :金子浩久
写真:若林正幸

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金子浩久_プロフィール_写真Sicon_home金子浩久
[自動車評論家]
 ミニ・クーパー S の国際試乗会に招待され、ポルトガルのリスボンに来ている。ノーマルのクーパーも素晴らしいが、クーパー S はもっとスポーティに仕上がっていた。
今日もこれから、カスカイスやエストリル周辺の海岸沿いのワインディングロードを走ってくる。この辺りは、10年以上前にポルトガルグランプリをよく取材に来たところで、いろいろな思い出があって懐かしい
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スポーティーでエレガンスなイメージを
醸し出すフロントビュー
待たれていた日本導入

 アルファ 147 の評判は聞いていた。特にヨーロッパの新型車の、本国での発表・発売から日本導入までのタイムラグがどんどん短くなっていく傾向にあるのに、アルファロメオの小型車、アルファ 147 は 一向に日本に輸入される気配がなかった。
 アルファ 147 は、日本でも人気のアルファ 145 の後継にあたるクルマだから、ファンは一日も早い導入を待っていた。

 ひと足もふた足も速くイタリアでアルファ 147 に乗ってきた知人の証言によると、「いままでのアルファロメから考えられないくらい、すごくいい」のだそうだ。ちょっと興奮していた。

 ちなみにその知人というのは、何台もアルファロメオを乗り継いだアルファロメオ好きで、自動車一般についても高い見識を持っている。そういう人物が「すごくいい」と言うのだから、ぜひとも乗ってみたくなるではないか。たしか、どこかのモーターショーでのアルファ 147 の発表を自分も見ているはずなのに、知人の証言を聞くまでは大して関心のなかった自分でも乗ってみたくなってしまうから、クルマは新装開店のブランドショップやラーメン屋とはワケが違うのである。
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伝統の盾が復活し、存在感も大きくなった
カッコ良さのあくなき追求

 アルファ 147 は遠くから見ても、すぐにそれとわかった。

 ノッペリとしたフロントグリルの中央にタテ長のラジエーターグリルが収められているのが目立っているからだ、楯をモチーフとしたアルファロメオのラジエーターグリルは、その起源を 80 年近く昔までさかのぼる由緒あるものだ。時代とともにカタチが単純化され、なおかつ小型化されていった。だが、アルファ 147 のそれは大いに存在感を高めている。

 さらに近付いていくと、ボディ側面は単純な面ではなく、微妙な凹凸を伴っている。そう、アルファロメオのトップモデル、アルファ 166 ボディ側面のあの凹凸の感じになんとなく似ている。なんとなくだけど。

 リアドアのハンドルのカモフラージュ方法もアルファ 156 と同じだ。ドアハンドルが前後に続いてボディサイドの表情が重ったるくなるのを避けるために、アルファ 147 のリアドアハンドルはCピラーにタテ置きにして、さらにブラックアウトして配置されている。遠くからだとドアハンドルと気付かないように隠しているのだ。スタイリングに対する徹底した姿勢、カッコ良さのあくなき追求ぶりは、さすがにアルファロメオだ。
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1.6 TS 可変吸気バルブ付きエンジンは、
120 ps とは思えないほど力強かった。
新しいスポーティの形

 先を急ごう。
 1.6 リッター 4 気筒エンジンを掛けて走り出す。点火プラグが 1 気筒あたり 2 本付いている「ツインスパーク」エンジンは、レスポンスよく吹き上がる。東京都世田谷区外れの駐車場を出て、ひとつ目の角を曲がった長い登り坂を 1 速と 2 速を 7000 回転のレグリミットまで使って軽々と登り切ってしまった。

 1.6 リッターの 4 気筒エンジンなので、特別にパワフルでトルキーでないのは当たり前だが、吹き上がりの鋭さは実に印象的。実際の馬力数や車両重量とは関係なく、クルマが軽く感じる。身軽な感じはクルマの印象を 1.5 倍は良くする。アルファロメオのようなスポーティイメージを大切にするクルマならばなおさらだ。

 そして、アルファ 147 は他のアルファロメオの例に漏れず乗り心地がソフトだ、「スポーティなクルマ」というと、サスペンションを固めて、車高を落とした姿を想像しがちかもしれないが、アルファロメオのはそれが当てはまらない。車高はまあ普通に、路面からのショックをソフトにソフトに吸収している。加速しながらハンドルを切っていくと、ボディはけっこうロール(左右に傾く)するから、初めて乗る人は拍子抜けしてしまうかもしれないだろう。
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内装の質感も格段に良くなっている
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右はカップホルダーで、左はカードホルダー
こだわりの装備

 高速道路に乗って一路箱根を目指す。周囲のクルマの流れに沿ってしばらく巡航運転する。その間に、あらためてインテリアをチェックした。

 冒頭に紹介した知人が最も驚いていたのが、特にインテリアをはじめとする各部の造りの良さ、仕上げの質の向上ぶりだった。たしかにエアコンやオーディオの操作スイッチ、空気吹き出し口、ウィンカーやワイパー、ヘッドライトなど各種レバーなどがカチカチッと節度を持って動くから小気味よい。

 そういえば、試乗し始めにクルマが発進したときにピーピーピーと何かの警告音がした。何だろうとメーターパネルにあるインジケーターを見ると、どこかが半ドアだった。一度停まって、運転席、助手席を締め直して走り出したが、再び鳴り出した。もう一度確認してみたら、テールゲートだった。

 アルファ 147 より(というよりアルファ 147 がラインナップの一番下だが)上級のアルファ 156 やアルファ 166 などには付いている装備だが、それがアルファロメオのベースともなるアルファ 147 にも付いているとは、以前のアルファ 145 より前の 33 などではなかったことだ。「一番小さなクルマはそれなりの装備と仕上げで構わない」とアルファロメオの設計者が言っているような「見切り」のようなものがあった。

 知人も自分もそこにアルファロメオの新しい姿勢を見た。ベーシック車種でも上級車の装備をどんどん取り入れていく、偏屈なこだわりは捨てる。マーケットは流動し、新しいユーザーは 1 日ごとに生まれてきているのだから、クルマ造りも時代にアップデートしていかなければ・・・。

 勝手にアルファロメオの開発責任者のコメントを想像してしまった。でも、きっとそういう心づもりで実際の開発も行われたのだと思う。

 ダッシュボード中央に並んでいるカード入れとドリンクホルダーを押すと、スーッとスムーズに出てきた。ダンパーが組み込まれている。以前のアルファロメオだったら、カシャーンとスプリングだけでガサツに飛び出てくるだけだったろうに。
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エンジンは、回せば回すほど気持ちよく、楽しさも増す。
それがアルファロメオの官能的なところだ。
ワインディングロード

 空いている箱根ターンパイクにアルファ 147 を放つ。エンジンを全開にすると 1 速 2 速でレッドゾーンの 7000 回転まで一気に吹き上がるのがやはり気持ちいい。同時に猫がノドを鳴らすような排気音もこちらのヤル気を掻き立ててくれる。この気持ちの高ぶりはアルファロメオのすべて共通する強いキャラクターだ。

 ハンドルの切れがスムーズで、左右に向きを変えるタイヤとダイレクトに結ばれているようにすら感じてくる。自分の運転がうまくなったように錯覚するけど、運転自体がとても楽しい。

 ロールする角度は大きいけど、急にグラッと傾かないから怖くない、ジワーッとボディが傾いていく過程が分かりやすい。写真撮影の為に走行を中断しなければ、ワインディングロードをいつまでも走っていたい。

 アルファ 147 は走って楽しいクルマだけど弱点もある。高速道路でもワインディングロードでも、路面の凹凸や突起を乗り越えた時に生じるボディ(特に床)に伝わる振動が一発で収まらない。いつまでもブルブルブルブル細かく揺れている。あまり気持ちの良いものではない。ドイツや日本のライバルたちだったらとっくに処置されているだろう。

 もうひとつ。運転ポジションはハンドルが寝ていて、近くに位置するという典型的なイタリアンタイプだが、ベストポジションまで、簡単に調節できない。調整幅やポイントが広すぎ多すぎだ。

 アルファ 147 は、運転が楽しく、カッコも良く、そしてクオリティが格段に向上した小型車だ。価格を考えると、魅力はさらに増す。試乗したのは 1.6 リッターエンジンと 5 速マニュアルトランスミッション車だったが、 2 リッターエンジンとセレスピード・セミ AT を載せたものがある。そちらに乗っていないが、 1.6 TS は乗って面白い、持ってうれしい小型アルファロメオだ。知人が興奮していた理由がよくわかった。
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ALFAROMEO_147_M
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ALFAROMEO 147
官能エンジンを積む最新プレミアムハッチ
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