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tab_star2001/07/27tab_end元気なハッチバック
ルノー・トゥインゴ クイックシフト 5
ルノー・トゥインゴ クイックシフト 5
 ルノーのラインナップの最底辺をささえるトゥインゴに待望のオートマチックが追加された。オートマチックといっても通常のトランスミッションを自動制御するもので、これにより動力性能と燃費の両立を図ったとされる。街中ではオートマチックはなんといっても便利で、これによりベーシックカーとしての機能性は格段に強化されたと考えられる。
文:武田和宏
写真:若林正幸

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武田和宏_プロフィール_写真Sicon_home武田和宏
[自動車業界人]
イギリス車の魅力を、文化や歴史も合わせてお伝え出来ればと考えています。
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シックなワインカラーのトゥインゴ。
いままでのパステルカラーのものとは少し雰囲気が違う。
最大の変更点はトランスミッション

 ルノーはこのトゥインゴを自社のラインナップのエントリーバージョンとして位置づけ、そこにオートマチックトランスミッションを設定する事で販売のテコ入れを図ろうと考えたようだ。確かにいままでのトゥインゴにはクラッチレスの「イージー」というモデルはあったが、これは通常のシフトパターンを持つ 5 速のマニュアルトランスミッションのクラッチ操作のみを自動化したもので、ギアチェンジにはあくまでもマニュアル操作が必要だった。
 
 今回導入された新しいトランスミッションは、マニュアルでのシーケンシャルシフトができる 5 速のトランスミッションでありながら、完全なオートマチックモードも持つもので、その操作はシフトレバーのボタンを押すだけで切り替えられる。つまり街中でのイージードライブとその気になった時のクイックシフトによるマニュアル操作を両方楽しめるという訳だ。

 変更点はそれだけでなく、タイヤ径の拡大やそれに合わせたブレーキ系の拡大(さらにはフロントはベンチレーテッドに格上げされた)、ABS の標準装備化などの仕様向上が図られた上で価格はほぼ据え置きというバーゲン設定となっている。
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ジョイスティックタイプのシフトレバー。
前へ倒すとシフトアップ、後ろへ引くと
シフトダウンという操作になる。
アクセルを開けたままでも操作可能。
出来の良いオートマチックトランスミッション

 クイックシフトを名乗るからにはシーケンシャルポジションでの走りの楽しさを追求したのかと思いきや、実際に試乗をしてみるとシフトアップはあまりクイックとは言えない。シフトダウンがクイックかつスムーズに行われるのに対して、シフトアップが思いの外時間がかかる。これも慣れの問題で早めのシフトアップをすれば良いのかも知れないが、同社のルーテシアやセニックのオートマチックトランスミッション(DP0)と同様、ちょっとだけ違和感がある。

 これに対してオートマチックモードでは絶対的に大した事の無いトルクのせいかシフトショックも小さく、快適な走りというか、スロットルペダルを思い切り踏みつけて元気良く走る事ができる。試乗コースの途中のレインボウブリッジの上り坂では終始全開で「走ってるぞ!」という感覚がひしひしと伝わってくる。もちろん通常の街中での走行でもオートマチックはやはり有効で、足クルマはやはりこうでなければと思わせるものがある。

 トルクコンバーターを介している訳ではないので、坂道発進ではペダル操作を急ぐかサイドブレーキのアシストが必要になるが、スムーズな変速とマニュアル操作が不要な事を考えれば大した欠点には思えない。この感覚はどこかで体験したものだと思ったら、何のことはない、ハイパー CVT になる前のマーチやキューブの CVT のクルマとまるで同じ感覚なのである。どうもこの辺は両社の奇妙な縁を感じるところである。ちなみに坂道発進では左足でブレーキペダルを押さえながら右足でアクセルを踏んで発進するとスムーズに行ける点も同じである。
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従来はカラーパーツは黄色が多用されていたが、
今回はワインレッドが多用される。
外装色との組み合わせではこれがベストかも知れない。

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用意された箱までカラフル。このままだと
わかりにくいが結構沢山入ってます。



相変わらずのポップでチープシックな感覚

 トゥインゴは 1993 年のデビュー以来、2000 年までの間に 173 万台が生産されたという人気車種である訳だが、日本でのデビューは 1995 年になる。私が初めてこのクルマを見たのは確かこの年のモーターショーだったと思うが、その時にはそのポップなデザインとカラー、バンパーを止めるねじを表から見えたままにしてしまう設計の潔さにびっくりした覚えがある。

 昨年、日産がルノー車の販売に乗り出して改めて話題に上った時も、そのポップでカラフルなクルマの性格は変わっておらず、相変わらずベーシックカーとしての役割を担っている感じはした。ところが、今回の変更では前述したようにタイヤ径は拡大されるし、いままでは明るいパステルカラーが中心だったものを今回はダークなメタリックカラー中心に変更したりシート柄も落ち着いたものに変更したりして、かなりイメージ的な変化が与えられている。

 ただ、作りそのものは変わっていないので、気を使わないチープシックなベーシックカーである事はそのままで、こういうクルマを日常、細かい事は気にせず、ガンガンと使い倒すというのが本来のあり方なんだろうと思う。撮影場所に指定されたところに行ってみるとスタッフが待機していて、後席を倒した時の広さを確認する為の箱を用意してくれていた。写真を見ていただければおわかりのように結構な荷室が確保できる。通常はダブルフォールディングという凝った機構を使うところも、バンよろしく後席前端を軸に背もたれと座面をヘッドレストもはずさずに前に倒してしまうという大技を見せる。その際には跳ね上げた後席を前席のヘッドレストに引っかけて固定するゴムバンドが用意されるという小技もわきまえているところが、実用車として長年作られてきた習熟を感じるところである。
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相変わらずのファニーフェイス
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びっしりと臓物の詰まったエンジンルーム。
これでは右ハンドルは無理だろう。
ちょっと違ったものをお探しの方にお薦め

 試乗の後にルノージャポンのマーケティングダイレクターとお話をする機会を得た。彼は我々に向かって VW のルポには乗ったかという質問をしてきた。確かにセグメントとしては同じ部類に属するかもしれないが私が見る限りでは両者を天秤に掛けて選択に悩むお客様はいないと思う。このクルマの良さは他のモデルと比べてどうこうというモノでは無いと思うからだ。

 このクルマはその存在そのものがすでにユニークでこの個性が気に入った人は買うし、そうでない人にはただの古くさいクルマにしか見えないはずだ。でも今の世の中、なんでもグローバルスタンダードとかで似たようなクルマばかりが多くてつまらないとお考えの皆様も多いと思う。そのような人達にはせっかく輸入車に乗るのだからちょっと違ったものに乗りたいとお考えだろう。そういう人達の期待は裏切らないと思う。

 エアコンもついているし、オートマチックトランスミッションもついたし、ついでにオーディオは CD 付きに格上げされた。大人にはちょっとと思われた内外装も改善されたし、実用上の機能には何の不足も無い。後は右ハンドルがあればとも思うが、これはもう望まない事にしよう。このエンジンルームを見れば右ハンドルへの改造は不可能だという説明が説得力を持っているから。
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RENAULT_Twingo_M
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RENAULT Twingo
 日本に導入されてからすでに 6 年が経つモデルではあるが、そのポップなデザインに落ち着いたメタリックカラーが塗られ、待望のオートマチックトランスミッションが与えられた。
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ルノージャポンのホームページ
http://www.renault.jp/
ルノー車の製品情報や販売店に関する情報はこちらから
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もう高いなんて言わせない
ここで取り上げたのは一つ上のいわゆる B セグメントのクルマだが、ここがこの価格になっているので、その下のトゥインゴのクラスはさらにお買い得。風船 4 つに ABS が標準でなんと 149 万円なんだからマーチやビッツと変わらないでしょ。
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