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tab_star2001/09/26tab_end元気なハッチバック
ルノールーテシア 1.4 RXT
通勤快足!
 通勤快足という名前の靴下がどこかの商品名としてあったような記憶がある。大変良くできたネーミングだなあとその時は感心した覚えがある。長く会社勤めをして通勤というものを繰り返していると、なんとかこの時間を充実したものに出来ないだろうかと考える事がある。
 Walkman に始まる音楽再生機の進歩に伴い電車の通勤ではかなりいろいろなエンターテインメントが楽しめる様にはなっているが、クルマの場合は運転という作業があるだけにあまり気を散らす訳にはいかない。さてではその時間をどうやって使おうか。
 たかが会社の行き帰りと思う無かれ。結局一番長くクルマを使うのはこの時間なんだから。
記事:武田和宏
写真:若林正幸

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武田和宏_プロフィール_写真Sicon_home武田和宏
[自動車業界人]
イギリス車の魅力を、文化や歴史も合わせてお伝え出来ればと考えています。
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一部の装備を簡略化されているが、
必要なものはちゃんと装備されている。
ビジネスマンズエキスプレス

 ビジネスマンズエキスプレスという表現は良くポルシェに対して用いられる言葉で、限られた時間の中で仕事をするビジネスマンが移動時間を節約する為に高速巡航能力が高く、操縦性の高さが安全性に繋がるという理屈でこう表現される。ただ、日本では移動時間を高速巡航で節約しようとするとそこには法律の壁があって、違法行為となってしまう可能性が高い。

 一方日本のビジネスマンが一番多くクルマを使う場面は何と言っても通勤だろう。今回、ルーテシアを借りて数日間、通勤に使ってみたがこれが最高の通勤クルマである事が良く分かった。通勤クルマは「所詮通勤だから動けば良いのさ」と考える事もあるにはあるが、朝、気合いを入れて会社まで行く。渋滞を我慢しながらたまに前が空けば思い切りアクセルを踏み込んで短い加速を楽しむ。夜、疲れた体をシートにもたせかけて音楽でも聴きながらゆったりと走る。
 こういった様々な場面で通勤クルマとしてはその存在は主張しないものの、アクセルを踏み込んだ時のレスポンスや思った通りに動いてくれる操縦性等のクルマとしての基本部分がしっかりと出来ている必要がある。存在を主張しない代わりに手応えが無かったり、操縦性は抜群だけど常にクルマが自分を主張していたりというのでは通勤には向かないのである。

 たかだか通勤に何を長話をしているのかと思われるかもしれないが、皆さんも通勤時間を大事にしようと思えばここにこそクルマの選択に凝って欲しいと思うのである。これこそが渋滞を我慢して電車でなく、クルマで通勤する価値なのだから。
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走りも軽快そのもの。高速巡航も問題ない。
走りは従来の RXE と基本的に同じ。

 さてクルマの話しだが、このルーテシア RXT は従来の 1.6 L の RXE に対して、エンジンを新型のツインカムの 1.4 L に換装して、アルミホイールなどの一部装備を簡略化したものである。クルマの作りは 1.6 L の RXE と変わりが無いので、アルミホイールが欲しかったり、トルク重視の方は従来の 1.6 L をお薦めする。今なら両方のグレードが平行して販売されているので、お好みで選べるとの事。

 ルノーのクルマの事を書く時はいつも何とかの一つ覚えのようにシートの事になるが、これはそれだけデキが良いからで、面圧分布というかどこかが強く、どこかが弱くシートに乗っているという事が無く、均一に体がシートに支えられている。また張りの堅いシートでは無い為、疲れた時に少し姿勢を崩しても乗りやすいという良さもある。
 エンジンもこの新型は静かで、さすがに大排気量のマルチシリンダーのようでは無いが、高回転まで回さなければエンジン音が自己主張をするという事も無く、各部の操作も軽過ぎず重すぎずちょうど良いという感じで、日常の使い勝手はとても良い。
 それでいながら走りはかなり骨太で、そ の気になって飛ばしても破綻をきたすような事は無く、高い操縦性を楽しむ事もでき る。もちろん排気量は小さくても高速巡航は得意種目である。

 ただ、後席はお世辞にも広いとは言い難く、最近のビータやポロと言ったドイツ製の謹厳実直なライバルとは戦いにならないかも知れないが、前席だけであれば何の問題も無く快適な時間が過ごせる。もちろん通常の後席の住人はまだ小さなお子様だという事であればこれは全く問題にはならない。後席の窓がパワーウィンドで無いというのもこういう場合は良い事かも知れない。
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太いタイヤでグリップを稼いでいない分、
コーナリングで破綻することがない。
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小さいエンジンを目一杯回す気持ちよさが味わえる。
これこそがラテンのクルマの本領というところだ。
存在の軽さ

 冒頭に通勤快速と書いたが、なにも快速なのは通勤だけではない。山へ持ち込んでもその操縦性に破綻を来すような事はなく、サポートの良いシートに身を任せ、ちょっと重めのステアリングと踏め踏めとせかすようなトランスミッションのお陰で楽しいドライビングが出来る。また足回りもこういう場面では絶妙のセッティングがされており、「太いタイヤで地面を捉えて離さない」というセッティングでは無く、グリップの限界が来たらスライドをさせて自然とニュートラルステアになるように躾られている。
 エンジンパワーは大した事は無いので、いわゆるホットハッチという仲間には入れないが、気持ちの良いペースで山道を駆け抜ける事はできる。この辺が自らの存在を強烈に主張しないという意味で、ちょうど良い存在の軽さがあり、ドライバーは主役は自分なんだと思える。
 毎日、長いこと付き合うクルマにはこういう空気のような軽さが必要なのかも知れない。

 この B セグメントと言われるいわゆるベーシックカーの仲間は、簡素な装備というのが通例ではあったが、最近はどうも風向きが変わって来た。最近登場したドイツ製のライバルは 4 個のエアバッグと CD / MD 付きのオーディオを備えていたし、同じフランス製のライバルは金属製の屋根が開いたり閉まったりする。
 もちろんこのルーテシアもエアバッグは 4 個付いているし、オーディオも CD 付きに進化した。 ABS も標準装備だし、リモコン機能付きの集中ドアロックだってついている。一頃の欧州製のベーシックカーと比べれば隔世の感がある。日本製のライバルに比べるとナビやオーディオの拡張性は無いものの、普通に使うのには十分と思われる装備がついている。

 こういうのが毎日付き合う上でちょうど良い頃合いというものだと思う。ビジネスマンズエキスプレスというと恰好良すぎるのでサラリーマンズエキスプレスとでも言う事にしようか。通勤快足じゃ靴下になっちゃうけど、通勤快速ならいいか。
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RENAULT_Lutecia_M
data
RENAULT Lutecia
同クラス世界一、といってもいい
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ルノージャポンのホームページ
http://www.renault.jp/
ルノー車に関するお問い合わせ、カタログご希望の方はルノーコールへ
0120-706-365または03-54013157
(24時間365日受け付け)
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