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tab_star2001/09/19tab_endアルファロメオ
クルマは「ピッコロ」がベストチョイス!?
アルファもフェラーリも、気持ち良さで選ぶのが正解!!
 久々に自動車ファンを喜ばせる(であろう)新型車が登場した。アルファロメオの「アルファ 147」だ。ボディのサイズといい、デザインといい、まさにアルファロメオの真髄を、さらに趣味としてのクルマの真髄をも極めたニューモデルだ。
 ただ、残念なことに、今ひとつ喜び切れないニュースがある。それは、ラインアップ。エンジンのグレードが1つしかないのだ。それも、トップレンジの 2,000cc のみ。内装もエンジンも豪華だけれども、ボディはエコノミークラスであることを忘れてはいけない。だから、価格だけファーストクラスになってしまうのだ。
 このアルファ 147 に、すでに触手を動かしている人も多いことだろう。アルファ 156 は、空前の大ヒットだったらしく、日本でもかなりの台数が走っている。そのアンダーレンジ(すなわち、より安い)となるアルファ 147 は、さらに大きなヒットになると予想されている。何しろ、どちらも AT (オートマ)モデルがあるのだから。そこで、今秋の発売予定を迎える前に、冷静にクルマ選びを考えてみたい、というテーマで話を進めていく。
文章:下地孝雄
写真:若林正幸

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アルファもフェラーリも、気持ち良さで選ぶのが正解!!page1サマリー情報_サムネール
クルマは「ピッコロ」がベストチョイス!? -2-page2サマリー情報_サムネール
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下地孝雄_プロフィール_写真Sicon_home下地孝雄
[会社員]
 本誌編集長との目に見えない運命の赤い糸で結ばれたご縁で、記事を執筆させていただくことになりました。プロの評論家ではなく、お金を題して買うことを前提としたユーザーの視点から、様々なテーマをいっしょに検討していきたいと思っています。ぜひ、気軽にご意見ください。ところで、記事では「小さくてぶん回せるエンジンで、小柄なボディのクルマがいい」などと薦めておきながら、最終型( 1991 年型)テスタロッサか 512 TR に憧れている今日このごろ。やはり、 12 気筒ミッドシップ・スーパーカーは、永遠の夢ですかね?
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147 はムゼオでも注目されていて、日本投入モデルと
価格が発表された。
投入モデルは 3 ドア、 5 ドア共に 2.0 L の RHD セレスピードだ。
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壇上に置かれた 147 2.0L 5 ドア セレスピード。
295 万円也・・・
ガイシャ偏見を捨ててアルファロメオを見れば、アルファ 147 はべらぼうに高い!!

 日本における「ガイシャ」の流通量が増加した現在では、その輸入ルートが整備され、どんなクルマもタイムラグなしに(場合によっては本国よりも早く?)市場に出回るようになった。また、流通する情報が充実したこともあり、ガイシャの存在が身近にもなった。とはいえ、まだまだ日本においてガイシャは特別な存在だ。ガイシャに対する過去のイメージ、例えば高価、維持費が高い、壊れやすい……などは依然根強く残っており、「ガイシャはディーラーで買うもの」が未だ常識とされている。
 まあ、ガイシャをディーラーで買うか並行輸入物を買うかは、その人の価値観によるものだから俎上にのせる必要はないが、価格に関しては議論の余地がある。先日正式輸入販売が発表されたアルファロメオのアルファ 147 、その車輌価格は、3 ドアが 285 万円、5 ドアが 295 万円(いずれも東京地区車輌本体希望価格)だ。
 正式輸入されるグレードは、 156 や 145 にも搭載される 2,000 ccのツインスパーク(2.0 TS)のみ、トランスミッションはセレスピードのみとなる。言うまでもなく、アルファ147の最上位モデル、しかも最も高価なモデルのみが輸入されるわけだ。
 さて、 2,000cc という排気量はいいとして、価格を考えてみたい。ボディサイズは、全長 4.17 メートルだから、まあトヨタのカローラスパシオくらい。あちらのハイグレードは 1,800cc 、 4WD だが、最も高いグレードでも 200 万円程度。
 排気量が 2,000cc のトヨタ・アツテッツァは、車格的には言わば日本版アルファ 156 だろう。だが、価格は最上位グレードである RS200 L エディションの AT モデルで 281 万円。パワーは、 AT モデルで 200ps 、 6MT モデルで 210ps だから、どちらがよりスポーティーであるかは言うまでもない。はっきり言って、アルファ 147 は高すぎる。ルノーのクリオ RS 2.0 ですら、あと 30 万円は安い。しかも、あちらの方がパワフル。それなのに、アルファロメオの方がいいという人は少なくない。いや、むしろ多い。それはなぜか。
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1.6L 5 ドア MT 。いわゆる「足」モデル。
一番本来の味があるように思うグレードだ。
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量産車アルファの最初のモデル「1900 シリーズ」
写真はクーペ 1900 スーパースプリント
高いお金は「味に払っている!?さて、アルファの味とは・・・?

 確かに、アルファロメオは、日本では高級車である。しかし、本国では決して雲上ブランドではないから、そんなに高いわけがない。特にアルファ 147 は、ボディサイズから見れば、イタリアの人が足として使うクルマだ。あちらの「足」という理解は、日本のそれとは大きく異なり、本当に「足」なのだ。
 クルマは、かの地の人たちの生活のパートナーであり、コモディティ(日用品)なのだ。そして、アルファ 147 は、まさにそれをターゲットとしている。だから、アルファ 147 のようなコンパクトボディに、アッパーグレードである 156 と同じ 2.0TS を搭載すること自体、非日常的なのだ。本国で非日常的な商品が、本来の「味」を持っているはずもない。
 この“味”こそ、ガイシャには重要な“装備”である。わざわざ国産車の5割増、10割増の価格を支払ってでもガイシャを求める動機とは、日本車にはない「味」を求めることにあるからだ。この「味」が意味するものは、イメージであったり雰囲気であったら、ほかとは違う存在感をアピールする優越感であったりと、すべて形而上のものだ。特に大きいのは、そのブランドに抱くイメージ。次に重要なのは、そのイメージが実感できるかどうか。
 これらをアルファ 147 に置き換えると、アルファロメオというブランドに対するイメージと、そのイメージがクルマのエクステリアおよびインテリアのデザイン、そして機能から実感できるか、そして走行中に体感できるか、つまり性能を備えているかということになる。

 アルファロメオのブランドイメージとは・・・イタリア、情熱、スポーティ、斬新なデザイン、先鋭的なデザインのクルマに乗っていることによって得られるであろう、社会的ステータス・・・というところか。どれもポジティブなイメージだが、「イタ車=壊れる」というネガティブなイメージも、アルファロメオにはある。だが、クルマ好きではない人でも、アルファロメオに対するイメージは、決して悪くはない。一般的には、「お洒落」という言葉が当てはめられるくらいなのだから。
 さて、クルマ好きがアルファロメオに抱くイメージのトップは何だろう。やはり、「スポーティーな走り」ではないだろうか。事実、アルファロメオの歴史には、常にレースでの勝利があった。特に戦前(第二次世界大戦以前)のアルファは、当時のメジャーレースで数々の栄光を手にしている。
 そして、アルファロメオという企業は、極わずかな顧客に向けてスポーツカーを少量だけ生産する自動車メーカーであった。「アルフィスタ」は、恵まれた特定の人たちを指す言葉であったわけだ。だが、戦後のアルファロメオは、企業としてのあり方を大きく変えた。量産車メーカーとして存続する道を選んだのだ。

 量産車メーカーとなったアルファロメオの最初のモデルが、「1900 シリーズ」である。1900 シリーズには、 1,884cc(1,900cc) の水冷直列 4 気筒エンジンが搭載された。発表は、 1950 年のことである。戦前のアルファロメオは、直列 6 気筒の「6C シリーズ」がメインで、その上位に直列8気筒の「8C シリーズ」があった。しかも、戦前より市販車に DOHC エンジンを搭載していたのだ。さらに、モデルによっては、スーパーチャージャーまで装備していた。
 このスポーツカーを極めたクルマを商品として扱っていた自動車メーカーは、戦後に量産車メーカーとなっても、やはりスポーツカーであり続けたのだ。考えても見て欲しい、日本車で「ツインカム」が常識となったのは、いつのことだろう。ほんの数年前ではないだろうか。ほんの数年前までは、 DOHC エンジンを装備していることが、スポーティーモデルの証しであり、セールスポイントとしてカタログのコピーに謳われていたのだから。それをアルファロメオは、 1950 年にすでに確立していたのだ。量産車である 1900 シリーズにも、 DOHC エンジンしか用意していなかったのだから。
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147 の 1.6 L エンジン。
伝統の直 4 DOHC ツインスパークだ。
アルファロメオのキャラクター。それは直列 4 気筒 DOHC エンジン

 確かに、 1900 シリーズでは、量産商品としてコストを意識した取り組みが見られる。 4 気筒エンジンを採用したのも、その一つだ。コストを抑えることで車輌価格を下げ、販売台数を増やして量産を維持していく。もちろん、利益を確保しながら。だが、それでもアルファロメオは、スポーツカーメーカーの称号を頑なに守りたかったのだろう。量産車を謳った 1900 シリーズにも、 DOHC エンジンを採用したのだから。
 その後のアルファロメオは、 4 気筒 DOHC エンジンがキャラクターとなり、しばらくの間ほかのエンジン形式、例えば直列 6 気筒、 V6 および V8 は、傍流と言っても過言ではない存在でしかなかった。この黄金期は、 1979 年のアルファ 6(セイ)や、 1980 年のアルフェッタ GTV6/2.5 の登場まで続く。もっと正確に言えば、今も続いている。なにしろ、アルファロメオの主流エンジンは、未だ4気筒だからだ。 V6 エンジンが身近になったのは、 164 (日本では V6 のみ)や 155 の V6 モデルあたりではないだろうか。
 1999 年に創立 90 周年を迎えたアルファロメオだが、その歴史の半分を直列 4 気筒 DOHC エンジンが支えたと言える。そして今後も、アルファロメオの真のキャラクターは、直列 4 気筒 DOHC エンジン、それもツインスパークが担うことだろう。だが、 2,000cc ではないことは今も、そしてこれからも変わらない・・・と付け加えておきたい。なぜなら、 2,000 cc のエンジンは、アルファロメオのブランドイメージであるスポーティーを体感はもちろん、一縷の実感もできないからだ。ここに、アルファロメオのベストチョイス、そしてクルマ選びの真髄が隠されているのだ。
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