 |  |  | | | Driving the Dream | | 夢をドライブする |  | | 車への興味と、食品業界でのビジネスの成功によって、彼は、他の人たちが、世界でもっともエキサイティングでプレステージの高い車を運転するという夢を実現させるお手伝いをすることが出来た。 |  | 記事・写真:スー・スキナー
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|  |  |  |  |  |  | スー・スキナー [ジャーナリスト/英国在住] |  |  |  | | 私の夢はフェラーリを所有することでした。1988 年に私は 308 GTB QV を 4 年落ちで手に入れました。そしてもっと車のことを知り、他のオーナー達にも会いたいと思い、フェラーリオーナーズクラブに入会。以来、何百回もイベントに参加し、クラブでの活動を楽しんでいます。1994 年に、英国フェラーリオーナーズクラブの運営委員会に参加。委員会に女性のメンバーが入るのは初めてであり、現在に至っても私が唯一の女性の運営委員です。 |  |
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 |  |  | あたらしい試み
マリオ・バッドウイッグは昔からずっとクラシックカーが好きで、新しい車ではなく、いつもクラシックカーを所有し、乗っていた。彼は昔から企業家で、最初の会社である小さな食品製造業の会社を設立したのは大学生の時で、経済、会計の勉強をしていたときだったという。その会社は卒業と同時に売却し、彼は会計士として仕事を始めた。しかしながら数ヶ月後、誰かのために働くよりも、自分が経営者になるほうが向いていることに気がつく。アメリカで焼きたてのクッキーに人気があるのに目を付けたマリオは、それがヨーロッパや英国でも売れるかやってみようと決意する。それが 1985 年のことで、その 10 年後、ミリーズ・クッキーはヨーロッパ最大のクッキーの会社となり、英国にクッキーを販売する店舗を 100 店も展開するまでになった。その頃にはマリオは経営をマネージャーにまかせ、他にやるべきことを探し始めていた。そして次に設立したのがこのベスポークス・クラシック・カンパニーである。
マリオの最初のアイディアは、契約制のハイヤーとして車を貸し出すというものだった。日常的にクラシックカーを貸し出している会社がなかったからだ。このアイディアは見事に当たり、様々なビジネスの人たちが 3 ヶ月から 6 ヶ月という単位で車を借りた。多くはデザイナー、 PR コンサルタント、マネージャーや重役の人たちだった。自分の理想とするライフスタイルやデザイン基準を反映させるために通常の新しい車とはちょっと違ったもの求めている人たちである。次第にマリオの車は増え、 45 台(そのほとんどがポルシェだった)ほどになる。しかし、車の貸出料金が安すぎたため、十分な収益がなく、このビジネスを経営するのが苦しくなってしまう。
また、マリオのもとには、ウェディングや他のイベントへの貸し出しや、ジャガーや他のクラシックカーを自分で運転したいのでレンタルしたいという要望も舞い込むようになる。ということで、この 4 年ほど、ベスポークスは、皆の夢の車をレンタカーとして貸し出している。フェラーリ、アストン・マーチン、ジャガー E - type 、ロータス・エランなどがもっとも人気がある。やはり自分では手が届かない車に人気が集中する。ベスポークスは顧客がそのような車を少しの間運転するスリルを提供しているのである。すべての車はベスポークス社が所有しており、今ではベスポークスとマリオで約 60 台を所有し、年に 10 〜 12 台づつ追加購入している。それによって、この写真にあるアストン・マーチンやディーノのようなクラシックカーから、最新の TVR 、ロータス、フェラーリ 360 まで、ほとんどの人たちの夢の車がラインアップされている。 |
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 |  |  |  |  | ベスポークスの工場で点検を受けるディーノ。 手前にはアストン・マーチンがある。 |  |
|  |  | インターネットでの予約を推奨
人々が望むクルマを選ぶことも重要であるけれど、そのクルマを最高の状態にメンテナンスし、顧客が運転するときに故障したりして楽しみが半減することなく、最高のコンディションの車を楽しめるようにすることもとても重要なことだ。ベスポークスはエンジンをリビルドし、クリーニングするなどのメンテナンス作業も自分たちで行っている。それによって、すべての車のコンディションをコントロールできるからである。ここで車をレンタルするには、 25 歳以上で、大きな違反をしていないことが条件になる。(ちょっとしたスピード違反くらいなら大丈夫)そしてレンタルする車には通常、 2 人が運転できる保険がついてくる。顧客はたいていは分別があり、今までで大きな事故は 3 , 4 回くらいだという。それも路面状態の悪いところで無理をしたことが原因だそうだ。ちょっとした事故は、故意ではなく、その車に対する知識が欠けていたために起こるという。
マリオの事務所の壁には顧客からのお礼状が数多く張られている。このように感謝されるとつらい仕事も報われる。会社自体も宣伝はしているが、取引の 40 パーセントは紹介によるものだという、結婚式で運転手付きのフェラーリを借りたのが嬉しくて、その後も夫婦で誕生日や記念日に自分たちで運転する車を借りるというパターンが多いという。ベスポークスのビジネスの 60 パーセントがウェブサイト経由だということで、マリオもウェブサイトをシンプルに、アクセスしやすいものにする努力をしている。彼らも顧客には紙で情報を送るよりも、インターネットで予約をする方を推奨している。 彼らの経験では、顧客の 80 パーセントがネットに接続できる環境におり、海外ではそれ以上の割合でインターネットによる問い合わせが入ってくるという。 |
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 |  |  |  |  | シルバーストーンサーキットでの ベスポークスのフェラーリ 4 台 |  |
|  |  | ベスポーク主催のイベント
2 年前、ベスポークスは英国の高級ホテルでの宿泊付きのツアーを始めた。この部分のビジネスはまだそれほど大きくはないが、車の需要の一助にはなっている。いいホテルでの短期宿泊は 200 ポンドからあるが、高級ホテルに泊まるスコットランドツアーとなると 7,000 ポンドから 8,000 ポンドもかかる。これらのツアーは外国人旅行客に人気のようだ。顧客は英国の南や、アメリカ、ヨーロッパもしくはさらに遠くの国からエジンバラやグラスゴーの空港に降り立つ。ベスポークスのスタッフが空港で待ち受けて、好みの車とツアーの日程表を渡すという仕組みである。英国のどの場所を回るかにもよるが、ツアーはたいてい 500 キロから 650 キロを走る。スコットランドのツアーだと美しい田舎道を素晴らしいホテルに泊まりながら、 1,100 キロから 1,300 キロ走破することになる。
ベスポークスで車を借りる人は様々である。一年間一生懸命お金を貯めてそのお金で週末に高級車をレンタルする人もいれば、アストン・マーチンやフェラーリで最高級のホテルに泊まりながらスコットランドツアーをしてもかかるお金を一切気にしない人もいる。顧客は皆、その車が好きだから運転したいと思っている。一度クラシックカーを運転してみたらすごく楽しかったので、今度はもっと長い期間借りたり、他のモデルに乗ってみたりする。 ベスポークスはそういう車体験を出来るだけ楽しんでもらおうと、いろいろと車を使ったイベントを企画している。人々に夢の車を運転する機会を与えるだけでなく、ゴルフツアーや、魚釣り、グルメ料理を楽しむイベントなどを開催しており、好みに応じて参加できるようになっている。
去年からベスポークスはサーキットでの走行会を開催している。これについては、今後掲載したいと思う。 |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | クルマ、持ってきて! ロスでレンタカーを借りて、ダイナミックな旅を実現してみよう。まずはクルマを借りるテクニックから。
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