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tab_star2002/06/04tab_endライトウェイトスポーツの真髄
ロータス 7
車と音楽
 ラジオとエアコンはいつから車の必需品になったのだろうか。僕が最初に買った(買ってもらった)トレノにはエアコンはオプションであったがラジオはついていた。
 ラジオもエアコンもない車に出会ったのはここアメリカに来てからだった。アウトドアに染まっている頃に中古で購入した 1981 年式のボルクス・ワーゲンのキャンパー、 Westfalia Vanagon がそうだった。 AM ラジオすらついてなく、後部についていたエアコンはアフターマーケットのもので純正品ではく、ちょっとは冷たい風が出たけど効きは芳しくなかったのを覚えている。

 久々にラジオとエアコンのない車に出会った。それらをまったく必要としない車である。
文・写真:Koichiro Hayashi
取材協力:Mr. Yashi

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林 幸一郎_プロフィール_写真Sicon_home林幸一郎
[カメラマン(米国在住)]
 新車発表のたびに書き換えられ、向上する運動性能。そんなハイ・スペックな車たちが日々、ストリートにデビューしています。そのような状況のなかからオーナーが選んだ一台は、きっとスペックシートには表れることのないわずかな差や違いが購入の決め手になっているのだと思っています。それぞれの車が持つプラス・アルファな部分、車の持つ個性についてレポートしていきたいと思っています。
 また、個性を持った古い車を大切にしながらカー・ライフを楽しんでいるそんなオーナーとその自慢の車も紹介したいと考えています。
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「走り」を追求したストイックなインパネ
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つい手をかけたくなるようなシンプルな構造
車の原点がここに

 僕らが普通にイメージする車というよりも 2 人乗りのカートがそこにあった。走るための車で、ただ A 地点から B 地点へ移動するためのものではない。4 インチ( 12 ミリ)しかない僅かな車高はほんの小さな段差でも注意を必要とする。ドライビング・ポジションからハンドルの大きさやシフトの位置など現在の車とは随分と異なっている。
 エンジンルームは余分なものがないぶん作業できるだけのスペース(いろんな意味で)があり簡単な調整は自分でするという特別な時間をも楽しめるそんな贅沢な車だ。革張りシートや豪華なオーディオシステムという贅沢さとは性格を異にする贅沢な時間とドライビング感覚を与えてくれる。ガレージには交換予定のラジエーター・ファンが用意されていて夏までには交換するそうだ。

 ケーターハムにライセンスが譲渡される以前の 1967 年製のロータス 7 だが 1968 年のエンジンを積んでいる。セブンの数だけ歴史があるようにこの 7 にも歴史があるようだ。オリジナルの 1,600 cc DOHC を 1,800 cc にボアアップした心臓は 175 馬力を捻り出す。購入した 1974 年当時はスーパーチャージャー付きで 225 馬力を出すモンスターマシーンだったそうだがちょっと想像すると怖いものがある。

 シリコンバレーの中心地パロアルトに「ジム・ルーカス・ロータス」というディーラーがあり(現在はない)そこでレース用に作られたマシーンの一台であった。
 サンフランシスコから近いラグナ・セカやシアーズ・ポイントのサーキットを走ったり、町中を走ったのも 1970 年代まで。1980 年になってからは排ガス規制によりライセンスプレートをもらえなくなり公道を走れなくなってしまった。たまにはサーキットを走ったもののやがてはガレージの片隅に置かれてしまった時もあった。
 1987 年になりロータスに詳しいガレージとの出会いもありスーパーチャージャーを外し、イタリアのデロート製 40ミリのキャブにディチューンしてやっと排ガス規制をクリア、1989 年にライセンスが取れ公道にカムバックできたという。
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突き上げるような加速感が気持ちイイ
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まるでオートバイ並みの体感速度がヤミツキに
試乗

 クラッチは想像していたよりも軽かったが、かなり重い部類に入ると思う。ギヤの設定はクロスミッションのようで普段の運転は楽だ。
 パワーは 3,200 rpm ぐらいからでタコメーターの回転とともに加速していくのを体感できる。レッドゾーンの表示は 5,500 rpm になっているが本当は 8,000 rpm ぐらいまで OK だそうだが今は 6,000 rpm ぐらいにメカニカルで設定してある。6,000 rpm 近くで二速から三速、三速から四速へちょっと荒く繋ぐと EagleVR 60 205 / 60 VR 13 の後輪がスピンしてしまい車体を激しく揺すってしまう。恐ろしいほどの加速感は二輪車と同じような感じでエンジンの吹け上がりも最高だった。
 ただ足下がかなり狭くバスケット・シューズでは当たってしまいうまくペダルが操作できない。ペダルレイアウトは靴と靴が当たってしまうほど狭く、途中から裸足で運転しなければいけなかったほどです。ハンドルは重かったがあまり遊びはなく切れば曲がるそんな感じだった。

 車の加速感もさることながら車高は低く身体むき出しで本当に地面を感じながら走るあの感覚はただのオープンカーとはひと味もふた味も違うものだった。それは BMW Z 3 やマツダの MIATA(ユーノス・ロードスター)に乗ったときに感じる他の車との車高感覚よりもさらに低く、もっと小さいからだろう。フリーウェイで伴走するミニバンがバスやトラックのように感じてしまうほどで、オーナーも言っていたが車高が低いためほかの車の死角に入ってしまい認識してもらえず怖い思いをすることがあるそうでその気持ちがよくわかった。
 「加速とハンドリング。ロータスに乗ったらロータスを手放せなかった」と言ったオーナーの言葉が良くわかった贅沢な時間を過ごせる車である。
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この先また何台のクルマに出会うのだろう
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オーナーの車歴

 18 才で免許を取ってからだるまのオースティン、三菱コルト、ホンダ S 800 でアメリカに渡米。MG ミジェット、トライアンフ GT 6 、アルファ ベローチ、ロータス ヨーロッパ、ロータス 7 、ポルシェ 911、ポルシェ 924、ポルシェ 944、ポルシェ 928、ポルシェ 928 S、ポルシェ 993、初めてのオートマとなる現在所用のポルシェ 993 ティピトロ。
 そのほか奥様用にカローラ、Datsun 510、スバルレオーネ 4 WD、アウディ キャビオレ(オープンカー)、アウディ A 6、アウディ A 4、BMW M 3。
 Yashi さんは日本人で、現在は 50 代後半で 30 年以上のベテランドライバー。職業は広告デザイナーでサンフランシスコに事務所を構えている。
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